更新日:2024年4月4日
ここから本文です。
淡水魚類図鑑
スズキ目ハゼ科
分布 | 青森県から九州にかけて広く分布します。 |
形態 | 産卵期の雄は、真っ黒になり、第一背びれの棘が長くのびます。 |
生態 | 主に内湾や河口周辺、運河等の石等の障害物の周辺でみられます。 やや太短い円筒形で、黒から褐色をしています。 体側には数本の暗色縦条が見られます。 頭部側面には、明るい色の斑点が点在します。 胸びれ基部が白または黄色の帯があるのが特徴です。 5~9月頃が産卵期で、転石の下や空き缶などの中に卵を生み、雄が守ります。 ふ化した仔魚は、海に下り、1-3ヶ月後に川を集団で上っていきます。 河川では、近縁種のヌマチチブの方が個体数多く、川の下流から上流にかけてはヌマチチブ、河口域はチチブにすみ分けしているようです。 |
産卵期の雄 | 石の下に産み付けられたチチブの卵 |
関連リンク
このページの所管所属は 水産技術センター内水面試験場です。