更新日:2025年4月9日
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津久井やまゆり園事件再発防止対策・再生本部会議を開催しました。
平成29年8月24日に第8回会議を開催し、「津久井やまゆり園再生基本構想(案)」を決定した。
また、県議会に報告し、ご議論いただいた上で「基本構想」を策定することとした。
平成29年1月27日に第7回会議を開催し、津久井やまゆり園再生基本構想策定に向けた今後の進め方について意見交換した。
平成28年11月25日に第6回会議を開催し、津久井やまゆり園事件検証委員会の石渡委員長から、検証報告書[PDFファイル/211KB]が知事に提出された。その後、報告書を受けての今後の県としての対応を検討した。また、津久井やまゆり園建替え期間中の利用者の仮居住先について報告した。
[再発防止対策について]
[利用者の仮居住先について]
平成28年9月23日に第5回会議を開催し、園の再生に向けた大きな方向性について意見交換した。
これまでの議論の結果を踏まえ、津久井やまゆり園事件再発防止対策・再生本部として、園の再生に向けた大きな方向性を、『全面的な建替え』とすることを決定する。
平成28年9月15日に第4回会議を開催し、これまでに指示のあった事項について、現時点での対応状況等を確認するとともに、今後の対策の進め方について意見交換した。
これらの取組みにあたり、予算措置が必要となる場合には、流用等の執行対応や補正予算の活用など、柔軟な対応を行う。
平成28年8月15日に第3回会議を開催し、これまでに指示のあった事項について、現時点での対応状況等を確認するとともに、今後の対策の進め方について意見交換した。
8月11日に津久井やまゆり園に行き、かながわ共同会の理事長や園長、家族会の代表の方にお会いするとともに、現在も園で過ごす入所者の方々や職員の様子、事件のあったホームの状況など、自分の目でつぶさに見てきた。
事件のあったホームを目にし、凄惨な事件であったことを再認識した。
そして、その傍らで利用者に対するケアが継続され、利用者の生活を必死で支えようとしている職員の様子を目の当たりにし、強い思いや使命感に頭が下がる思いだった。
また、理事長からは、園の再生に向けて全力を挙げて取り組む、といった決意を聞き心強く思った。また、家族会会長や園長から、一日も早く園を再生してほしいという切なる願いを聞き、県として、園を支えるためにできる限りのことをしていくことを、改めて決意した。
今は、職員も気が張っているが、今後中長期化していくと、こころのケアの必要性が高まることを心配されており、県としても、職員のこころのケアについても、さらに充実させていきたい。
今後については、いろいろな考え方があるが、合意を図ってなるべく早く大きな方向性の結論を出していきたい。
今後、園の再生に向けた取組みをしっかりと進めるため、本部の名称に「再生」を加え、「津久井やまゆり園事件再発防止対策・再生本部」に改称するとともに、この本部のもとに、施設部会、維持部会、再発防止部会、共生社会部会という4つの部会を設置することとした。
本日は、そうした情報を共有し、県として対応すべきことについて、議論する。
津久井やまゆり園において発生した事件について、8月11日に現地を訪れて状況を確認した結果、早急な対応が必要であることを再確認した。
次の事項について、改めて指示する。
園の一日も早い機能回復のため、大きな方向性(建替、改修)の確定に向け、仮設建物の必要性や皆が一丸となれる再生のコンセプトなどを含め、検討の熟度を上げるとともに、併せて関係者の合意形成に向けた具体的なプロセスを検討すること。
被害のあったホームなどで現在も生活する入所者の、一刻も早い生活改善を図るため、他施設への移転等の調整を早めること。
入所者の日常生活を支えるため、懸命に働いている職員のこころのケアについて、専門機関との連携など、中長期的に支えていく方策を検討すること。
施設の建替えまたは改修に対する財政支援、障害者支援施設のセキュリティ機器整備への新たな補助制度の創設などについて、相模原市等とも連携し、国への要望・提案を行うこと。
これらの取組みにあたり、予算措置が必要となる場合には、流用等の執行対応や9月補正予算の活用など、柔軟な対応を行うこと。
平成28年8月9日に第2回会議を開催し、第1回会議で指示のあった事項について、現時点での対応状況等を確認するとともに、今後の対策の進め方について意見交換した。
