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更新日:2024年4月19日
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PM2.5に関する基礎情報
大気中に浮遊している小さな粒子のうち、粒子の大きさが10マイクロメートル(μm)以下のものを浮遊粒子状物質(SPM)といい、2.5μm以下の非常に小さな粒子のことを微小粒子状物質(PM2.5)といいます。
他の物質と比較してみても、海岸の細かい砂は粒径約90μm、人の髪は直径約70μm、スギ花粉は約30μmであることから、PM2.5が非常に小さな粒子であることが分かります。
PM2.5の主な発生源は、工場のボイラー・焼却炉などといったばい煙を発生する施設(固定発生源)や、自動車、船舶、航空機など(移動発生源)であると考えられています。
それ以外にも、土壌、海の塩、火山灰など自然由来のものや、他の地域から風に運ばれてくるものも原因のひとつであると言われています。
PM2.5は次の2通りの方法で生成すると考えられています。
一次生成 | 物の燃焼などによって、発生源から直接大気中に排出されること。 |
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二次生成 | 燃料の燃焼などによって発生する硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、溶剤・塗料の使用時や森林などから発生する揮発性有機性化合物(VOC)といったガス状物質が、大気中で光やオゾンと反応(光化学反応)して生成すること。 |
PM2.5の成分は、炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩のほか、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどの無機元素などが含まれます。また、次のグラフのように、季節、気象条件などによっても組成が変動します。
(データ出典:神奈川県公害防止推進協議会 PM2.5等対策検討部会)
注意:平成13年度の調査結果は調査5地点の平均値、平成28年度の調査結果は調査8地点の平均値をそれぞれ表示しています。なお、成分分析調査によるPM2.5の質量濃度は、自動測定機による常時監視の質量濃度とは測定方法が異なるため、単純比較はできません。
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