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更新日:2025年4月1日

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【先輩移住者座談会】神奈川の魅力と暮らし~「転職なき移住」を実現した先輩たちの声」~

テレワークをきっかけに神奈川へ移住された方々にオンラインでお集まりいただき、神奈川での暮らしについて本音で語っていただきました。移住先の市町を選んだ理由やライフスタイル、移住を考えている方へのアドバイスなど、先輩移住者たちのリアルな声をお届けします!

移住ってなに?

司会:NPO法人ふるさと回帰支援センター 神奈川県移住コーディネーター 堀江 成江

堀江相談員

人の暮らしを考えた時、「住まい」「仕事」「人(ネットワーク)」があります。そのそれぞれの中で何を優先し、大事にすべきか、ライフスタイルや生き方を根本から見つめ直し変えていくこと。そして、その先にある豊かな暮らしをさがしていくことが移住なのではないでしょうか?

先輩移住者プロフィール

■小田原市 桜井晴也さん

小田原市移住者
2022年4月、東京都から小田原へ単身で移住。仕事は、旅行メディア関連。仕事とは別に、小田原の魅力をつくりだすもの・こと・ひとを発信する自身のWebメディア『おだわらさん』を運営。

 


■三浦市 森本菜津美さん

森本様

2023年1月、東京都から三浦市に引っ越し、保護犬・チョコとの暮らしを満喫中。仕事は、大学生の就職支援のためのメディアやイベントを企画する企業の事務職。

 


■二宮町 上野かなえさん

二宮町移住者

13年間、東京都での暮らしを経て自然が恋しくなり、2021年1月に夫と移住。二宮町移住後にで娘を出産し、現在は3人家族。フリーランスなので、今は仕事より子育てに重点を置きながら、町内の活動に町の子育てサロンの他、書道教室、落花生再生プロジェクトにも参加。

 


■箱根町 西岡利明さん

箱根町移住者
根根トライアルステイを経て、2020年に東京都から移住。妻、娘2人の4人家族。仕事は、複数のNPO・企業に所属するスタイルで楽しく働く。箱根移住後は、移住支援を行いながら、あそびを通して人のつながり・交流をつくる『箱根あそびネット』を立ち上げ新たなコミュニティ作りをスタート。

 


■湯河原町 森安亮介さん

湯河原町移住者

東京都で15年以上暮らした後、2014年4月、夫婦と子ども2人で湯河原町に移住。「海のそばで暮らしたい」という希望を叶え湯河原ライフを送る。都内のシンクタンクと大学研究機関で勤務。

 

自分の中で大切なものを見つめ直す(移住のきっかけ)

堀江 みなさん東京都在住からの移住ですが、きっかけや今の土地を選んだ理由を教えてください。

桜井 新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)拡大に前後して、会社でテレワークの環境が整えられたこと、また出勤を必ずしも必要としない部署へ異動したことが理由といえます。
 自分は歴史オタクだったので、小田原にはもともと興味がありました。観光客として訪れるうちに、自然が身近にあること、生活と観光のバランス、こだわりを持った個人経営の飲食店の多さなど、生活拠点としての魅力に気づきました。「駅から10分、海から5分、城から3分」という立地に住めることには驚きましたね。何より、小田原で出会う方々が、皆さん温かく、穏やかに接してくださったことが移住の最後の決め手になりました。

小田原まち並み2

森本 私は東京の目黒に住んでいたんですが、ペット可の物件は少なく、ワンルームなので狭く感じていました。そんな時、転職することになり、新しい会社がテレワークでした。犬ものびのび過ごさせてあげたいし、自分自身も空が広いところで暮らしたいと思うようになったんです。
 もともと、ワンちゃんつながりのSNSで知り合った先輩移住者の投稿をずっと見ていて、2022年の11月にその方が経営している飲食店に行きました。三浦に行ったのはその時が初めてでしたが、海があるというのは長野県出身者にとっては憧れだったんですね。おいしいパン屋さんもあって、畑もあって空が広くて、いろいろな人が気軽に話しかけてくれるし、ワークスペースもあるというのが決め手で、その後物件探しをスタート。2回目に行った時は住まいの内見をして、3度目には引っ越し。思いたってから2か月くらいで移住しました(笑)。

