更新日:2020年10月2日

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第44回(第5期第6回)水源環境保全・再生かながわ県民会議

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第44回(第5期第6回)水源環境保全・再生かながわ県民会議

開催日時

平成31年3月25日(月曜日)16時00分から18時00分

開催場所

神奈川県庁 新庁舎 5階 第5会議室

出席者【座長・副座長等】

鈴木 雅一【座長】、大沼 あゆみ【副座長】

相川 健志、青砥 航次、太田 隆之、小笠原 多加子、岡田 久子、上宮田 幸恵、倉橋 満知子、佐藤 恭平、高橋 貴子、滝澤 洋子、谷本 有美子、豊田 直之、西 寿子、羽澄 俊裕、林 義亮、増田 清美、森本 正信、吉村 千洋

次回開催予定日

令和元年5月15日(水曜日)

所属名、担当者名

水源環境保全課、担当者名 加藤、髙橋(宏)

掲載形式

議事録

審議(会議)経過

(事務局)
 定刻となりました。開会に先立ち、事務局より本日の委員出席状況についてご報告申し上げます。本日の委員出席状況ですが、現在19名の委員の皆様にご出席をいただいており、県民会議設置要綱第5条第2項に規定する定足数を満たしております。本日の水源環境保全・再生かながわ県民会議を開催するにあたりまして、神奈川県浅羽副知事からご挨拶を申し上げます。
(浅羽副知事)
 皆様方、こんにちは。副知事の浅羽でございます。
 本日は大変お忙しい中、年度末にも関わらず、大勢の皆様にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。また、平成29年度から2年間の任期の第5期委員の最終の会議になります。
 これまで神奈川県の水源環境保全・再生につきましては、いろいろな観点から県民参加を非常に大事にしてまいりました。計画づくりから、実行、さらには評価、その評価を受けた見直しなど、段階に応じて県民の皆様方の意見や行動に参加していただくことを通じて、水源環境保全・再生を段々と煮詰めてきました。この母体となったのは、まさにこの会議であります。この会議は、神奈川県の中のいろんな会議の中でもステータスが高い、県民の意見をしっかり反映できる母体となっています。それにつきまして、改めて委員の皆様方に感謝を申し上げる次第でございます。誠にいつも、ありがとうございます。
 この水源環境保全・再生ですが、平成17年に20年間にわたって、どうやって施策を進めていったらよいかということを施策大綱としてまとめあげました。現在は施策大綱に従って、様々な施策に取り組んでおります。森林整備や生活排水の改善に取り組んでおりますが、おかげさまで、森関係につきましては下層植生が段々と回復して、土壌保全がかなり働いてきた感触を私自身も感じています。
 また、河川の水関係につきましては、自然環境への回復も徐々に進み、生活排水の改善も進められており、徐々にかたちが表れてきているという状況です。しかしながら、まだまだ道半ばという感触もありますし、シカの対策も含めて課題はまだあります。今後ますます、これを推進していただければと思います。
 もう1点、施策大綱ができたのが平成17年で、県民の皆様から貴重な水源環境保全税をいただき施策を進めていますが、そこで今12年経ち、残すところ8年です。この8年の間に、施策大綱に基づいた取組を続けていって、目指す姿を達成できるのか、また水源環境保全・再生が進んだ後、どうやって持続的な再生をするかが非常に大きな課題だと思っています。ちょうど折り返し地点ですが、この折り返し地点から、いろいろ考えていかなければならないと、私も危機感を持っています。
 その中において、国でも森林環境税というものが導入されます。森林環境税を導入するさいも、神奈川県と主要省庁とで戦いがありました。こういう水源環境保全税のようなものを導入しているところは各地域にいろいろありますが、これほど大規模で施策大綱としてしっかりやっているのは神奈川県しかありません。神奈川県のスタンスは、注目されています。
 そういう中で、すみ分けもできます。今回、森林環境税も導入されますが、森林環境税と水源環境保全税の両税をどう上手く連携させて、神奈川県全体に広めていくかということも大きな課題です。何よりも大事なのは、両税をいただいている県民の皆様のご理解がどの程度進んでいるか、また我々がその情報をどうやって発信していくのかが求められているところです。
 その中で、この会議にご負担をいただいておりますが、ここに寄りかからせていただき、様々な県民参加を進めていき、県民の皆様方の納得の下で、私どもはしっかりと県の取組を進めて参りたいと思います。折り返して参りました。新たな税もあります。この2つをしっかりと県民の皆様にお示ししながら、我々も精一杯取り組んで参りたいと思います。ご教授、ご指導をよろしくお願いしたいと思います。重ね重ねのお願いで申し訳ございませんが、ご挨拶とさせていただきたいと思います。
 今日はありがとうございます。
(事務局)
 浅羽副知事は所用のため、ここで退席とさせていただきます。
 続きまして、県側の出席者をご報告させていただきます。
 本日は玉木環境農政局長ほか、関係各課職員が出席しております。
 次に、本日の議事の進行でございますが、設置要綱第5条第1項の規定により、鈴木座長にお願いいたします。それでは鈴木座長、よろしくお願いいたします。
(鈴木座長)
 皆様、こんにちは。お忙しい中、本日はお越しいただいて、誠にありがとうございます。
ただいまから第44回の水源環境保全・再生かながわ県民会議を開催します。次第に議事が5つございます。
 それぞれの議題について、委員会、チームからご報告を受けて進めたいと思います。1番重要なのは、1番上にある点検結果報告書で、これを最終的に決定するということです。またこの会議の終わりに、その他で各委員の挨拶があって、第5期の最終回ということで、各委員の皆様からお言葉をいただきたいと思います。後程申しますが、人数が多いので、1人1分程度で軽く挨拶をお願いしたいと思います。また、その時間をとるためにも、有効な議論を行っていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。では、議案に従って進めます。
 最初に、施策調査専門委員会の検討状況ということで、吉村委員長からご報告をお願いいたします。

