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更新日:2024年12月30日
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神奈川県の広報紙「県のたより」のページです。毎月1日(4月号は3月31日)発行。WEB版では、バックナンバーもご覧になれます。
横浜DeNAベイスターズ
三浦 ⼤輔(みうら だいすけ)監督
昨年、神奈川県民にとって最大のグッドニュースは、横浜DeNAベイスターズの日本一ではなかったでしょうか?11月30日のパレードには沿道に30万人もの人が集まり、横浜は歓喜の声にあふれました。つらいこと、悲しいことがあった人も、あの感動に酔いしれて、幸せな気持ちになれたに違いありません。
野球といえば、メジャーリーグで3度目のMVPに輝いた大谷翔平選手の大活躍に、日本中が熱狂し、感動しました。メジャーリーグ中継にこんなに多くの人がくぎ付けになったことはこれまでなかったでしょう。
そして、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会でも、神奈川県ゆかりの選手たちが、大活躍して、たくさんの感動を届けてくれました。県庁で行われた祝賀会では、テレビでその活躍ぶりを見ておなじみになっていた選手の皆さんが晴れやかな表情を見せてくれ、会場はいっぱいの笑顔に包まれました。
スポーツには感動を呼び起こす大きな力があると改めて実感した1年でした。そして、今年11月には日本で初めてとなるデフリンピックが東京で開催されます。デフリンピックは国際的な「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」で、トップアスリートたちがどんな活躍をしてくれるか、きっと感動のステージがたくさん待ち受けているに違いありません。
ところで、私たちは「ともに生きる社会かながわ」を目指している中で、障がい者アートを「ともいきアート」と称し、普及に力を入れています。昨年11月には横浜赤レンガ倉庫で大規模な「かながわともいきアート展」を開催しました。一人一人の障がい者が独自の世界観を持ち、個性あふれる手法によって表現するダイナミックなアートの数々。言葉での表現は得意じゃないけれど、心の内にある思いや世界観をアートの形で表現しているのかと思う時、その作品のメッセージ性に大きな感動を覚えました。
「いのち輝く」ために感動は大きな機会を与えてくれます。感動すると、心が洗われたような気持ちになって、元気になります。スポーツやアートだけでなく、エンターテインメントや音楽、観光、料理など、素晴らしいものに出会った時、人はみな感動します。逆に災害や、病気や事故などつらい時にも、人の善意や行動に感動することもあります。
心が大きく揺さぶられると、これまでとは違った形で物事が見えてきたりもします。一緒に感動すると、みんながつながることができます。感動によって人に対して優しい気持ちになることもできます。私は県民の皆さまとともに、今年は「感動あふれる県政」を実現していきたいと思っています。
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