三浦まち並み


上野 フリーランスになった頃、コロナが流行り出してちょうどリモートに移行するタイミングでした。この先、しばらくリモートが続きそうだったのもあり、自分自身が自然豊かなところに住みたいという気持ちが大きくなってきたんです。それで、千葉県内を探したり、神奈川も辻堂でお試し宿泊もしてみたのですが、もっと自然豊かな場所をと思い大磯に辿り着きました。でも、なかなか手頃な物件がないと思っていたところに、隣町の二宮で今の住まいを見つけました。その時、初めて二宮を知ったんです。実際に来てみると、部屋から海も富士山も見えるし、もう「ここだ!」となって、すぐに夫に電話して「ここに決めていい?」と即決(笑)。今、夫は東京まで時々通勤していますが、東海道線で確実に座れて東京まで行けます。
し、中途半端な所に住むよりは交通の便もいいと思います。

二宮町まち並み2


西岡 コロナで公園に子供を連れて行ってもすべり台が大混雑していて、家もリモートには手狭でした。夫婦で話して、テレワークなのでもう少し広いところに引っ越したいということになったんです。千葉県の方も探しましたが、タイミングよくWebサイトで箱根町の施設『cotoha(コトハ)』で体験移住ができるのを見つけました。そんなに箱根町に興味はなかったんですが、2週間住んでみたら、広々しているし空気も澄んでいるし、ここにしようかと。体験中にちょうど住みたい家も見つかり、スピード移住という感じでしたね。

コトハ2

(写真はcotoha(コトハ))


森安 湯河原は特に決めていたわけではなかったんです。移住すら全く考えてなく、当面はずっと東京に住むつもりでいました。ただある時、大切な人が亡くなるという出来事があり、それが自分たちの人生や将来を見直すきっかけになりました。それ以前も「老後はいつか海の見えるところに暮らしたいね」と夫婦で話すことはありましたが、どこか漠然とした遠い将来像でした。でも大切な人の死を機に、「いつかって一体いつだろう」とか、「老後ってことは数十年も待つという選択をしているのか」などと考えるようになったんです。いざ調べてみると、交通費や移動時間などそれまで東京に住むべき理由だと思っていたものも実は居住の制約条件ではないことが段々分かってきました。実は固定概念に囚われていたのは自分たちだったことに気づいたんですね。それに西岡さんがおしゃっていたように、東京の公園に違和感を感じたというのも移住の後押しになりました。

 

それぞれのスタイルで育む自分の居場所(ライフスタイルと人づきあい)

堀江 みなさん職業は変わってなくても、ライフスタイルや人づきあいでいろいろ変化があったのではないですか?

桜井 

職場は都内ですがテレワーク可能なため、必要に応じて東京へ行き、あとは小田原で仕事です。平日の日中は仕事をしますが、昼休みの時間は海まで散歩しに行ったりしています。また、フレックスタイムの仕事なので金曜日は夕方早めに仕事を終わらせバスで20分くらいの箱根まで行って温泉に入り、一杯飲んで週末を迎えることもあります。旅行関係の仕事をしているため、職場の同僚もお出掛けに興味のある人が多く、誘うとすぐに来てくれますので心の距離は東京にいた時と変わりませんね。また、地域の方々とはWebメディア『おだわらさん』を通じていろいろ関わらせてもらっています。ですから、私の場合人づきあいは「変わった」のではなく「増えた」という感じですね。

桜井様(本文)

(写真は桜井さんとご友人)

森本 今は、午前中は家で仕事をして、昼には電車で1駅なんですが愛犬も一緒に三浦海岸まで出かけて、お散歩してからランチ。午後は、カフェ&コワーキングスペース「BAYSIDE SHARE」で仕事をしています。
 人づきあいに関しては、ワーケーションのスタイルで会社の同僚も、家に泊まって、ランチをしてからワークスペースで仕事をすることもあります。そこで同僚と地元の人のつながりができたりして、私も桜井さん同様に人づきあいが拡大している感じです。これは私にとってしあわせなことだなと思います。