議題1
(1)施策調査専門委員会の検討状況について

(施策調査専門委員会の検討状況について資料1-1から資料1-6により吉村委員長から説明)

(鈴木座長)
 今ご紹介いただいたように、審議を進めて平成29年度の点検結果報告書が出来上がったということで、資料1-4、資料1-5でホームページに載るもの、資料1-6の概要版で何かご意見ありますか。
(吉村委員長)
 資料1-4のP0-9の事業費実績及び進捗状況一覧の中で、合計で見ますと19.6%の進捗です。途中の「県内水源保全地域の生活排水処理率」が6.7%、「うちダム集水域の生活排水処理率」が9.7%とありますが、これはどうしてこの数字になるのか時間があれば、事務局からご説明をお願いいたします。

(事務局)

 確認し後ほどお答えします。
(青砥委員)
 資料1-4の2-5の下から3行目の「県民フォーラムにおける県民意見」の箇所で、箱根方面が重複して記載されています。

(事務局)

 修正して対応します。
(鈴木座長)
 さらにお気付きの点があれば、会議が終わった後でも、ここ数日間のうちでしたら、事務局へ問い合わせいただければと思います。ほかに何かございますか。前年度から大きく変わったものは資料1-5にある個別のフォーラムなどで出された意見等がホームページにまわったという点です。なるべく多くの意見を記録に残して見られるようにしたいため、このようにしております。本編は昨年に比べれば大分少なくなっています。
 少なくし過ぎて欠落しているということがあれば、ご連絡ください。今日は、このかたちでご承認をいただいて、先ほどご指摘のような誤植等につきましては、修正したいと思います。それは座長と事務局にお任せいただきたい次第です。このようなかたちで資料1-4の点検結果報告書、ウェブ版の資料1-5、概要版の資料1-6をご承認いただけますでしょうか。
(全委員)
 異議なし。
(鈴木座長)
 ありがとうございます。では、基本的にはこのかたちで県民会議から県に、本日付けで提出させていただくよう進めたいと思います。
 県は結果をよく読んでいただいて、今後の事業に反映していただきたいと県民会議としては思う次第であります。

