更新日:2024年10月19日

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水環境(河川)への影響と適応策

神奈川県における河川に対する気候変動の影響と適応策

気候変動の影響

 気候変動による気温の上昇は、河川の水温を上昇させる可能性があります。
 神奈川県では将来、水温上昇に伴う溶存酸素の低下や水質の悪化が予測されています。

 

影響に対処するための県による施策(適応策)

 相模川水系及び酒匂川水系の取水堰上流において、自然石の配置や河床に礫を敷くなど自然浄化機能を高める整備を行います。

 

【参考】日本全国における気候変動による影響(概要)

出典:気候変動影響評価報告書(別ウィンドウで開きます)(2020年12月、環境省)

現在の状況

  • 全国の河川のうち、夏季は73%、冬季は77%で水温が上昇傾向
  • 短期集中降雨の増加、大雨間隔の短期化等により土砂流出量が増加(長良川)
  • 記録的な高潮や夏季の渇水による塩水遡上(淀川、信濃川)
  • 洪水期と渇水期の二極化の進行(芦田川)
  • 湧水水温の上昇(真姿の池(東京都))

将来予測される影響

  • 河川水温の上昇
  • 浮遊砂量の増加
  • 水温上昇による溶存酸素の低下
  • 微生物による有機物分解反応や硝化反応の促進、植物プランクトン増加による異臭味の増加
  • 帯水層の温度上昇

 

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