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更新日:2024年5月10日

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令和4年度県民ニーズ調査結果の活用状況

令和4年度県民ニーズ調査結果の活用状況のページです。

調査の目的

 神奈川県では、県民の意識・価値観などの変化や多様化する生活ニーズを把握し、その結果を施策に反映するため、毎年度「県民ニーズ調査」として、県政全般についての「基本調査」と、特定のテーマについての「課題調査」を実施しています。
 令和4年度に実施した第1回課題調査第2回課題調査について、調査結果の活用状況をお知らせします。

※下記をクリックすると、各調査の詳細な結果を掲載したページを表示します。
「基本調査」 「第1回課題調査」 「第2回課題調査」

結果の活用状況

第1回課題調査

1 食・食育

 「食育」に関心があるか尋ねたところ、「関心がある」(38.2%)と「どちらかといえば関心がある」(39.4%)を合わせた《関心がある》は77.6%であった。
 一方、「関心がない」(3.7%)と「どちらかといえば関心がない」(13.3%)を合わせた《関心がない》は17.0%であった。

 県では、「第4次神奈川県食育推進計画」に基づき、県民の健全な食生活の実践に向けた食育の推進に取り組んでいます。今回の調査結果は、計画の進捗状況の点検に活用するとともに、今後の取組みの見直しの参考とします。

 

2 食の安心・安全

 食品を安全に食べるために必要な知識(例えば、調理や食事前によく手を洗う、生肉はよく加熱するなど)を持っていると思うか尋ねたところ、「持っていると思う」(42.9%)と「ある程度持っていると思う」(46.4%)を合わせた《持っていると思う》は89.3%であった。
 一方、「持っていないと思う」(1.1%)と「あまり持っていないと思う」(7.2%)を合わせた《持っていないと思う》は8.3%であった。

 今回の調査結果は、「かながわ食の安全・安心の確保の推進に関する指針(第5次)」の取組みの効果を把握し、「かながわ食の安全・安心の確保の推進に関する指針(第6次)」策定にあたり、年度ごとのデータを集積し、基礎資料とします。また、このデータは、「第4次神奈川県食育推進計画」にも掲載しました。

 

3 神奈川の農林水産業

 県の農業にどのような役割を期待するか尋ねたところ、「安全・安心な食料の供給」が42.9%で最も多く、次いで「食料の安定供給」が20.9%であった。

 県では、「かながわ農業活性化指針」に基づき、農業の活性化による地産地消の推進に取り組んでいます。今回の調査結果は、上記指針の次期改定の基礎資料や「かながわグランドデザイン」で設定した数値目標の達成状況の把握に活用するほか、「かながわブランド振興協議会事業」の効果測定と今後の事業展開の参考とします。また、「わたしたちのくらしと神奈川の農林水産業」(神奈川県の農林水産業の現状をまとめた冊子)に掲載しました。

 

4 肝炎対策

 これまでに「肝炎ウイルス検査」を受けたことがあるかを尋ねたところ、「ある」が16.3%であった。
 一方、「ない」が63.4%であった。

 今回の調査結果は、「神奈川県肝炎対策推進計画」に位置づけた施策や数値目標の達成状況を把握し、さらなる向上のための方策を検討し、周知活動に活用します。

 

5 将来の住まい

 高齢者の方に対しては現在、それ以外の年代の方には将来高齢者になったとき、現在の住まいに不安があるかどうかを尋ねたところ、「ある」が53.2%であった。
 一方、「ない」が32.0%であった。

 今回の調査結果は、住宅政策懇話会の資料とし、委員からの意見を踏まえ、「高齢者居住安定確保計画」改定の参考としました。

 

6 SDGs(持続可能な開発目標)

 「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」について知っているか尋ねたところ、「知っている」が57.9%であった。また、「言葉は聞いたことがある」が25.9%であった。
 一方、「知らなかった」が12.2%であった。

 県では、「いのち輝く神奈川」の実現に向けて、SDGs達成に取り組んでいます。今回の調査結果は、SDGsアクションの拡大に向けた取組みの参考とするとともに、「神奈川県SDGs未来都市計画」や「デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ)実施計画」の基礎資料として活用します。

 

7 ともに生きる社会かながわ

 「ともに生きる社会かながわ憲章」を知っているか尋ねたところ、「知っている」が6.9%であった。また、「言葉は聞いたことがある」が23.3%であった。
 一方、「知らなかった」が66.6%であった。

 県では、今回の調査結果を参考に「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念の普及や理念に基づく具体的な取組みを進めていくなど、ともに生きる社会かながわの実現に向け、引き続き取り組んでいきます。また、「かながわ障がい者計画」、「神奈川県手話推進計画」、「かながわ文化芸術振興計画」といった各種計画の策定・改定や、各種計画や「かながわグランドデザイン」で設定した成果目標の達成状況の把握などに活用します。

 