(施策調査専門委員会の検討状況について資料1-7から資料1-10により吉村委員長から説明)

(鈴木座長)
 毎年点検結果報告書は、11の特別対策事業を一つずつ評価し、上手く行っているかを見ている訳です。10年が経過してゴールが近づいてくると、森林の再生に係る事業を複合して、県下全域を見た時にきちんと効果が上がっているか、一部だけ良くなっている所があるかを見ていきます。
 水は水でいくつかの事業を合わせて上手く行っているかの評価。具体的に数値目標と数量的に指標を作り、数字をもって評価出来るようにする事が当初からの評価方法としてうたわれていました。具体的に複数の事業全体を評価する為の数値目標を何にするか。これを今決めなければいけないと言うのは、それに係るデータを取り始めなければいけないからです。ですので、この時点で取りまとめていただきました。
 資料1-7を見ていただきまして、提案いただいた指標案が10個あります。森のところで右側を見ていただきますと参考情報A、Bを記載しております。ある程度は煮詰まってはきましたが、現段階で扱う数値目標と同列になるのか、性格違うかもしれないという議論になるかは、もう少し議論がいるのではという事で参考情報となっている提案です。
 事務局の方そのような理解でよろしいでしょうか。そのような事で提案いただきましたが、何か意見、コメント、質問があればお願いします。
(谷本委員)
 シンプルな事を教えて頂きたいのですが、指標10の取水制限の日数の所です。資料1-8の13ページを拝見していて県民に分かりやすくアピールする指標として効果があると思う一方で天候に左右されてしまうと感じますが、その辺りはどのように理解をすれば良いのでしょうか。
(吉村委員長)
 おっしゃる通りで、使う水の量はどのくらいかは雨の量によりますので、毎年違います。指標の主旨としては、この目的は資料1-7の右側の施策の目的が最終目的の文言で、水の安定的確保という事です。これを端的に示すのは、取水制限があるかないかです。最終的な出口の指標として実際、取水制限はされてはいませんが、押さえておく必要があるだろうと思うのが一つです。
 時系列で見ると制限日数のゼロが続いていますが、全国を見渡しますと、夏場、場所によっては取水制限がかかる所があります。周辺の自治体との比較もいずれ重要になるかと思いますし、場合によっては気候変動により取水制限が掛かる場合も考えられます。
 ですので、この日数だけではなく、実際の降雨量の中、神奈川県としては厳しい状況ではありますが、取水制限ゼロに達していると言う見方も出来ると思います。
 (鈴木座長)
 例えば首都圏の同じ指標との比較も出てくるかとも思います。この辺り、指標の項目をこの段階では決めて頂くという事で、来年度の活動に繋げていきたいと思っております。
 よろしいでしょうか。恐縮ですが時間も押しております。中間評価に向けた指標の項目という事でご了解頂いたというイメージで行きたいと思います。
 ただ、今のご質問のように更に新しい指標等有効なものがあれば、それを追加する事はあり得るかと思います。施策調査専門委員会では、引き続き検討をお願いしたいと思います。
ご了解頂いたという事で、よろしいでしょうか。ありがとうございました。
 次に、市民事業専門委員会報告です。増田委員長から説明をお願いします。

(2)市民事業専門委員会報告
(市民事業専門委員会について資料2により、増田委員長から説明)

(鈴木座長)
 ありがとうございました。今のご報告に意見、質問はありますでしょうか。平成31年度の補助金選考につきまして市民事業専門委員会の皆様、大変ご苦労さまでございました。
 今、報告いただいたように、資料2裏面の下段を見ると、申請件数、採択事業の件数等年度をおって右肩下がり、減少傾向にあります。増田委員長から報告いただいた通りで、さらに県民の方に奮って応募いただけるような活動が必要だろうと思っています。各委員の皆様にも、いろいろ今後ともお世話になると思います。よろしくお願いいたします。

