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更新日:2024年6月10日
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神奈川県立座間総合高等学校の活動内容を紹介するページです。
本校は平成21(2009)年4月、栗原高等学校とひばりが丘高等学校が統合され、県央地区で初めての全日制総合学科高校として誕生しました。生徒一人ひとりの学習や進路等の目標の実現に応えるため、単位制の利点をいかした年次進行を基調とし、学力の育成、豊かな人間性を培い、社会的・職業的に自立することを目指した学校づくりに取り組んでいます。その中で本校は「キャリア教育」と「国際理解教育」の二本を教育の柱としています。
ここでは、「国際交流委員会」が中心となり企画した、外国につながりのある生徒との交流事業、そして国際理解を深めるための取組などを紹介します。
本校には毎年、在県外国人等特別募集枠として10名の外国につながりのある生徒(在県生徒)が入学してきます。その新入生の歓迎会が毎年4月に催されます。これは「国際交流委員」が中心となり企画するもので、歓迎会を通して新入生と先輩(在県生徒・一般生徒)との交流を図ります。
自己紹介をした後、今年はけん玉に挑戦して楽しい時間を過ごしました。在県生徒はもちろんのこと、多くの生徒にとって初めての経験です。慣れてくるまでに時間のかかる生徒もいましたが、何度かクリアーする中で自然に互いに打ち解け笑顔があふれました。
国際理解教育の一環で「貿易ゲーム」を行いました。貿易ゲームとはクラス内で班(国)を作り、資源・資金を用いて他の国と貿易を行い、自分たちの国を発展させるゲームです。このゲームの面白いところは、最初にそれぞれの国が持っている資源や資金が現代社会と同様に異なるという点です。生徒たちは国同士で交渉して貿易を行い、自分たちの国を発展させるために奔走します。ゲームを終えた生徒からは、国の格差と貿易の難しさなどを体験し、現実の国際社会の問題にも気付けて勉強になったという感想が聞かれました。
1年次の「産業社会と人間」という授業の一環で、多文化共生について考えるワークショップを行いました。内容は、字が読めないという状況の中で家族に薬を買ったり求人広告を読み取ったりする疑似体験や、バーンガというトランプを使った異文化シミュレーションゲームなどで、生徒は異文化で生活をすることの困難さなどを学校にいながら体験することができ、熱心に取り組んでいる様子でした。
これも「国際交流委員」企画の行事です。毎年たくさんの在県生徒が参加します。七夕を知らない生徒も多いので、まずは七夕について説明して、その後、皆で短冊に願いごとを書き、笹に飾りました。
本校では、その他にも11月にハーモニーホール座間を会場として「国際フェスタ」という行事を催します。これは自分の母語以外を使って、様々なパフォーマンスをすることで国際理解を図るものです。英語の発表はもちろん、本校の選択授業であるスペイン語・中国語・フランス語・ハングルの4言語を学んでいる生徒たちの成果発表の場でもあります。また、在県の生徒たちは教科の勉強はもちろんですが、日頃から日本語習得に一生懸命取り組んでいます。その努力の成果をこのイベントで発表します。また、翌年3月には「国際理解講演会」を催します。こうした取組を通じて、今後も国際理解と多文化共生について深く考える力を育んでいきます。
神奈川県立座間総合高等学校
電話:046-253-2920
(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)
このページの所管所属は教育局 総務室です。