8 神奈川の文化芸術

 文化芸術のうち、ホールなどの文化施設での公演や展覧会へ行ってみたいと思うものを複数回答で尋ねたところ、「音楽(歌謡曲、ポップス、クラシックなど)」が56.9%で最も多く、次いで「美術(絵画、彫刻、工芸、陶芸、写真など)」が49.8%であった。

 今回の調査結果は、文化芸術振興審議会において結果を報告しました。また、令和5年度の「かながわ文化芸術振興計画」の改定にあたり、課題の洗い出しや施策検討の参考としました。

 

9 子どもの貧困対策

 「子どもの貧困」という言葉の意味を知っているか尋ねたところ、「知っている」が72.8%であった。また、「意味は知らないが言葉は聞いたことがある」が18.7%であった。
 一方、「知らなかった」が7.4%であった。

 今回の調査結果は、「神奈川県子どもの貧困対策推進計画(令和2年度から令和6年度)」に位置づけた、行政取組み指標の達成状況の把握に活用します。

 

10 配偶者等からの暴力

 夫婦(事実婚や別居中を含む)の間で行われた暴力について6項目を示し、それぞれ暴力(DV)だと思うか尋ねたところ、「暴力にあたる」では、「いやがっているのに性的な行為を強要する」が86.9%で最も多く、次いで「平手で打つ」が78.8%であった。

 県では、「かながわ男女共同参画推進プラン」に基づき、男女共同参画施策の総合的な推進に取り組んでいます。今回の調査結果は、令和4年度の「かながわ男女共同参画推進プラン(第5次)」の目標設定の際に活用しました。また、「かながわDV防止・被害者支援プラン」に基づき、DV被害者への支援の充実に加え、DV防止の取組みの強化を図っています。今回の調査結果は、プランに位置づけた施策や数値目標の達成状況の把握に活用します。

 

11 地域社会との関わり

 長い人生を充実させるため、コミュニティなど、地域社会との関わりを大切にしているか尋ねたところ、「そう思う」が67.0%であった。
 一方、「そう思わない」が30.0%であった。

 今回の調査結果は、「かながわ高齢者保健福祉計画」の進捗状況の点検に活用するとともに、今後の取組みの見直しの参考とします。

 

12 治安対策

 身近で発生する可能性がある犯罪のうち、不安に感じるものを複数回答で尋ねたところ、「特殊詐欺」が56.9%で最も多く、次いで「空き巣」が54.9%であった。

 今回の調査結果は、「神奈川県警察運営重点」を策定するための基礎資料とし、県民が不安に感じる犯罪の抑止・検挙活動を始めとした各種警察活動を推進する上で活用します。

第2回課題調査 

1 生物多様性 

 生物多様性を保全するために日頃から心がけていること、実践していることを複数回答で尋ねたところ、「責任あるペットの飼育」が33.0%で最も多く、次いで「身近な自然を生物多様性の視点で考える」が28.7%であった。

 今回の調査結果は、「かながわ生物多様性計画」において、生物多様性の理解と保全行動の促進の状況を表す指標として継続的に把握・公表し、取組みの見直しにつなげます。また、令和5年度の上記計画改定の際の参考としました。

 

2 環境問題

 特に力を入れてほしい環境に関する取組みを複数回答で尋ねたところ、「廃棄物対策など資源循環のための取組み」が62.4%で最も多く、次いで「地球温暖化対策や脱炭素化のための取組み」が59.2%であった。

 県では、「神奈川県環境基本計画」により、様々な環境施策を推進しています。また、2050年脱炭素社会の実現や気候変動への適応に向けて、「神奈川県地球温暖化対策計画」を策定し、取組みを進めています。今回の調査結果は、令和5年度の両計画改定に際しての基礎資料などとして活用しました。

 

3 かながわの水源地域

 現地で体験したいと思うことを複数回答で尋ねたところ、「工芸品などの工作体験」が42.0%で最も多く、次いで「ダム湖などの現地案内」が41.7%であった。

 県では、「かながわ水源地域活性化計画」に基づき、水源地域の活性化や水源環境の理解促進に取り組んでいます。今回の調査結果は、これらの取組みを進めていく上での基礎資料とします。

 

4 スポーツ

 この1年間で1日に30分以上の運動やスポーツをした日数を尋ねたところ、「週に1日程度」が17.0%で最も多く、次いで「月に1~3日程度」が15.6%であった。

 今回の調査結果は、令和4年度に見直した「神奈川県スポーツ推進計画」の総合的評価などの根拠資料として活用するとともに、計画の「スポーツを取り巻く現状と課題」などの資料としました。

 

5 自転車の利用

 自転車の利用状況(問16)で「利用している」と回答した377人に、自転車損害賠償責任保険等に加入しているか尋ねたところ、「加入している」が78.0%であった。
 一方、「加入していない」が13.3%であった。

 自転車の利用者などは、「神奈川県自転車の安全で適正な利用に関する条例」により、令和元年10月から自転車損害賠償責任保険等への加入が義務化されました。今回の調査結果は、同条例の普及や周知に関する施策を進めていく上で活用します。

 

