更新日:2019年8月5日
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入込観光客調査のページ
(1)延観光客数
平成30年中に神奈川県を訪れた観光客(入込観光客)の推計延人数(以下「延観光客数」という。)は2億26万人で、平成29年の延観光客数(2億69万人)に比べ43万人の減少(前年比▲0.2%)となった。
延観光客数は、横浜博覧会が開催された平成元年の1億6,065万人をピークに減少傾向を示し、平成10年には1億4千万人台前半まで減少した。しかし、その後増加傾向に転じ、平成21年には開港博Y150に伴う集客効果等により過去最高の1億8,357万人を記録したものの、平成23年は東日本大震災の影響を受けて1億5,197万人まで減少した。
平成25年以降は増加傾向にあり、平成29年は初めて2億人を突破し、過去最高記録を更新するとともに、神奈川県観光振興計画に掲げた平成30年の目標値2億人を前倒しで達成した。
(2)日帰り客数
日帰り観光客の推計延人数(以下「日帰り客数」という。)は1億8,235万人で、延観光客数の91.1%を占めており、前年に比べ169万人の減少(前年比▲0.9%)となった。
日帰り客数は平成元年の1億4,894万人をピークに減少傾向を示し、平成10年に1億2千万人台となったが、平成11年以降は概ね増加傾向で推移し、平成21年には1億7,016万人となったが、平成23年は東日本大震災発生の影響を受けて大きく減少した。
平成24年以降は増加傾向にあり、平成29年は1億8,404万人と前年を大きく増加し過去最高となった。
(3)宿泊客数
宿泊観光客の延人数(以下「宿泊客数」という。)は、1,791万人で、前年に比べ126万人の増加(前年比+7.6%)となり、過去最高を更新した。
宿泊客数は、平成3年の1,292万人をピークに減少傾向を示し、平成11年には1,100万人台となったが、平成12年以降は回復傾向で推移し、平成18年には1,300万人台に達した。平成23年は東日本大震災の影響で大きく減少したが、平成24年以降は、毎年最高記録を更新している。
(1)横浜・川崎地域
横浜・川崎地域の延観光客数は6,748万人で、前年に比べ393万人の減少(前年比▲5.5%)となった。
市別にみると、横浜市は457万人の減少(前年比▲8.9%)、川崎市は63万人の増加(前年比+3.2%)であった。
「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」や「カルッツかわさき」において前年に比べ増加したものの、横浜市内で開催されたイベントの規模が縮小、若しくは内容が変更となったため、地域全体の日帰り客数が507万人減少しました。一方、新たな宿泊施設がオープンしたことなどにより、地域全体の宿泊者数が113万人増加しました。これらにより、地域全体での入込観光客数は393万人減少しました。
(2)三浦半島地域
三浦半島地域の延観光客数は1,675万人で、前年に比べ57万人の増加(前年比+3.5%)となった。
市町別にみると、横須賀市は36万人の増加(前年比+4.4%)、逗子市は2万人の増加(前年比+2.5%)、三浦市は6万人の増加(前年比+0.9%)、葉山町は12万人の増加(前年比+17.9%)であった。
「県立近代美術館葉山館」において、実施した企画展が好調であったことなどにより、12万人の増加が見られました。また、平年よりも梅雨明けが早く、夏場の天候にも恵まれた影響から、「三浦海岸」で4万人、「逗子海岸」で6万人増加しました。さらに、8月から9月に横須賀市内で行われたイベントにより、「三笠公園」、「ヴェルニー公園」、「くりはま花の国」で合わせて21万人増加しました。これらにより、地域全体での入込観光客数は57万人増加しました。
(3)湘南地域
湘南地域の延観光客数は5,241万人で、前年に比べ139万人の増加(前年比+2.7%)となった。
市町別にみると、平塚市が11万人の減少(前年比▲1.4%)、鎌倉市が55万人の減少(前年比▲2.7%)、藤沢市が191万人の増加(前年比+11.6%)、茅ヶ崎市が7万人の減少(前年比▲2.4%)、寒川町が2万人の増加(前年比+1.3%)、大磯町が19万人の増加(前年比+20.2%)、二宮町が2千人の減少(前年比▲0.4%)であった。
藤沢市で、11月、12月に開催された江の島のライトアップイベント「湘南の宝石」が好調だったこと、前年の台風被害による減少からの回復などにより、「湘南海岸・江の島」で185万人増加しました。また、平年よりも梅雨明けが早く、夏場の天候にも恵まれたことなどから、「鎌倉海岸」では25万人、「大磯海岸」では12万人増加しました。一方、夏の猛暑の影響により、鎌倉市内の社寺を訪れる観光客が減少しました。これらにより、地域全体での入込観光客数は139万人増加しました。
(4)箱根・湯河原地域
箱根・湯河原地域の延観光客数は3,353万人で、前年に比べ10万人の増加(前年比+0.3%)となった。
市町別にみると、小田原市が7万人の増加(前年比+1.1%)、南足柄市が6万人の増加(前年比+6.2%)、開成町が9千人の減少(前年比▲3.6%)、箱根町が26万人の減少(前年比▲1.2%)、真鶴町が10万人の減少(前年比▲7.2%)、湯河原町が34万人の増加(前年比+10.2%)であった。
小田原市で、「梅まつり」や「桜まつり」といったイベント事業が好調であったことに加え、宿泊施設のオープンもあり、7万人増加しました。一方、夏の猛暑の影響を大きく受けたことから、箱根町における観光客数が前年を下回りました。これらにより、地域全体での入込観光客数は10万人増加しました。
(5)丹沢・大山地域
丹沢・大山地域の延観光客数は1,625万人で、前年に比べ228万人の増加(前年比+16.3%)となった。
市町村別にみると、秦野市が118万人の増加(前年比+45.2%)、厚木市が11万人の減少(前年比▲3.3%)、伊勢原市が9万人の増加(前年比+4.8%)、中井町が13万人の増加(前年比+85.0%)、大井町が25万人の増加(前年比+111.5%)、松田町が2万人の減少(前年比▲3.3%)、山北町が7万人の減少(前年比▲4.4%)、愛川町が2万人の増加(前年比+1.5%)、清川村が82万人の増加(前年比+37.5%)であった。
未病バレー「ビオトピア」が4月にオープンした影響により、大井町で観光客が25万人増加しました。また、「伊勢原観光道灌まつり」が開催期間中の天候に恵まれた影響で7万人増加、道の駅「清川」において積極的な情報発信を行ったことにより、清川村周辺の観光客が82万人増加しました。一方、夏の猛暑の影響により、「県立あいかわ公園」で4万人減少しました。これらにより、地域全体での入込観光客数は228万人増加しました。
(6)相模湖・相模川流域
相模湖・相模川流域の延観光客数は1,385万人で、前年に比べ83万人の減少(前年比▲5.6%)となった。
市別にみると、相模原市が101万人の減少(前年比▲8.1%)、大和市が13万人の増加(前年比+11.3%)、海老名市が3万人の増加(前年比+11.9%)、座間市が9千人の増加(前年比+2.1%)、綾瀬市が2万人の増加(前年比+7.2%)であった。
相模原市で、平成29年に悪天候のため中止していた「相模原よさこいRANBU!」が2年ぶりに開催されたことから7万人増加しました。一方、天候不順の影響等により、相模原市の「水郷田名」が24万人減少、「相模原納涼花火大会」が中止となった影響から20万人減少しました。これらにより、地域全体での入込観光客数は83万人減少しました。
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