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更新日:2025年3月31日

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地域医療介護連携ネットワーク

本ページでは、神奈川県における地域医療介護連携ネットワーク(EHR)に関する情報を掲載しています。

更新履歴

令和7年3月31日 従来のページを全面改装しました。

目次

  1. 地域医療介護連携ネットワークの概要
  2. 県内の連携ネットワーク
  3. 安全で安心な連携ネットワークの運用について
  4. 神奈川県地域医療介護連携ネットワーク構築ガイドラインについて
  5. よくある質問集(地域住民向け)

地域医療介護連携ネットワークの概要

  • 地域医療介護連携ネットワーク(以下「連携ネットワーク」)とは、地域の住民に、より安全で安心な医療、訪問看護サービス、介護サービスを提供するため、住民本人の同意を得た上で、病院、診療所、薬局、訪問看護ステーション、介護施設などの地域の施設間で、住民の医療情報・介護情報を相互参照する仕組みです。

EHRのイメージ

・連携ネットワークで共有する情報の一例
既往歴/アレルギー/禁忌薬/病名/処方/退院サマリー/検査情報/検査画像/診療記録/介護記録/訪問看護記録/ADL

患者の登録メリットと利用シーン

  • 次のようなメリットがあるので、連携ネットワークが構築されている地域にお住いの方や通勤・通学されている方は、ぜひ登録してください。登録は無料です。
  • 救急搬送時に、過去の診療歴や薬剤アレルギー情報を参照した上で、より安全で安心な医療を受けることができるようになります。
  • 複数の医療機関で同じ検査を受けることを回避できるため、患者の身体的・経済的な負担が軽減されます。
  • 安全安心な取り組み、よくある質問集も併せてご覧ください。

 

県内の連携ネットワーク

サルビアねっと

  • 横浜市鶴見区、神奈川区、港北区で運営されています。
  • サルビアねっとのホームページはこちらです。
  • サルビアねっとには、こちらのリンク先または次の二次元コードから登録できます。

サルビアロゴ サルビアQR

さくらネット

  • 横須賀・三浦地域(横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町)を中心に運営されています。
  • さくらネットのホームページはこちらです。
  • さくらネットには、こちらのリンク先または次の二次元コードから登録できます

さくらアイコンさくらQR

構築地域(令和7年4月現在)

構築地図

安全で安心な連携ネットワークの運用について

・ご自身の医療情報・介護情報を他の医療機関などで相互参照する連携ネットワークに登録するに当たり、安全・安心な取組みなのか不安に思われる方もいると思います。
・このページで紹介している県内の連携ネットワークは、安全・安心な仕組みについても定めている県のガイドラインやサイバーセキュリティに関する国のガイドラインに基づいて構築、運用されています 

  1. ご自身の情報は、救急搬送時や初診時を除き、受診したことがない医療機関などからは参照できない仕組みになっています。
  2. 医師、看護師などの職種別に参照できる情報の範囲が設定されているため、不必要にご自身の情報が参照されるものではありません

連携ネットワークにおける自主点検様式

神奈川県地域医療介護連携ネットワーク構築ガイドラインについて

 神奈川県では、県内で構築される連携ネットワークの円滑な構築と構築後の持続可能な運用を確保するための指針を提供する観点から、令和元年に「神奈川県地域医療介護連携ネットワーク構築ガイドライン」を策定し、連携ネットワークの計画・構築、運用、更新の各段階の必要事項等をお示しすることといたしました(令和7年4月改訂)。

  •  なお、横浜市でも地域医療介護連携ネットワークの構築のためのガイドラインを定めているため、今後、横浜市内で地域医療介護連携ネットワークを構築する場合は、両ガイドラインを参照してください。
  • また、横浜市以外の地域で地域医療介護連携ネットワークを構築する場合であっても、横浜市ガイドラインには職種別の情報閲覧制限の考え方などの記載がありますので、可能な限り参照していただきますようお願いします。
横浜市ICTを活用した地域医療連携ネットワークガイドライン

よくある質問集(地域住民向け)

質問  連携ネットワークとはどのようなものなのですか。また、登録するメリットは何ですか。
回答

個人の医療情報は、受診した医療機関に分散しているのが現状です。例えば受診したことのない病院に救急搬送されたような場合、別の医療機関にある情報を参照した上で医療提供することができません。そのため、神奈川県では、登録住民のプライバシーにも十分配慮しながら、より多くの情報を地域の施設で相互共有できるよう、連携ネットワークの取組みを進めています

