農産物の上手な利用法(夏ミカンマーマレード/材料)
「農産物の上手な利用法」のページでは、オープンラボで実験された農産加工実験や神奈川県農業技術センターの過去の研究成果を紹介しています。
夏ミカン 5個(1.9kg)
砂糖 2kg
レモン果汁 4個分(200ml) |
★夏ミカン
夏ミカンは日本でも古くから栽培されている柑橘類の一つで、春から初夏にかけて酸味の強いサッパリとした味が特徴を持っています。現在栽培されている夏ミカンの多くは大分県で発見された、酸の減り方が早い「川野ナツダイダ」という品種で、一般には甘ナツカンと呼ばれています。
甘ナツカンの主要な有機酸はクエン酸で、65%以上含んでいます。苦味成分のナリンギンは果皮の白いところ(中果皮:アルベド)や袋(じょうのう膜)に多く含まれています。油胞がキッチリ並んでいる表面(外果皮:フラベド)の苦味成分はやや少なく、果肉はもっと少なくなっています。
★砂糖
砂糖はグラニュー糖か白ザラメを使って下さい。なければ上白糖でかまいませんが、三温糖や赤ザラメ、黒砂糖などは個性が強いの夏ミカンのマーマレードには適していません。
★レモン
レモンは農薬の心配のないものを使って下さい。大き目なレモンなら1個から50mlの果汁が取れます。レモンは半分に切り、レモン搾りでキュキュッと搾って下さい。小さな種があるので、ガーゼでこ(濾)して除いて下さい。
レモン果汁の代わりにクエン酸を使うこともできます。クエン酸を使うときはペクチン抽出液に対し0.3%になるよう加えて下さい。
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