(3)各作業チームの活動報告について

(鈴木座長)
 次に、各作業チームの活動報告についてです。事業モニターチーム、県民フォーラムチーム、コミュニケーションチームの3つからご報告を頂きましてその後、質疑をしたいと思います。事業モニターチーム滝澤委員よりお願いします。

(事業モニターチームの活動について、資料3-1から3-2により滝澤委員、小笠原委員、佐藤委員から報告)

(県民フォーラムチームの活動について、資料4-1から4-2により森本委員から報告)

(鈴木座長)
 12月1日に行ったフォーラムについては、皆さんの多大なご協力を得ました。森本委員からの紹介にもありました通り、施策調査専門委員会の大沼委員、土屋委員、吉村委員にお話を頂きました。午後の分科会は、多くの方にご発言頂き、ここに記録が残せた事は大変良かったと思います。事務局にも大変お世話になりました。なかなか負担の多いイベントにはなりますが、委員の任期1回の間にはそのような事が必要と思った次第です。

(コミュニケーションチームの活動について、資料5により豊田委員から報告)

(鈴木座長)
 この様な大変立派な成果品も出して頂きました。3つのチーム報告を頂きました。何かコメントや意見はございますか。ご報告頂いた方が他のチームに対しての意見等もありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
 3つのチームに関わられた委員の皆様大変お世話になりました。ご報告頂いた様にこの様な様々な成果が得られました。

(4)第6期県民会議委員への引継事項について

(第6期県民会議委員への引継事項について、資料6により事務局から説明)

(鈴木座長)
 各委員会や各チームでそれぞれの引継事項をまとめて頂きまして、また私の方で県民会議全体の引継事項をまとめた(案)となっております。
 今、紹介がありました通り、後ろの方には、県民会議の活動に関する所感を有志の委員からコメントを頂いております。この事に関してご意見はありますか。
 次期の委員の方にこれを見て頂くとどの様な事を行ってきたのか、今期の委員はどの様な事を考えていたのか、現在の県民会議の設置要綱等、基本的な資料も一緒に入っております。新規に委員になった方にも参考となる引継書になっております。この引継書からまとめさせて良いか伺います。よろしいでしょうか。ありがとうございます。
 これで(案)を取り、引継書の形にいたします。

(5)平成31年度県民会議スケジュールについて

(平成31年度県民会議スケジュールについて、資料7により事務局から説明)

(鈴木座長)
 来年度のスケジュールをご紹介頂きました。事業モニターは8月頃から3回行います。従来だと、委員が交代した年ですと、交代してから事業モニターチームが構成され、そこで「何を行うか、何処に行くか」を考えていると遅くなるという事が経験値としてあります。そこで、なるべく早くという事で8月位になっているのかと思います。
 先程審議頂きました引継書の2ページの全体引継の中で、施策を巡る状況が複雑化していますので、施策懇談会を行う事が望ましいと記載しております。これを事務局は受け止めて、来期の県民会議は、8月から9月頭にかけ施策懇談会を入れて頂いております。
 この様な所が、引継事項で各委員から頂いた意見を、来年度に日程にも反映しているのかと思います。
 何か意見はございますか。なければ次の議題に移ります。

(羽鹿水源環境保全課長)
 ここで議題1の中で吉村委員長から進捗状況についてご質問がありましたのでお答えいたします。
 資料1-4、平成29年度版点検結果報告書8-3ページをご覧ください。8-3ページの上に進捗率の表がありますが、県内水源保全地域の生活排水処理率の第3期計画の終わりの平成33年度には96.0%となっており、それに対して平成29年度実績は、94.6%となっております。スタートラインが右の平成28年度の94.5%となります。そうしますと96%から94.5%を引きますと1.5%、それに対して平成29年度は94.6%を引くと0.1%となります。1.5分の0.1という事で6.7%という数字になっております。
 下の「うちダムの集水域」も同じ計算式になります。同じように計算すると9.5%となります。以上です。

(鈴木座長)

