史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館（旧石器ハテナ館）

全国的にも数少ない旧石器時代をテーマにした展示施設で、様々な体験教室も楽しめます。併設する遺跡公園では、国の史跡に指定された旧石器時代の建物跡の他、縄文時代の復元住居などが見学できます。

旧石器ハテナ館

【所在地】相模原市中央区田名塩田3丁目23番地11
【アクセス】JR相模線原当麻駅から神奈中バス（田名バスターミナル行き）で「田名向原遺跡」バス停下車すぐ
【TEL】042-777-6371

ハテナ館の位置

日本でも極めて珍しい旧石器時代の建物跡

1992年（平成4年）から発掘調査を開始。1997年（平成9年）の旧石器時代の調査で、約2万年前の建物跡（住居）と推定される遺構が発見されました。1999年（平成11年）1月に国の史跡として指定されたこの建物跡が、田名向原遺跡です。

史跡田名向原遺跡公園Map

旧石器ハテナ館マップ
県道48号線を挟む形で、史跡田名向原遺跡公園と史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館（旧石器ハテナ館）があります。

史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館（旧石器ハテナ館）

ハテナ館入口全景

県道48号線に面した側に史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館（旧石器ハテナ館）の入口があります。
当施設は2009年（平成21年）に開館。旧石器時代の「住居状遺構」をメインに展示し、住居状遺構からの貴重な出土品（神奈川県指定重要文化財）等を展示しております。

入口の様子

内部展示の様子
旧石器時代の暮らしを中心に展示が始まります。

内部展示の様子

映像展示コーナーでビデオ学習を

ビデオ視聴
田名向原遺跡についての映像を交えて学ぶことができます。

画面のサンプル

想定建物復元模型

田名向原遺跡の最大の特徴は、約2万年前の建物跡（住居）と推定される遺構が発見されたことであり、日本の旧石器時代の建物跡は極めて発見例が少なく、人類の定住化の歴史を知るうえで貴重な遺跡です。
黒曜石を割って作った槍先（尖頭器）等、実際に出土した石器の展示も見ることができます。

縄文時代～中・近世の展示

田名向原遺跡周辺は、旧石器時代～中・近世に至る重層的な遺跡（田名塩田遺跡群）で、そこで出土した縄文時代～古墳時代、奈良・平安時代の遺物も見学することができます。

縄文時代の展示

真脇式土器

これも田名塩田遺跡群（A地区）から出土した「真脇式土器」です。

実習・講習室の利用

体験教室（事前申し込み制）

学習指導員の指導による様々な体験教室があります。（一部、材料代負担あり）
・通年体験教室（勾玉づくり、魔鏡づくり、矢じりづくり、火おこし体験）
・月替り体験教室（土器づくりや石器づくりなど月替り体験メニューがあります）
※詳しくは、旧石器ハテナ館のホームページをご覧いただくか、旧石器ハテナ館までお問い合わせください。
※体験希望日の3日前までにご予約ください。（当月分の予約は1日から）