6 かながわの広報

 県が県政情報を十分に伝えていると思うか尋ねたところ、「伝えている」(7.7%)と「どちらかといえば伝えている」(31.3%)を合わせた《伝えている》は39.0%であった。
 一方、「伝えていない」(9.6%)と「どちらかといえば伝えていない」(23.5%)を合わせた《伝えていない》は33.1%であった。

 県では、「神奈川県広報戦略(改定版)」に基づき、県民が知りたいこと、県として知らせたいことが伝わる戦略的広報に取り組んでいます。今回の調査結果は、認知度が高く入手先としての回答が多い広報媒体については、より情報の充実を図り、認知度が低く入手先としての回答が少ない広報媒体については、認知度の向上を図るなど、より効果的かつ効率的な広報の取組みに活用します。また、令和5年度の「神奈川県広報戦略(改定版)」の改定にあたり、効果検証及び取組み検討の参考としました。

 

7 地震対策の取組み

 津波に対する知識や理解について複数回答で尋ねたところ、「遠い所ではなく高い所に逃げる必要がある」が82.5%で最も多く、次いで「津波は早ければ数分で到達する」が80.6%であった。

 今回の調査結果は、「神奈川県地震防災戦略」や「かながわグランドデザイン」に位置づけた対策、数値目標の達成状況の把握に活用します。

 

8 消防団

 消防団に入団したいと思うか尋ねたところ、「入団したくない」が56.9%で最も多く、次いで「どちらともいえない」が20.9%であった。

 県では、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」に基づき、リーフレットの配布やメディアを活用した消防団への加入促進広報に取り組んでいます。今回の調査結果は、効果的な消防団員加入促進施策を行う上での参考として活用します。

 

9 かながわの人権

 普段身近に感じている、または最近気になっている人権課題を複数回答で尋ねたところ、「インタ―ネットにおける人権問題」が40.9%で最も多く、次いで「女性の人権」が38.2%であった。

 県では、「かながわ人権施策推進指針」に基づき、人権施策の総合的な推進に取り組んでいます。今回の調査結果は、指針に掲げる目標の達成状況の把握及び人権課題の解消に資する効果的な取組みのための参考とします。

 

10 青少年を保護する条例

 「青少年喫煙飲酒防止条例」の内容を知っているか尋ねたところ、「知っている」(49.0%)と「条例があることは知っていたが、内容は知らなかった」(23.3%)を合わせた《「青少年喫煙飲酒防止条例」の認知度》は72.3%であった。
 一方、「知らなかった」が27.2%であった。

 「青少年保護育成条例」「青少年喫煙飲酒防止条例」の2つの条例の認知度を確認し、今後の効果的な施策の参考としました。

 

11 子育てにおける体罰の意識

 体罰などが子どもに与える影響について、知っているものを複数回答で尋ねたところ、「心を傷つける」が83.0%で最も多く、次いで「身体に苦痛、不快感を与える」が78.5%であった。 

 昨年度に引き続き、今回の調査結果についても、令和2年度から始めている「児童虐待未然防止強化事業」における基礎データとし、今後の事業の取組みにおける参考とします。また、令和2年3月に策定した「社会的養育推進計画」における子どもの権利擁護の推進の進捗状況の参考とします。

 

12 がん対策

 がん検診を受ける人が少ない理由を複数回答(3つまで選択可)で尋ねたところ、「費用がかかるから」が40.9%で最も多く、次いで「申込みが面倒だから」が35.9%であった。

 今回の調査結果は、令和5年度の「神奈川県がん対策推進計画」の改定の際に、課題の洗い出しや施策の検討などの参考としました。

 

13 依存症に対する意識

 依存症について、あてはまると思うことを複数回答で尋ねたところ、「誰でもなる可能性がある」が85.0%で最も多く、次いで「やめたくても、やめられなくなる病気である」が69.1%であった。

 今回の調査結果は、「神奈川県アルコール健康障害対策推進計画」「神奈川県ギャンブル等依存症対策推進計画」に位置づけた施策や数値目標の達成状況の把握と普及啓発事業などに活用します。

 

14 「未病改善」の取組み

 「未病(ME-BYO)」の言葉の意味を知っているか尋ねたところ、「知っている」(26.4%)と「言葉は聞いたことがある」(27.1%)を合わせた《「未病(ME-BYO)」の認知度》は53.5%であった。
 一方、「知らなかった」が44.1%であった。

 今回の調査結果は、「かながわグランドデザイン」などに位置づけた施策や数値目標の達成状況の把握に活用しました。

 

15 思いやりのある社会

 「ヘルプマーク」を知っているか尋ねたところ、「知っている」(65.6%)と「マークを見聞きしたことはあるが、意味は知らなかった」(10.5%)を合わせた《「ヘルプマーク」の認知度》は76.1%であった。
 一方、「知らなかった」が22.2%であった。

 県では、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方が援助を得やすくなるようにしたマークである「ヘルプマーク」の普及・啓発を進めています。今回の調査結果は、今後の普及・啓発に関する施策を効果的に進めていく上で活用します。

 

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