 よろしいでしょうか。よろしければ次にまいります。報告事項についてです。

報告事項
平成31年度当初予算について

(平成31年度当初予算について、資料8により羽鹿水源環境保全課長から報告)

(鈴木座長)
 何か質問はございますか。特段質問がなければ次に本日の会の最後の項目、議題3その他という事で、これより委員の皆様のご感想をお願いしたいと思います。順番は座席順でお願いします。議事にご協力を頂いたという事で一人1分ですが、入れ替わりを考えると50秒位でお願いします。
 相川委員、青砥委員、という順番でお願いします。では、相川委員よろしくお願いします。
(相川委員)
 公募委員の相川です。2年間ありがとうございました。とても良い経験をさせて頂きました。今期で任期は終了しますが、今後は一般県民として、自分の活動している神奈川県東部になるのですけれど、神奈川県東部には小さなミニチュア版の水源がたくさんありますので、そういう所を利用して、今後、今までやってきた水源環境保全税がどういうふうに大切なのかということを伝えていきたいと思います。今後とも何かありましたら、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
(青砥委員)
 青砥です。7年間委員をやらせて頂きました。全国でも先進的な取組だという、神奈川県の県民会議に参加させて頂きまして、行政の方々の大変なご苦労もあって、着実に成果が上がっているタイミングで、こういう場に参加させて頂いて、幸せだと思っております。来期また続けることになりそうですけれど、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
(太田委員)
 私も来期また、継続の予定でおります。いわゆる森林環境税の研究状況や検証をどうするかということを以前から調べているのですが、実はなかなか研究が無いという印象が有りますが、一番検証するのは点検結果報告書でして、すごいやっているなと思っておりまして、そういう意味では国の税が入ってくるというところで、神奈川県はどうするのかという全国的な注目も、その分野の皆様から集まるのではないかと考えており、少しでも貢献できればと思っております。これまでも勉強させて頂いておりますけれども、今後もよろしくお願いいたします。
(小笠原委員)
 公募委員を二年間やらさせて頂きました。たまたま、山を高知に持っておりまして、先日高知県庁に行って、高知県庁の方の森林環境税の指導を頂いて来ました。そうしたら、やはり、神奈川県の素晴らしさを良く分かりました。あちらのものと内容が全然違いまして、金額も桁が大分違いました。また、三年間させて頂くことになりましたので、よろしくお願いいたします。
(岡田委員)
 施策調査専門委員会委員をしております岡田です。二年間参加させて頂いたのですけれど、この会の県民の声を吸い上げる、反映させるという体制というのが、ちょっと大がかりでしっかりしているので、その分、分かりにくいというか、捉えるのが難しいなという風に思っておりました。ようやくわかって来ましたので、来年度は、もりみずカフェとか、事業モニターとか、積極的に参加させていただこうと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
(上宮田委員)
 公募委員、西湘地区から選出して頂きました、南足柄市から参りました、上宮田です。二年間の私の活動は、入門編、そして、次期も幸運にもさせていただけるような状況になりましたので、次期の三年間は、実行とプラス完結編で、県民の皆さんに、幅広く全体像を案内したいと思います。頑張ります。
(倉橋委員)
 関係団体の方の、桂川・相模川流域協議会の方からから出ております、倉橋です。最初から始めまして、12年になりまして、相当古いです。頭の方がだんだん疲れて来ていまして、はたしてこれからも続けられるのか、非常に不安になって来ております状態でありますけれども、私個人としては、見届けたいという気持ちがいっぱいでございます。はたしてどこまで行けるか分かりませんが、今後もできる限り続けて行きたいと思っております。
 また、自分の活動も含めてなんですけれども、そういう中でも啓発というか、また実際にもっと森のことを知らせるためにも、できる限りの力は出して行きたいと思っております。支えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
(佐藤委員) 
 公募委員の佐藤でございます。2期5年間で任期明けでございます。皆さんにいろいろお世話になりまして、ありがとうございました。この5年間やってみて、やはり一番印象に残っているのは、神奈川県の県の皆さんの事業の推進力が素晴らしいと思いました。計画通り、びしっと進めて行っていて、素晴らしいと思いました。
 私は公募委員として、世の中の動きですとか、そういうものを出来るだけこの会議で発信したいなと思ったのですが、勉強のほうが忙しくて、なかなか新しいものを発信するところまで至りませんでした。そこは悔いが残りますけれども、長い間大変私自身勉強になりました。どうもありがとうございました。
(高橋(貴)委員) 