登録メリットは、例えば、これまで受診したことがない病院に救急搬送された際に、患者本人に意識がなければ、どのような服薬例や病歴があるのかを説明できないまま、救急処置が行われることになりますが、連携ネットワークに登録していれば、患者本人の他の医療機関での過去の処方歴や薬剤アレルギー情報を把握した上で救急処置を受けられるので、より安全で安心な救急医療を受けられるようになります。また、複数の医療機関で同じ検査を行う必要がなくなるため、患者の身体的・経済的負担が軽減します。

質問  連携ネットワークに登録するためにはどうすればよいですか。また登録や利用を継続するに当たり、料金はかかりますか。
回答 連携ネットワークに参加する医療機関などで情報を相互参照するためには、それぞれの連携ネットワークに登録する必要があります。登録先はこちらにリンクを貼っています。また、登録や利用継続に当たり、料金はかかりません。特に救急医療の搬送時などに過去の診療歴や薬剤アレルギー情報を参照できることが大きなメリットとなりますので、連携ネットワークが構築されている地域にお住まいの方や通勤、通学されている方は、いざという時のために登録をお願いします。
質問  高齢の親を連携ネットワークに登録したいのですが、代理登録はできますか?
回答 できます。各連携ネットワークの登録画面から代理登録ができるほか、紙媒体でも登録が可能なので、各連携ネットワークのホームページを確認してください。
質問  これまで受診したことがない医療機関などに私の医療情報が見られてしまうのは抵抗があります。
回答 ご自身の医療情報や介護情報を無関係の他人に見られてしまうことに抵抗があるのは当然のことです。そこで、県では、このページでも紹介しているガイドラインを定め、かかったことのない医療機関、薬局、介護施設等からは情報閲覧ができない仕組みにするよう求めています。このページ内で紹介している連携ネットワークでは、県のガイドラインに沿って構築、運用されているため、かかったことのない医療機関などがあなたの医療情報・介護情報を閲覧することはありません
ただし、これまでかかったことのない病院に救急搬送された場合や初診の場合は、過去の診療歴や薬剤アレルギー情報を参照する必要があるため、この閲覧制限を解除する仕組みとしています。
質問  現在、連携ネットワークが構築されていない地域に住んでいます。今後、他の地域でもこうした取り組みが進むのですか。
回答

連携ネットワークは、地域の医療関係者などが中心となって構築するもので、県は構築費用に対して補助を行うことで構築を支援しています。県としては、今後、県内の各地域でも地域医療介護連携ネットワークが構築されるよう、地域の医療関係者などに働きかけていきます。

質問  連携ネットワークにはどのような人が登録しているのですか。現在、特に病気などはないのですが、登録したほうがよいのでしょうか。
回答 高齢者の登録者が多いと聞いていますが、実際には幅広い年齢の方が登録しています。いつ病気にかかるかはわからないため、健康の方でも登録しておくことをお勧めします。
質問  いつからの情報が相互参照されるようになるのですか。
回答 連携ネットワークに登録した時点以降の医療情報・介護情報が相互参照されます。
質問  国も同じような情報共有の仕組み(マイナポータルや電子カルテ情報共有サービス)を作ろうとしていると聞きましたが、違いは何ですか。
回答

国は現在、「電子カルテ情報共有サービス」の構築などを進めていますが、相互参照される情報は3文書6情報(※)であり、最低限の情報となっています。一方で、県内の連携ネットワークでは、より多くの情報を相互参照することができることが利点です。ぜひ登録をご検討ください。
 ※3文書:健康診断結果報告書、診療情報提供書、退院時サマリー
  6情報:傷病名、感染症、薬剤アレルギー等、その他アレルギー等、検査、処方

質問  神奈川県在住ではないのですが、登録できますか。
回答 できます。近隣都県在住の方であっても、県内に通勤、通学されている方など、県内の医療機関などで受診する可能性があるような場合は、登録をご検討ください。ただし、県内の連携ネットワークで共有される情報は連携ネットワークに加入している県内の施設のみの情報となることから、都内の医療機関などの情報は共有されませんので、ご注意ください。

 

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部医療企画課です。