ホーム > 教育・文化・スポーツ > 教育 > 教育制度・教育統計 > がっこう最前線 > 商工高等学校
更新日:2024年6月10日
ここから本文です。
神奈川県立商工高等学校の活動内容を紹介するページです。
本校は創立102年を迎えた「総合ビジネス科」と「総合技術科」の複合型専門高校です。「挑戦」「自立した人間性豊かな職業人をめざして」を目標に掲げ、ものづくりとビジネスの連携を充実させ、地域や社会の健全で持続的な発展を担う職業人を育成しています。本校は総合ビジネス科と総合技術科、相互の授業を選択することができ、お互いの強みを活かすことができる学校です。生徒たちは、夢の実現に向け課題を克服して何事にも挑戦し続けることを学び、卒業後は、幅広い分野の就職先や進学先で活躍しています。
総合ビジネス科の課題研究の授業では、これまでに商業に関する授業等で学んだ知識と技術を生かした研究活動を行っています。令和4年度は、デュアルシステムの実習(学んでいる専門分野の関連企業等で年間を通じて取り組む実習)でお世話になっている、東京牧場株式会社と連携し、食料問題の解決策として、「環境負荷が少なく、栄養価の高い代替肉を普及させるための研究」を行っています。代替肉の中でも、「大豆ミート」に注目し、「大豆ミートを普及させるにはどうしたらよいか」をテーマに活動しています。これからの日本を担うZ世代(1990年後半から2000年代に生まれた人々のこと)に普及させるための研究の一つとして、商品開発を行いました。
開発商品は、10代の好きな食べ物ランキングで上位に入っているハンバーグに決定し、大豆ミートを使用したハンバーグが載った丼にすることとしました。
開発までの過程では、畜産肉のハンバーグに近づけることが難しく、畜産肉を50%使用し、混ぜ合わせることで、ハンバーグとしての満足度を維持したまま大豆ミートを普及させる商品ができると考え、大豆ミートを50%使用したハンバーグが載った「半々バーグ丼」が完成しました。
半々バーグ丼をZ世代の高校生に食べてもらうために、7月6日水曜日の放課後、校内にキッチンカーを乗り入れて販売実習を行いました。購入者に対しては食後のアンケートを依頼し、検証を行いました。
今後もZ世代に大豆ミートを普及させるために、大豆ミートを100%使用した商品を開発したり、販売場所・広告方法を検討したりして研究活動を続けていきます。
総合技術科の自動車工学の授業では、企業との共同授業を行っています。1学期はユニプレス株式会社相模事業所にてユニプレスの方々の協力のもと、工場見学・自動車構造の実技講座・就職試験に向けての心構えの授業を行っていただきました。本校で自動車構造の基礎知識を学び、さらにユニプレス株式会社の実技講座を組み合わせることにより、知識をより深め、また、自動車を造る仕組みを学ぶことができました。企業の方の実技講座を受け、さらに社会人の心構えを話していただき、今後の進路決定の参考になりました。
本校は、全国的にも数少ない総合ビジネス科(商業)と、総合技術科(工業)が併設しており、他校では真似のできない「商」と「工」が連携してより深い学びを実現することができる学校です。これからも、今まで以上に総合ビジネス科と総合技術科が連携し、協力することにより、自立した人間性豊かな職業人を育成し、変化する社会に対応できる人材の育成を目指します。
神奈川県立商工高等学校
電話:045-353-0591
(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)
このページの所管所属は教育局 総務室です。