ベイサイドシェア2

(写真はBAYSIDE SHARE)

上野 あえて都会と比較するなら、ご近所づきあいが活発にできるようになったなと思います。子供が生まれた時に、抱っこ紐やベビーカーのお下がりをもらったりして、そういう関わりができる地域だというのはメンタル的にも心強い面があります。都会にいたらこれはなかっただろうなと思います。また、地元の人が活動的な方が多くて、「はらっぱマルシェ」とかイベントも豊富。地域の人とつながる場所もいろいろあって友達になりやすいですね。
 それから、すごくリラックスしていられるというのが自分自身の「あり方」の点で大きいですね。人の目を気にして自分を良く見せようとしたり、人に合わせたり、以前はあったような気がするんですが、今、二宮町で暮らしていると本当に自然体でいられるというのは、人間関係の部分で変わった点かなと思います。そういう魅力を発信をしていたら、二宮町に興味を持って移住してきてくれた知り合いが2組いるんです。

西岡 箱根にちょくちょく遊びに来てくれる友達もいるので、東京にいた時よりも東京の友達と遊んでいますね。箱根町は人口1万人ほどで、保育園も1クラス13人です。東京にいた時はサービスを受ける感じで人数も多くて、「もっとこうしたらいいのに」と思っても声をあげる気にもなりませんでした。でも、このくらい人数が少ないと住民の声が届きやすいというか。役場や保育園側と何かと直に話ができます。この「話ができる」というのは大きな変化ですね。
 箱根町が他と違うのは99%が観光産業なので、みんなの矢印が外に向いていて内側のつきあいが少ない感じです。僕のようにテレワークで箱根で仕事をしていると、地元との接点がないんですね。意外にコミュニティが少ないなと気づいて、それなら自分たちでやろうと『箱根あそびネット』を立ち上げました。マルシェや、たき火と焼き芋、子供のお絵かき教室をやったりしています。コミュニティがないと嘆いているより、自分たちで作ろうと2022年からスタートしました。

森安 湯河原は田舎と都会がいい塩梅で調和しているまちだと思います。人間関係も程よい距離感に感じます。しょう油を貸し借りするほどの密な近さは私ちょっと苦手なのですが、湯河原はそこまでではない。普段は挨拶程度だったとしても、ご近所さんの人となりは知っていたり、何か困ったことがあると助けてくれたりします。そんな適度な距離感が非常に心地良いです。先日も猫が逃げてしまったのですが、ご近所さん皆で探してくれたり、他の猫を飼ってる近隣の方をご紹介いただいたり…と皆さんが助けてくれました。おかげで、3~4日くらいで無事に家に帰ってきました。また、地域の人の多様性も魅力です。例えば湯河原に来て最初にパパ友になったのは流木アーティーストの方でした。他にも例を挙げればキリがないですが…、東京ではなかなか知り合えないような人と知り合い、新しい価値観に触れる機会が多いです。今まで自分の世界がいかに狭かったか?を痛感します。周りの価値観が多様だと、自分を振り返ることも多いく「自分はまちに何ができるんだろう」と考えさせられる場面も非常に多いですね。東京なら「誰かがやってくれるだろう」と見向きもしなかった様々な事柄に対し、湯河原に来てからは「自分は何が出来るのか」と考えるようになりました。地域の中だからこそ見いだせるような自身の持ち味のようなものがいろいろあって、「あ、こんなところでも貢献できるんだ」という発見が多いです。

堀江 自分の役割があるということは、自分の居場所になるということですね。だからこそ、そのまちに愛着がわくし、そこに暮らす自分を愛せるようになるわけですね。

 

移住を考えているなら、まず行動!(ひとことアドバイス)

堀江 移住を考えている方へメッセージを!