7月29日に開催した第1回「津久井やまゆり園事件再発防止等対策本部」では、私から、今後の対応として、入所者やご遺族、ご家族、職員への支援、再発防止に向けた課題整理と対応策の検討、同園の機能回復に向けた取組みなどについて、8月中旬頃を目途として当面の対応と、その後の対応に向けて進めるよう、指示した。
この会議に先立ち、事務局からこれまでの取組状況の報告を受けた。直ちに取り組むよう指示した同園の職員へのこころのケアは、事件発生後、施設の心理士、産業医による取組を進めてきたが、さらに取組みを強めるため、昨日8日から医師や福祉職によるケアを始めた。また、他施設への入所者の移動については、かながわ共同会の施設を中心に、すでに14名を移動したが、本日付で、新たに、これに加え、県立施設に4名が移動できることとなった。
さらに、昨日から、入所者の移動をより円滑に進めるため、県の福祉職員1名をコーディネーターとして、同園に常駐させた。加えて、本日から、県の福祉職員1名を応援職員として、同園に派遣した。
しかし、取組みは緒についてばかりであり、まだまだ課題は山積している。そこで、今後、人的体制の強化も必要であると考え、8月15日付で障害福祉課に施設安全対策担当の課長代理を新設し、体制をさらに強化することとした。
また、国において、事件の検証及び再発防止策検討チームが10日に開催されるが、そのチームに神奈川県が参加することとなった。
本日は、第1回会議で指示した事項への現時点での対応状況等について情報を共有するとともに、喫緊の課題と併せて、施設自体をどうしていくかという大きな課題の方向性についても意見交換を行い、今後の対策を更に強化したい。
なお、私は事件発生当日に同園に駆けつけて、家族会会長に弔意を示したところだが、その後の状況を改めて直接確認するため、8月11日に同園を訪れることとした。
その結果、必要な取組みについては改めて指示する。
また、この間、今回の事件が障害者の差別の助長につながりかねないとの懸念が多くの団体等から寄せられており、これに対しても県として、どのような対応ができかを真剣に考えていかねばならない。
今後も、利用者やご遺族、ご家族に寄り添い、さらにスピード感を持って、取組みを進めてまいりたい。
各部局が連携し、引き続き、対応を図っていこう。
津久井やまゆり園で発生した事件を受けて、再発防止等対策本部を設置し、平成28年7月29日に第1回会議を開催しました。
津久井やまゆり園において発生した、凄惨な事件を受けて、本日(7月29日)庁内に「津久井やまゆり園事件再発防止等対策本部」を設置することを決めました。
このような凄惨な事件を、二度と起こしてはならない、そういった決意を新たにしたところでありますが、今回の事件は一体どういうことであったのか、どこにどんな課題があったのか、それをこの際、徹底的に我々自らの手で洗い出していきたい、そのように考えております。
そして、それをどういう対策にしていくのかということを、なるべく時間をかけないで早急に進めていきたい、そのように思っているところであります。
それとともに、この被害に遭われた方々に対する支援といった問題、これも忘れてはならない重要な課題であると思います。入所者の方々、それから職員も相当な精神的ショックを受けていると思いますけれども、そういった中でのケアを継続していくというために、我々としては何をすべきなのかといったこと、こういったあたりもしっかりと洗い出しをして、丁寧に対応していきたいと思っています。
そしてこの対策本部で確認・決定した事項というものは、どんどん情報提供していって、そして県民の皆様のご理解、国民の皆様のご理解を得られるようにしっかりと体制を整えていきたい、そのように考えているところです。
今回、津久井やまゆり園において発生した事件について、県は、指定管理者であるかながわ共同会と連携して、被害に遭われた方々への支援をできる限り行うとともに、再発防止に全力を尽くす。
そこで、正確な事実関係の把握、入所者やご遺族、ご家族、職員への支援、再発防止に向けた課題整理と対応策の構築及び同園の機能回復等に向けた取組みを進めるよう、今後の対応について以下のとおり指示する。
なお、障害児者支援施設の安全対策のあり方等の課題整理の中で、その対応につき緊急を要するものがある場合には、補正予算の活用等、早期の施策化を積極的に図るものとする。
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部障害サービス課です。