農産物の上手な利用法(干しいも・材料)
「農産物の上手な利用法」のページでは、オープンラボで実験された農産加工実験や神奈川県農業技術センターの過去の研究成果を紹介しています。
★サツマイモ
サツマイモは寒さが苦手なこともあって、北海道を除く、日本全国で栽培されています。日本全国では100万トンの生産がありますが、茨城19万トン、千葉14万トン、鹿児島39万トンと全国の半分以上を生産しています。
生産量の16%は農家が保有し、農家が食用や飼料用、種子用にしています。45%は市場に出荷され、10%は加工食品、25%はでんぷん用、7%がアルコール用に向けられています。加工食品の中でも蒸し切り干しには加工食品向けの1月3日量の3万3000トンが向けられています。菓子、その他の加工食品に5万トンが向けられています。
★干しいも
干しいもは蒸切干しとも呼ばれます。
切干しいもの生産は茨城県が最も多く、原料として2万8000トンを使っています。その他の地域では静岡、埼玉、長崎、高知、熊本の各県で切干しいもの加工が行われています。
干しいもは冬の乾燥した気候を利用し、蒸したサツマイモを薄切りにして、干しあげるもので、簡単な加工品です。農家では出荷できないようなサツマイモを使って自家用にも干しいもを作っていました。
切干しいもにはいろいろな品種を原料にできますが、主産地の茨城県では「タマユタカ」を原料としています。
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