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更新日:2024年10月25日
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神奈川県立商工高等学校の活動内容を紹介するページです。
本校は、今年創立104周年を迎える、総合ビジネス科(商業)と総合技術科(工業)を併置した全日制専門学科の高校です。
FMヨコハマ及び日本工学院八王子専門学校、大原簿記情報ビジネス専門学校横浜校等と連携協定を結び、より実践的な授業を実施しています。
総合ビジネス科では、ビジネス(商業)に関する基礎的な知識を身に付ける学習を行います。ビジネスを学ぶと経済の仕組みが理解できるようになり、あらゆる進路先で活用できることから、本校の総合ビジネス科は企業だけでなく、大学からも大きく注目されています。また、普通科にはない職業検定や資格の取得にも力を入れています。
総合技術科では、工業全般に関する専門科目を学ぶことで、機械や電気、化学などの工業系知識・技術を身に付けます。1年生では道具や機器の使い方、そしてものづくりの基礎を学習します。2年生からは機械・電気・化学の分野に分かれ、より専門的な学習を行います。工業系の大学入試や就職試験の際、強力な武器となる検定・資格取得のための指導が充実しています。
課題研究は、総合ビジネス科では2・3年生で、総合技術科では3年生で履修をします。生徒自身が課題を設定し、その課題を解決するためにはどのようにしていけばよいのか、これまで学習してきたことをもとに計画・調査・研究・実施・振り返りを行い、学んでいく科目になります。この課題研究(ボランティアスピリット)は、総合ビジネス科3年生で実施をしている科目で、12名の生徒が受講しています。
令和5年度から始まった課題研究(ボランティアスピリット)では、本校の教育目標、特に地域という点に重点を置いて学習を行っています。生徒たちに自分たちは地域のために何ができるのだろうか、という考えをもってもらうために、4月最初の授業では、横浜市社会福祉協議会や保土ケ谷区社会福祉協議会の御担当者様から講義をしていただき、ボランティアや地域の現状等について学びます。
その後、今井町自治会や今井地域ケアプラザの御担当者様と意見交換をし、6月から8月にかけて生徒たち自らが考えた地域貢献活動を、地域の皆様の協力のもと行っていきます。令和6年度は、6月には今井地域の清掃活動、8月には今井地域のお祭りでのイベント企画・運営、子育てサロンでの子育て支援活動を行いました。
また、社会福祉協議会の役割や社会福祉協議会についての認知向上を図るために、戸塚区社会福祉協議会様とのノベルティの作成や、ほどがや区民まつりへの参加などが現在進行中です。
この授業を受講している生徒たちは、学習を通して、座学だけでは学ぶことができないことを学んでいます。「こういう活動をしない限り、毎日訪れている学校の周りの方々と交流することがなかったので、とても楽しいです。学校生活を送るなかでこのような経験ができ、私たちは多くの方々に支えられているということを実感しました。」と生徒からも好評で、担当教員からみても、生徒の新しい一面をみることができ、生徒の成長を実感しています。
ほかにも、近隣の小学校の社会や総合的な学習の時間の授業でのコラボや今井地域での冬のイベントの企画・運営など、様々な計画が進行中です。
本校は、生徒たちが主体的に行動し、そこからさまざまなことを学び、社会で活躍することができる人材を今後も育成していきます。
神奈川県立商工高等学校
電話:045-353-0591
(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)
このページの所管所属は教育局 総務室です。