県立高校における朝食提供事業の実施
県立高校における朝食提供事業の充実のために寄附を募集します。
事業プランの概要
学校名・施設名:高校教育課
募集金額:2,000,000円
寄附金額(12月20日時点):0円
寄附募集期間:令和7年3月31日まで
県教育委員会では、令和4年度から県立高校4校(県立田奈高校、県立大和東高校、県立相模向陽館高校、県立津久井高校)において、一部寄附をいただきながら、週に2回程度、在校生の希望者に対し、朝食を提供する事業を行っています。
この取組により朝食をしっかりとり、早起きの習慣を身に付け、朝から体調を整えて、学習に取組む姿勢を育むとともに、朝食提供を行うNPO法人等の大人たちと関わりを持つことで、地域との繋がりが広がりつつあります。
こうした中、朝食提供事業を利用する生徒が増えてきていることから、必要とする生徒へ朝食を提供できるようにするため、寄附募集を実施します。この取組にご賛同いただき、寄附によるご支援をお願いいたします。
なお、昨年度の寄附募集では、約257万円の寄附をいただき、4校にて提供する食事に活用しています。たくさんのご支援に感謝申し上げます。
朝ごはんを食べることで学校生活が変わる
この取組はNPO法人などと連携し、学校で希望者に朝食を提供することで、様々な事情から朝食を摂れない高校生がきちんと体調を整えて授業に臨めるよう、令和4年度から実施しています。
学校で朝食を摂るなかで仲間を見つけ、友人関係を築く生徒や、NPO法人等のスタッフとのコミュニケーションにより人見知りを克服し、アルバイトを始めるなど社会と繋がろうとする生徒も出ています。
生徒からは、「朝食提供があるから早く起きた」という声も聞こえており、NPO法人等の活動を通して、学校と地域、地域と地域の繋がりが広がりつつあります。
このような朝食を提供しています
提供している朝食は、おにぎりやサンドイッチ、ハンバーガー、菓子パン、スープ、お味噌汁、ゆで卵、お惣菜やお弁当などの食べやすい軽食が中心です。
その他に、果物やヨーグルト、お茶やジュースなどのデザートや飲み物、季節の行事食なども提供しています。
各学校で事業を行っているそれぞれのNPO法人等が、高校生の心身の成長や生徒の嗜好を踏まえ、工夫を凝らした朝食を提供しています。
生徒たちの声
令和6年度に実施した参加生徒対象アンケートの結果
令和6年度に実施した参加生徒対象アンケートでは、
「朝食提供事業があることで、学校に来る意欲が出ましたか?」という質問に、回答者の約71%が「そう思う・ややそう思う」と回答しています。
また、「朝食提供事業に参加して、以前よりも授業に集中できるようになりましたか?」という質問には、回答者の約72%が「そう思う・ややそう思う」と回答しています。
「私は朝食を食べていなかったのですが、朝食提供のおかげで家でも朝食を食べる機会が増えました。」
「朝学校にくるとあいさつしてくださったりしてうれしく思うので、一日頑張ろうと思えます。」
「毎回利用していることでスタッフさんやほかの学年の人との交流が増えて、利用してよかったなと思います。」
「みなさんが元気に挨拶してくれるので、こちらも朝から元気になります。」
「朝食提供が生徒の一つの楽しみだと思う」
このようなアンケートのコメントを頂いており、多くの生徒が朝食提供事業を大切に感じています。
NPO法人等スタッフの声
NPO法人「多文化共生教育ネットワークかながわ」(ME-net)のスタッフ・ボランティアのみなさん:
元々、相模向陽館高校で、ひまわりカフェという生徒の居場所を作る取組を午後に行っている中で、生徒やその家庭の生活の困り感を感じていたところに、県から朝食提供事業の話をもらい、協力することにしました。
朝食の種類を生徒が選択できるようにするなど、生徒が楽しく参加できること、また実施している部屋を飛び出して生徒を呼び込みにいくなど、積極的に生徒とコミュニケーションをとることを特に意識しています。
この事業を行う中で、最初は自分から挨拶ができなかった生徒が、徐々に自分から挨拶ができるようになるなど、生徒の様子も変わってきています。
私どもが実施する中では、地域のボランティアの方も多く参加しており、そういった方々は普段子どもたちと話す機会がない中で、子どもたちと接するとともに社会の役に立つという、とてもやりがいを感じています。
今後、より地域と学校とをつなぐような取組にしていけたらと感じており、この事業をぜひ続けていきたいと考えています。
教職員の声
田奈高校 教職員:
朝食提供事業を始めると聞いて、最初はどんなものになるか、全くイメージが湧かなかったのですが、これまでの経験から朝食を摂れない生徒が多いと感じていたので、ありがたいと感じました。実際、担当の生徒指導のグループ業務がない時は極力顔を出すようにしていますが、子どもたちがいつも笑顔で参加しているのが印象的です。実施してくださっているNPO法人さんがとても熱意をもって接してくださっており、参加する生徒にもれなくコミュニケーションをとってくださることも大きいと思います。
当校は、生活のリズムを取るのが苦手な生徒も多いのですが、朝食提供事業が始まって遅刻は減っていますし、今後も引き続き、この事業を実施していきたいと感じています。
寄附金の使い道
ご支援いただいた寄附金は、現在行っている4校において、食数を増やすための食材費などに使用させていただきます。
ご注意:寄附額が目標額に満たない場合は、寄附額を踏まえ、現在事業を行っている4校の中で、可能な範囲での食数の増加も含めた充実のために充当させていただきます。
寄附者のみなさまへ
おいしい朝食やコミュニケーションの場を提供することで、神奈川県の高校生の心身の健康や、授業へ向かう意欲を養い、未来を担う人材を地域や社会で育むため、寄附を募りたいと思います。ご協力くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
|氏名の公表、県知事の感謝状|
御寄附いただいた方で、希望される場合には、県ホームページで氏名を公表します。
また、多額の御寄附をいただいた方で、希望される場合には、県知事から感謝状を直接贈呈します。
寄附申し込みはこちらから
申込フォームでご入力いただいた申込内容に基づき、納付書を郵送させていただきますので、指定の金融機関等でご納付いただく寄附方法となります。
「寄附先(事業提案型のプランを指定する場合に選択してください)」欄で「高校教育課(県立高校における朝食提供事業の実施)」を選択してください。
インターネット上のふるさと納税ポータルサイトの「ふるさとチョイス」からマルチペイメント等(クレジットカード等)により、ご納付いただく寄附方法となります。
「自治体からのアンケート」へ「240203」または「高校教育課(県立高校における朝食提供事業の実施)」と記載してください。
インターネット上のふるさと納税ポータルサイトの「さとふる」からマルチペイメント等(クレジットカード等)により、ご納付いただく寄附方法となります。
お申し込み完了後に「神奈川県からのアンケート」へ「240203」または「高校教育課(県立高校における朝食提供事業の実施)」と記載してください。
インターネット上のふるさと納税ポータルサイトの「楽天ふるさと納税」からマルチペイメント等(クレジットカード等)により、ご納付いただく寄附方法となります。
お申し込み完了後に教育局行政部財務課へのお問い合わせフォームより「回答の希望なし」にチェックを入れ、お問い合わせ内容に「お名前」「申込番号」「240203」または「高校教育課(県立高校における朝食提供事業の実施)」を記載して送信してください。