更新日:2024年4月4日
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淡水魚類図鑑
トゲウオ目トゲウオ科
分布 |
サハリン、千島列島から千葉県までの太平洋側と、沿海州と朝鮮半島東岸を含む日本海側 |
形態 | 全長6から10cm、背びれの前方の棘が遊離して大きいのが特徴です。体側には32から35枚の鱗板があります。 |
生態 | 平野部の河川や湖沼に生息し、遡河回遊型の生活史を持ち陸封型はありません。 3月頃川を遡上し、水草のあるところで巣を作り産卵します。ふ化した稚魚は巣の周りで育ち、夏から秋にかけて海に下ります。 |
備考 | 現在、イトヨの仲間はニホンイトヨの他、太平洋系降海型イトヨ(G.aculeatus aculeatus)と太平洋系陸封型イトヨ(G.aculeatus subspp.)に細分化されました。太平洋系降海型イトヨは、北海道に分布する遡河回遊魚です。他方、太平洋系陸封型イトヨは、北海道や東北、北陸地方の一部に不連続に分布し一生を淡水域で過ごします。 |
地方名 | ハリウオ、トゲウオ |
岩手県にて臼田氏撮影 |
関連リンク
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