農産物の上手な利用法(干しいも・作り方のアドバイス)
「農産物の上手な利用法」のページでは、オープンラボで実験された農産加工実験や神奈川県農業技術センターの過去の研究成果を紹介しています。
★原料のサツマイモ
切り芋の原料のサツマイモの品種は産地ではタマユタカを使っています。商品として販売するには形が揃い、味が良くなければならないからです。家庭用として作るならば品種にこだわることなく、手近にあるサツマイモを利用してください。芋の色も白、黄、紫などいろいろなものがあります。
サツマイモは長さ15~16cm、太さ5~6cmくらいが手ごろですが、家庭でつくるなら大きさにこだわることなく利用してください。小さなサツマイモ、細いサツマイモは切らずに丸のまま、あるいは縦に半分に切っただけで、蒸して干すような丸干し加工もできますし、商品としても製造販売されています。
★蒸煮
少量ならば蒸し器を使ってください。 量が多くなれば、セイロを使ってください。また、スチーマーがあるなら、これも利用してください。30分くらい蒸すと、サツマイモがペトッとした感じに蒸しあがります。
★サツマイモの皮むき
蒸しあげたサツマイモは熱いうちに、皮を剥いてください。農家は専用の竹べらを使いますが、包丁やナイフを使って手早く、きれいに皮を剥いてください。
★サツマイモの薄切り
干しいもを大量に作る農家では木枠にピアノ線を張った専用の道具を使っています。少量ならば包丁で切ってください。 包丁で切ると包丁にサツマイモが付いてきますが、サツマイモを崩さないよう、丁寧にすばやく切ってください。切ったらば、切ったサツマイモが付かないよう直ぐに離し、乾燥用の容器に並べてください。
★乾燥
一般にはザルやすだれ、よしずに並べて天日に干しますが、企業的に作る農家ではビニールハウスを利用して乾燥しています。家庭ではベランダを利用して干すのが良いでしょう。
冬場は雨が少なく、乾燥しているといっても、雨や雪がまったく降らないわけではありません。1週間から10日くらい乾燥するのだから、この間に雨や雪はまったく降らないという保証はありません。乾燥途中では管理に気をつけましょう。
このページのトップへ
干しいもの材料へ
干しいもの作り方へ
農産物の上手な利用法へ戻る