 公募委員の県央地区の高橋と申します。この二年間を振り返りますと、様々な関係者の方が熱心に取り組まれていることを深く知ることができまして、感謝の気持ちでいっぱいです。私自身は県民会議の活動を微力ながら参加することができまして光栄でした。皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。これからは、一県民として、お世話になりますので、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
(滝澤委員) 
 公募委員の滝澤です。藤沢から参りました。本当に2期5年間いろいろな勉強をさせて頂きまして、感謝の気持ちでいっぱいです。とても勉強になりました。事務局の方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。
 一つ、ずっと気掛かりだったのが、森林施業を長期にして、それを地主さんにお返しした後のことを、またフォローして行かなくてはいけないということで、文言に盛り込んで頂いたりしたのですけれども、いろいろなお話を聞くと、10年間なり、預けていた間に所有者が今度子供の代に代わってしまって、全然森のことを出来ないとか、もう一回何かやろうとしても、税金二重取りになるからお金が出ないとか、そういう話を聞くことがありました。そういうのも今後の課題なのではないかなということを、最後に申し添えさせて頂きます。本当に大変お世話になりました。ありがとうございます。
(谷本委員) 
 谷本有美子と申します。公益社団法人の神奈川県地方自治研究センターという所で研究員をしておりますので、普段は地方自治と行政学をやっておりますが、2年間市民事業の専門委員会の方で補助金の審査をさせて頂いて、やはり先程、増田委員長も申し上げておりました様に、どうしても応募の数が減っているという中で、ただ一方で、税というものを県民の皆さんから頂いている中でそれを支給するという立場ですので、数少ない応募ですけれども、やはり少し厳しい目で選考せざるを得ないというところのジレンマに悩みながら2年間やって参りました。来年度以降もまた委員ということになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(豊田委員)
 公募委員の豊田直之です。二年間どうもいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。私の場合は、二年間の活動の中で県の水源環境保全・再生の取組というのは、しっかりとしていて、そのための税金であるということは、私自身は非常に良く分かったのですけれども、やはりその活動の中で見ていくと、県民の多くの人たちには、まだまだそれが届いていないな、ということを痛感しています。今回コミュニケーションチームのチームリーダーもさせて頂いて、ツールが揃って来ました。次期コミュニケーションチームの方に関わることがあれば、チームリーダーになって、このツールを使いつつ、しずくちゃんのグッズをどんどん提案して、事務局の方達と協力しながら、広報を強めていきたいと思っております。
 それともう一つ、県民会議とは関係ないかも知れませんが、県のSDGsパートナーというのにも志願しておりまして、今検討して、もう少しすると多分結果が出て来ると思うのですが、この県民会議委員の活動も、SDGsというのは絶対に外せない内容だと思いますので、どういう形で絡んでくるのか分からないですが、SDGsという考え方、方針というのを県民会議の方に流し込んでいく、つなぎ役として、頑張っていきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。
(西委員) 
 公募委員の西と申します。県央にあります、ふるさと環境市民というところで、環境活動を20年くらいやっておりました。今度5年経ちまして卒業ということですが、しずくちゃんの絵本、紙芝居という、すごく素敵なツールが出来ました。まだまだ私たちは子供たちの環境教育をしていきますので、そこで使わせて頂くのが、とても楽しみです。私もまた一市民からの発信になると思いますけれど、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
(羽澄委員)
 羽澄と申します。二年間やらせて頂きまして、ようやくやっと、全体像が掴めてきたというか、頭が追いついて来たような感じがしています。本当に水源環境と言っても幅広で、それぞれ奥が深いというのが良く分かりました。これからもう少しお役に立てたらと思います。私は少し他県の方ともいろいろと関係がありますけれども、冒頭に副知事がおっしゃったように、やはり神奈川県のこの施策というのは、一本抜きんでているところがあり、県民が税の使途について参加していくという形を一緒に見させて頂いて、勉強させて頂いているつもりでおりますので、またこれからもよろしくお願いいたします。
(林委員)
 神奈川新聞社の林と申します。長い間、鈴木座長をはじめ、本当にお世話になりました。
 また、市民事業専門委員会の増田委員長をはじめ、いろいろご指導頂きまして、ありがとうございました
