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初期公開日:2024年5月7日更新日:2024年5月7日
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議会のデジタル化について検討しました
令和5年2月7日に、総務省から条例や会議規則等の整備といった、所要の手続を講じた上で、オンラインによる常任委員会などへの出席を可能とする通知が発出された。また、令和5年4月26日に、地方自治法が改正され、議会に係る手続のオンライン化が可能となった。こうしたことを踏まえ、本県議会における議会のデジタル化に係る検討について、令和5年6月27日の団長会において、議長から議会改革会議に依頼があり、検討を行うこととなった。
その際、効率的に検討できるよう、検討項目ごとに関わりの深い会議体で検討を進めることとし、議会改革検討会議では、次の3項目について検討を行った。
【検討課題1】円滑なオンライン会議の実施に向けた情報機器や通信環境等の整備に向けた検討
【検討課題2】オンライン化が可能となった手続に係る検討(請願書、陳情書及び政務活動費に係る手続を除く。)
【検討課題3】誰一人取り残されない、やさしいデジタル化の実現に向けた方策の検討
議会運営委員会からの提案を踏まえ、整備する機器等を決定し、オンラインによる委員会出席に係る規定の整備(委員会条例の改正)が行われ次第、速やかに整備することとした。
議会に係る手続については、従前の書面による手続の併存も考慮した上で、オンライン化する方向で検討を行い、オンライン化の方針をまとめた。
手続のオンライン化に対応するため、神奈川県議会会議規則及び神奈川県議会電子署名規程について、所要の改正を行うこととした。
「請願・陳情」に係る手続については、議会運営委員会でオンライン化について検討中であることも踏まえ、実務面や環境の整理は、「請願・陳情」に係る手続と並行して、令和6年度に手続ごとに関係する会議体で検討することとした。
聴覚障害などにより音声が聞き取りにくい傍聴者の利便性向上のため、令和2年度から音声文字化システムを導入し、音声を文字データに変換し、傍聴席に設置する大型ディスプレイに表示している。
また、聴覚障害のある議員に対しては、本会議及び委員会においてタブレット端末を貸与し、音声を文字データに変換する対応を行っている。
現在利用している音声文字化システムについては「誤変換が多い」という課題が挙げられている。
誤変換の多さの一因として、マイクの収音性能の低さがあることから、令和5年12月末の中継機器の更新に併せて、委員会会議室のマイクを収音性能の高いマイクに更新した。
また、ソフトウェアとしての音声文字化システムについて、当事者団体及び他都道府県議会への利用状況等の調査結果を踏まえ、音声文字化ソフトウェアの試行を行った。試行結果を踏まえ、文字変換の精度、速度及びアプリケーションの安定性を考慮した上で、適切なソフトウェアを導入する方針とした。
なお、今後も適切なソフトウェアの導入については、毎年度検討することとした。
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