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更新日:2025年3月29日

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食中毒の発生について

2025年03月28日
記者発表資料
(県政・秦野記者クラブ同時発表)

秦野市内の飲食店を原因施設とする食中毒が発生し、平塚保健福祉事務所秦野センターは令和7年3月28日(金曜日)に、飲食店の営業者に対し、営業禁止処分を行いましたのでお知らせします。

1 概要 

3月24日(月曜日)、秦野市内の飲食店を利用した人から「3月15日(土曜日)に飲食店で食事をしたところ、複数名が下痢、腹痛等の症状を呈している。」旨の連絡が平塚保健福祉事務所秦野センターにありました。
当センターが調査を行った結果、次の理由から、本日、この飲食店が提供した食事を原因とする食中毒と決定しました。

  • 食中毒様症状を呈している人の共通の食事はこの飲食店が提供した食事だけであること
  • 患者の症状が共通していること
  • 患者7名(調査中)の便からカンピロバクターが検出されたこと
  • 患者の症状及び潜伏期間がカンピロバクターによるものと一致すること
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があったこと

2 摂食者数

17名(男性:8名、女性:9名)(調査中)

3 患者数

11名(男性:5名、女性:6名)(調査中)

4 入院者数

0名

5 初発日時

令和7年3月17日(月曜日)2時頃(調査中)

6 主な症状

腹痛、下痢、発熱等

7 原因施設

名 称 龍宮
営業者 及川 政幸
業 種 飲食店営業
所在地 神奈川県秦野市曲松2-1-38ライフプラザアティック2階201号室

8 原因食品

調査中
3月15日(土曜日)に提供された主なメニュー
串焼き(ささみ梅しそ、ハツ、レバー、ねぎま)、お刺身盛り合わせ(めばち鮪、真鯛、トロ鰹)、よだれ鶏、鶏の燻製シーザーサラダ等
9 病因物質

カンピロバクター・ジェジュニ

10 措置

原因施設に対して、3月28日(金曜日)から営業禁止
(なお、同施設は3月22日(土曜日)から営業していません。)
3月29日(土曜日)営業禁止解除

(参考)神奈川県の食中毒発生状況(本日発表の1件を含む)

 

件 数

患 者 数

死 者 数

令和7年1月1日から3月28日 10時

30件

486名

0名

令和6年同期

28件

 321名

0名

令和6年(1月から12月)

 84件

951名

0名

県民の皆さんへ

カンピロバクターによる食中毒とは

 カンピロバクターは細菌の一種で、ジェジュニやコリなどの菌種があり、鶏、牛、豚、ペット、野生動物などの消化管内に生息しています。
 食中毒の事例では、鶏肉や鶏レバー等の生食や加熱不足によるものがあります。

 潜伏期間:2から7日

 主な症状:腹痛、下痢、発熱、倦怠感、頭痛、吐き気など

カンピロバクター食中毒予防のポイント

1 食肉は十分加熱し、生食を避けましょう。

2 生肉を取り扱った後の手指、調理器具は十分に洗浄・消毒しましょう。

3 生肉を冷蔵庫で保存するときは他の食品を汚染しないようにしましょう。

4 井戸水や沢水は動物の糞等で汚染されている場合があるので、塩素消毒をするか、沸かしてから飲みましょう。

 食品に「食中毒菌」が付着しても肉眼では分からない上、食品中で「食中毒菌」が増えても、臭いや味、色などが変わらないことが多いので、食品の取扱いにあたっては、次のことに注意して、予防対策を万全にしましょう。

食中毒予防の3原則

原則1 つけない

  • 調理の前、生の魚や肉をさわった後は、手をよく洗いましょう。
  • 包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用などに分けて使いましょう。
  • 生の肉や魚を保存するときは、他の食品にふれたり、ドリップなどが他の食品を汚染しないよう、ラップなどに包んで保存しましょう。

原則2 増やさない

  • 傷みやすい食品は室温で放置せず、冷蔵庫または冷凍庫に保存しましょう。
  • 調理した食品は早めに食べましょう。

原則3 やっつける

  • 加熱調理をする食品は中心までよく火を通し、特に肉類は生で食べないようにしましょう。
  • ふきんやまな板などの調理器具はよく洗い、消毒しましょう。

 

(問合せ先)

神奈川県平塚保健福祉事務所秦野センター
食品衛生課長 相原 電話 0463-82-1428 内線260
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長代理(食品衛生担当) 石川 電話 045-210-4932
食品監視グループ 北條 電話 045-285-0741

 

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。