 私は、14から15年程前にこの水源環境保全税が県議会にかけられた時に、たまたま県庁に詰めておりまして、いろいろな成果、着実な成果を伺う度に当時の侃々諤々たる議論を思い浮かべております。
 県の職員の方もこれからも大変でしょうけれど、頑張って頂ければと思います。ありがとうございました。
(森本委員)
 公募委員の森本です。私は、たまたま住まいが東京の町田なものですから、公募委員に応募出来るかどうか最初は悩みましたが、活動地域が神奈川県であれば構わないというものがあるようで、ここ2年、通算すると連続で5年経ち、満了を迎えます。これ以上駄目ですよね。気持ちとしては、もう少しやりたいと思っていますが、決まりがあるようです。
 委員としては県民フォーラムチームのチームリーダーを5年間やらせて頂きました。どこまで効果、成果があったか分かりませんが、なんとか及第点くらいはもらえるのではと思っております。これも委員の皆様、特に事務局の皆様が応援してくれたからこそで、その様な面では、今後ともお礼奉公に徹したいと思っております。今後ともよろしくお願いします。
(鈴木座長)
 ここからは各委員の委員長、座長ですので、順番に指名させて頂きます。施策調査専門委員会の吉村委員長お願いします。
(吉村委員長)
 施策調査専門委員会の吉村です。お世話になりました。2年間、特に今年度は盛り沢山で、ワークショップもありましたし、年度毎の報告書と先程の中間評価の指標、いろいろあったなと言う所が正直な感想です。この場で報告書と主要な原案をご承認頂いて安心している所です。
 皆様の発言にもありました様に、非常に県民会議としても委員会としても、環境管理のハードルの高い集まりというか活動になっておりまして、国の制度を見てみますと、「環境省の環境基準を達成すればそれで罰則はない」と言う事ですが、それで環境が良い状態にはならないという事でいろいろ知恵を絞りながら、新しい環境に向けて取り組んでいる所です。その様な取組、議論をさせて頂いているのも、しっかりとした事務局があり、県民会議の皆様と議論が出来るからだと思って、非常にやりがいを感じていた所です。2年間お世話になりました。ありがとうございました。
(増田委員長)
 増田です。1期から市民事業に関わっておりまして、この県民会議と言うのは、県民参加型というのが重要な位置づけになっていると思います。その様な意味では、市民事業というのは県民参加型、フィールド等で事業を行って施策に参加する市民目線です。大事な施策ももちろんですが、やはり一県民が参加する事により、税も生かされてくると私は思っております。
 今後もこの市民事業がより発展して行く事を望んでおります。2年間どうもありがとうございました。
(大沼副座長)
 2年前にこの県民会議に加わらせて頂きました。それまでは神奈川県の水源環境保全税は、我々の分野では非常に有名で、いろいろな研究の対象となっておりまして、私も調べて、いろいろな所で書いたりする事もありましたが、加わってみて「あっ、こういう風な事で水源環境保全税に、神奈川県の森林が支えられているのか」という事を初めて知りました。
 たまたま去年の7月にノルウェーでEUの「森林で水をきれいにしよう」という会議に出ることがありまして、「日本から来たのですから、何か話してください」と言われましたので、神奈川県の話をしましたら、非常に関心を持って頂きました。それをきっかけに「リーフレットを英語でも作ってください」と事務局にお願いしました。そのような所が私にとっては非常に有益な時間でした。
 次期はこうした取組を経済的に評価する事を推進して行くということですので、先程からお話にもあるように、出来るだけ県民の人達に分かりやすく、この施策の意義を評価出来たらと思います。一方でこうしたボトムアップ的に運営しているといったところも、評価が出来るのではないかと最近思っております。そういったところも少し考えて行かなければなと思っております。ありがとうございました。
(鈴木座長)
 皆さん本当にいろいろなご協力をありがとうございました。私は思った事は言ってしまいたくなる質で、皆様よりもたくさん発言をして、皆さんの言いたい時間を減らしていたのではないかと反省しつつ、皆様のご協力に感謝しています。
 この県民会議という仕掛けは、おっしゃる通りユニークで活力があり、最近いろいろな所で議論される第三者委員会等の中でも胸を張れる一つなのかなと思います。
 しかし、20年間と言う長丁場なものでして、10年が経ち、もしかすると何処かで制度疲労みたいなものもあるかもしれません。あまり制度疲労の側面は直に感じてはおりませんが、それは鈍いだけかもしれないと一方で思いながら、緊張感を持ってこの20年間、県民の方が取組んで行かれる事が大事であると思っております。
 いずれにしても、2年間の任期を全う出来たという事で、今日の時点ではホッとしております。
ご協力大変ありがとうございました。
 それでは時間内に予定した議事は終了しました。以上で司会を事務局にお返ししたいと思います。
(事務局)
 皆様、長時間に渡りありがとうございました。これを持ちまして第44回水源環境保全・再生かながわ県民会議を閉会いたします。

