更新日:2025年1月9日
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商店街の活性化に向けて、特色ある取組を意欲的に実施等している商店街や、商店街に加入し、共同で販促や集客イベント等を実施し、商店街への集客に顕著な功績等がある大型店・チェーン店を対象とした知事表彰について紹介します。
「かながわ商店街大賞」は、「商店街部門」と「大型店・チェーン店部門」の2部門があり、県内の頑張っている商店街の優れた取組や、商店街との積極的な連携を図っている大型店・チェーン店などの優れた取組を表彰し、広く紹介することにより、改めてより多くの県民や来街者の皆さまに商店街の役割や魅力を知っていただくとともに、他の商店街の活性化の参考としてもらい、県内の商店街全体の活性化に寄与することを目的としています。
この度、県と県内の経済団体で構成する「かながわ商店街大賞実行委員会」(注記)が実施する表彰事業、第13回「かながわ商店街大賞」を次のとおり決定し、令和7年1月7日(火曜日)に授賞式を開催しましたのでお知らせします。
(注記)神奈川県・公益社団法人商連かながわ・神奈川県商店街振興組合連合会・一般社団法人神奈川県商工会議所連合会・神奈川県商工会連合会・神奈川県中小企業団体中央会・公益財団法人神奈川産業振興センターで構成しています。
【商店街部門】(応募数:10団体、応募期間:令和6年8月1日(木曜日)から9月30日(月曜日)まで)
【受賞者の取組、成果】
<独自性高い商店街MAPとSNSを利用したハイブリッドな手法で来街者を呼び込む>
江ノ島電鉄和田塚駅から由比ヶ浜駅に向かう街路沿い約500メートルの範囲に広がる、観光客と地域住民が共に利用する商店街。街路はきれいに整備されており、街路灯に季節の花とイルミネーションを設置し、景観向上を図るとともに防犯面でも地域に寄与。代々続く歴史のある老舗に加え、街の景観を生かした新しい店舗も立ち並ぶ。その会員店舗の特徴をとらえた手書きの温かみのあるイラストMAPを作成し、実際に商店街を歩いてみたくなるようなプロモーションを行っている。また、店舗の動画を定期的に投稿する試みを行っており、景観形成に加えて、アナログ(MAP)とデジタル(SNS)を活用したハイブリッドな販売促進で来街者を増やす取組を行っている。
【受賞者の取組、成果】
<商店街のシンボル「子育て地蔵尊」を資源とし、地域に親しまれるまちづくり>
京浜急行電鉄黄金町駅、市営地下鉄阪東橋駅の間にある商店会で、昔ながらの商店街の景観が維持されている。商店街内にある「子育て地蔵尊(一六地蔵尊)」を地域資源として最大限に生かし、6月から8月の1日、6日、16日、26日に「一六縁日」を開催するほか、ストリートライブ、七夕飾り、風鈴飾りなど多彩なイベントも展開している。また、伊勢佐木町の中で7丁目として単独組織で活動しており、外部からの事務長を採用。町内会、地蔵尊、商店街と組織を分け、透明性ある会計決算を行うとともに、外部の力も効果的に活用しながら地域に親しまれる活動を地道に継続している。
【受賞者の取組、成果】
<エリアをつなぐまちづくりで異業種・多世代交流を図る>
JR大口駅東口に広がる6エリアをつなぐ街づくりを、商店だけでなく企業や個人も参加して進める新しい形の商店会。毎年オオカミフェスタというまち歩きスタンプラリーを実施。地域にある病院、施設等も参加し、会員同士や多世代の交流の機会が増えている。また、地域の専門学校と連携して開催するスマホ教室では、学生がシニアにマンツーマンで教えることで、社会で学生を育てる環境づくりと若者が高齢者の支え手になるといったモデルを実現。こうした取組が広がり、区内の他の商店街でも開催されるようになっている。
【受賞者の取組、成果】
<昭和の雰囲気を残しながら景観改善でイメージを刷新>
JR平塚駅西口からやや離れた場所にある、昭和の雰囲気を残す商店街で、昔ながらの商店、居酒屋など様々な業種が混在している。あまり良いとは言えなかった通りのイメージを払拭するため、若者に人気の店を誘致したり、景観面でも提灯、ビールジョッキ型の街路灯、アーチ、のぼりなどを設置するなど、コロナ禍の中でも継続して改善を進めてきた。その後、年3回のプロレスを中心としたイベントも始め、少しずつ形になり、映画などの撮影場所にも利用されるようになってきている。それらを通じて商店街の知名度、イメージがアップし安心して歩ける商店街となった。
【受賞者の取組、成果】
<子ども達が主役のイベントづくりで地域活性化>
小田急電鉄高座渋谷駅から少し離れたところにある、会員数が十数店の小規模な商店会。近隣の引地川沿いの桜にちなんで桜をテーマにした取組を展開している。桜と子どもを主役とした各イベントは、地域各団体の協力も得ながら、地域一体となって開催。その中でも「千本桜こども文化祭」は子ども達が主体となって模擬店やワークショップ、お化け屋敷、ステージ等を運営するなどイベントを盛り上げており、毎回多くの子ども達の参加がある。高齢化が進むまちで、小規模な商店街ながら子どもを対象とした事業を強く推進している。
【大型店・チェーン店部門】(応募数:2団体、応募期間:令和6年8月1日(木曜日)から9月30日(月曜日)まで)
【受賞者の取組、成果】
<互いの強みを生かしながら商店街と一体となってイベントを開催>
JR川崎駅前に立地し、川崎銀柳街商業協同組合を構成する一店舗として、長らく継続して組合の理事を務めるとともに、商店街の販売促進活動に連携しながら参加している。「ストリートピアノ」では、店のエントランスにピアノを設置し演奏会を開催。テナント店舗も、商店街のイベント時にはブース出店するなど、積極的に参加している。商店街設立時から会員として大型店のノウハウを生かし販売促進委員会にも携わり、商店街SNSとモアーズのSNSで相互の情報を発信するなど、それぞれの強みを生かしながら連携し、集客力アップに努めている。
【受賞者の取組、成果】
<イベントへの参加・協力で商店街来街者の回遊性の一役を買う>
中山駅北口の駅前に立地し、中山商店街で開催するイベント、盆踊り、中山まつりには長年に渡り協賛している。また、今年の5月に実施した楽天シニアアプリを利用したデジタルスタンプラリーにも参加したことで、中山とうきゅうのある駅北側と、駅南側を回遊してもらう流れができ、線路を挟んで立地する商店街内の回遊という長年の問題に解決策を提示することができた。中山とうきゅうのスタンプラリーへの参加が、駅の北口と南口の回遊性の創出につながり、ラリーへの多くの参加者も得られた。
【日時】
令和7年1月7日(火曜日)15時00分から
【場所】
県民共済プラザ メルヴェーユ 6階 ヴァランセ
【実施主体】
かながわ商店街大賞実行委員会
【後援】
神奈川新聞社・tvk(テレビ神奈川)
第3回と第4回につきましては公益社団法人商連かながわのホームページから、それ以外の回につきましては国立国会図書館のウェブアーカイブ「WARP」から、それぞれお知らせします。
第12回(令和5年度)第11回(令和4年度)第10回(令和3年度)
第9回(令和2年度)第8回(令和元年度)第7回(平成30年度)
第6回(平成29年度)第5回(平成28年度)第4回(平成27年度)
第3回(平成26年度)第2回(平成25年度)第1回(平成24年度)
このページの所管所属は産業労働局 中小企業部商業流通課です。