桜井 小田原は選択肢の多いまちで、都会と田舎、それぞれの魅力をバランス良く持っている場所です。コミュニティに入り込むこともできるし、都会にいる感覚で暮らしながら、海も山も楽しむ生活ができます。それをいいとこ取りできるので、まずは気軽に遊びに来てほしいですね。

森本 私は、移住というより好きなところに引っ越した感じです。今、移住で悩んでいる人は、「ずっとそこに住まなきゃいけないのかな」とか、すごく重大なことと考えているんじゃないかと思います。でも、合わなければ引っ越すという選択肢もありますし、好きなまちがあるなら住んでいる方に話を聞くとか、まずは一度住んでみてもいいのではないでしょうか。

上野 自分ではやはり自分の中でみなさん自分なりの豊かさを求めて移住している気がします。わたしは自然環境の豊かさでしたが、人ぞれぞれ自分がどこに余白を持ちたいのか、自分の気持ちをキャッチしながらいろいろなまちを見たらいいのではないでしょうか。頭で理解して、心で納得して初めて動けるものだと思うので、情報収集しながらまちに実際に赴いてみてください。そうすれば、「ここだ!」と直感で思えるところに導かれると思います。

西岡 条件で選ぶと、住んだ後に嫌なところが気になってしまうと思うんです。「なんとなく体にあうなぁ」とか、それこそ上野さんが言うように直感が大事だと思います。そこに納得があれば、必要なら嫌なことは変えていけばいいし、それもだめなら引っ越せばいいわけです。自分の決断に納得ができればいいのではないでしょうか。

森安 「迷うんなら一度動いてみる」ことがオススメです。特に神奈川県内なら、「転職なき移住」はそんなにリスクはないと思います。お試し移住もありますし、そのまちに何泊かしてみて、自分に合うか、まずは試してみてはどうでしょうか。

堀江 とにかく「アクション!」ですね。

今日はみなさん、貴重なお話をありがとうございました。

 

ときめきスポット クローズアップ

■小田原市 桜井晴也 さん

小田原城

やはり小田原城は欠かせません。豊かな自然のうえに、城下町・宿場町としての歴史や文化が重なり、それらが自分の生活と見事に調和していることが小田原の良さだと思います。また、お城から5分ほどのところにある「御幸の浜」も大好きなスポット。近くのジェラート屋さんでは、観光客と地元の方の触れ合いも生まれていて「小田原の日常」を体感できますよ。

小田原城(リニューアル後)

 

人気のジェラート店「龍宮堂」

龍宮堂

 

小田原のまち並み

小田原まち並み



■三浦市 森本菜津美 さん

河津桜

春は河津桜がきれいで菜の花とのコラボレーションもとても素敵です。その道を愛犬と一緒に散歩するのが楽しみです。それから、海がきれいなのも魅力だと思います。

河津桜

 

カフェ&コワーキングスペース「BAYSIDE SHARE」

ベイサイドシェア

 

三浦の海とまち並み

三浦まち並み

 

■二宮町 上野かなえ さん

吾妻山

 駅からすぐのところにある吾妻山がおすすめです。標高は130mくらいですが、山頂からの景色が好きで家族と一緒にのんびりしたり、友達が来ると必ずここでお昼寝してもらいます。

吾妻山

 

二宮町のきれいな海

二宮まち並み

 

■箱根町 西岡利明 さん

本喫茶「わかば」

 このお店をきっかけにいろいろな地元の人とつながることができました。子供が2人いるのですが、移住していきなり保護者同士仲良くなるのは難しいので、こういうカギとなる場所を見つけると地域に溶け込みやすいです。

わかば

 

仙石原

仙石原

 

移住体験・交流施設cotoha

コトハ

 


■湯河原町 森安亮介 さん

福浦公園

湯河原は、海も山も温泉もおすすめですが、海の近くに素敵な公園があり、ここがお気に入りです。公園から山も海も見えるのですが、季節や天気によって変化する様子が眺められ自然の豊かさを満喫できます。

公園

 

海岸

海

 

湯河原のまち並み

湯河原まち並み

 

参考情報

☆神奈川県内市町村の移住支援施策等についてはこちらのページでご紹介しています。

shiensaku_1

(神奈川県内市町村の移住・定住支援情報ページに遷移します)

 

☆神奈川県の移住相談窓口についてはこちらのページでご紹介しています。
移住相談(ちょこっと田舎・かながわライフ支援センター)(別ウィンドウで開きます)

 

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