 

会議資料

次第(PDF:196KB)

資料1-1 施策調査専門委員会の検討状況について(PDF:161KB)

資料1-2 点検結果報告書作成の流れ(PDF:86KB)

資料1-3 点検結果報告書(第3期・平成29年度実績版)(案)に関する意見照会結果及び対応案について(PDF:1,113KB)

資料1-4 点検結果報告書(第3期・平成29年度実績版)(案)について(PDF:8,177KB)

資料1-5 ホームページでの点検結果報告書の公開について(PDF:1,897KB)

資料1-6 点検結果報告書(H29概要版)(PDF:2,160KB)

資料1-7 大綱20年間の取組の評価方法と施策の中間評価に向けた評価指標案(PDF:310KB)

資料1-8 評価指標案に関する補足資料(PDF:1,680KB)

資料1-9 森林の2次アウトカムにかかる評価指標について(PDF:907KB)

資料1-10 第3期以降の評価スケジュール(PDF:310KB)

資料2 平成31年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金(PDF:370KB)

資料3-1 平成30年度第2回事業モニター報告書(1)(PDF:9,493KB)

資料3-1 平成30年度第2回事業モニター報告書(2)(PDF:7,533KB)

資料3-2 平成30年度第3回事業モニター報告書(PDF:7,397KB)

資料4-1 県民フォーラム意見について(PDF:856KB)

資料4-2 第42回水源環境保全・再生かながわ県民フォーラム記録誌(1)(PDF:1,931KB)

資料4-2 第42回水源環境保全・再生かながわ県民フォーラム記録誌(2)(PDF:705KB)

資料5 平成30年度コミュニケーションチームの活動結果について(PDF:306KB)

資料6-1 第6期水源環境保全・再生かながわ県民会議への引継書(案)(PDF:2,824KB)

資料6-2 「第6期水源環境保全・再生かながわ県民会議への引継書(案)」への意見(PDF:173KB)

資料7 平成31年度 県民会議全体スケジュール(案)(PDF:231KB)

資料8 水源環境保全・再生事業会計 平成31年度当初予算案(PDF:353KB)

このページに関するお問い合わせ先

環境農政局 緑政部水源環境保全課

環境農政局緑政部水源環境保全課へのお問い合わせフォーム

水源企画グループ

電話:045-210-4358

内線:4358

ファクシミリ:045-210-8855

このページの所管所属は環境農政局 緑政部水源環境保全課です。