更新日:2024年10月15日
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神奈川県による臓器移植に関するページです。
臓器移植とは、重い病気や事故などにより臓器の機能が低下し、移植でしか治療できない方と死後に臓器を提供してもいいという方を結ぶ医療です。第三者の善意による臓器の提供がなければ成り立たない医療です。
日本で臓器の提供を待っている方は、およそ16,000人です。それに対して移植を受けられる方は、年間およそ600人となります。
自分が最期を迎えたときに、あなたの意思で救える命があります。
詳しくは公益社団法人日本臓器移植ネットワークのHPをご覧ください。
2010年7月に改正臓器移植法が施行され、生前に書面で臓器を提供する意思を表示している場合に加え、ご本人の臓器提供の意思が不明な場合も、ご家族の承諾があれば臓器提供できるようになりました。これにより、15歳未満の方からの脳死後の臓器提供も可能となりました。
意思表示カード等では、「臓器を提供する」という意思だけでなく、「臓器を提供しない」という意思表示もできるようになっています。「臓器を提供しない」という意思表示がある場合には本人の意思が尊重されるため、家族が提供を希望しても提供されることはありません。
臓器移植について考え、家族と話し合い、「提供する」「提供しない」どちらかの意思を表示することで、一人ひとりの意思が尊重されながら移植医療が発展していくことが望まれます。
提供しない意思については、15歳未満の方の意思表示も有効です。
「かなチャンTV」では、神奈川県の取り組みやかながわの魅力、県民の皆さんの関心の高い情報などを動画で発信しています。
臓器提供に関する意思表示について、動画で分かりやすく解説していますので、ご覧下さい。
意思表示カードは、各市町村役場の窓口、保健所等に設置されています。
医療保険の被保険者証や運転免許証、マイナンバーカードへの意思表示欄に記入することができます。
公益社団法人日本臓器移植ネットワークのホームぺージ上で、意思を登録することができます。
詳しくは公益社団法人日本臓器移植ネットワークのホームぺージをご覧ください。
神奈川県には、神奈川県臓器移植コーディネーターと院内コーディネーターがおり、公益社団法人日本臓器移植ネットワークの移植コーディネーターとともに、臓器移植の推進に取り組んでいます。
対象者
医療有資格者または同等の知識を有すると認められ、日本臓器移植ネットワークの研修を受講し、試験に合格した方等を対象としています。
現在、神奈川県臓器移植コーディネーターは、下記機関に所属しています。
・公益財団法人かながわ健康財団アイバンク・臓器移植推進本部
〒231-0037横浜市中区富士見町3-1神奈川県総合医療会館5階
役割
専門的な立場から臓器移植の普及推進活動を行うとともに、臓器提供につながる事例が生じた際に、関係者間の連絡調整等を行っています。
県臓器移植コーディネーターが講師となり、看護師等養成施設や高等学校等で、いのちの学習会を開催し、普及啓発活動を行っています。
あなたの学校でも、学習の1コマや文化祭などにおいて、いのちの大切さについて考えてみませんか。詳しくは、下記のチラシをご覧ください。
学習会に参加した生徒さんからの感想
・臓器提供の意思表示をしておかないと、残された家族だけでは臓器提供を行うか、なかなか決められないと思う。もっと身近な問題として、みんなが考えるためには、どうしたらいいのかと考えた。
・臓器移植を希望している人が、こんなに多いとは思わなかった。臓器提供の意思表示をしていなかったが、きちんと考えたいと思った。
・法改正の背景や、ドナー家族の苦悩が分かった。自分は健康なので、臓器移植は他人ごとと思っていたが、臓器移植によって人の命を救うことができるのは大きいことだと思った。
がん・疾病対策課 疾病対策グループ
電話番号 045-285-0706
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このページの所管所属は健康医療局 保健医療部がん・疾病対策課です。