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更新日:2024年9月27日
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「三浦半島八景」を紹介するページです。
「八景」の考え方は、11世紀に中国で生まれました。日本には15世紀に移入され、室町時代の水墨画の流行と共に画題の1つとして広まりました。
伝統的、歴史的な「八景」の主題は、事物や風景に「夜雨(やう)」「晩鐘(ばんしょう)」「帰帆(きはん)」「晴嵐(せいらん)」「秋月(しゅうげつ)」「落雁(らくがん)」「夕照(せきしょう)」「暮雪(ぼせつ)」といった自然現象等が組み合わされてできています。
「近江八景」や「金沢八景」が有名ですが、三浦半島地域でも18世紀から近年まで数多くの「八景」が残されています。
横須賀三浦地域県政総合センターでは、平成13年度に管内の横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町と協議し、三浦半島に伝わる「八景」の中から三浦半島を”ぐるっとまわる”という新たな視点で三浦半島の新「八景」を選定しました。
猿島(横須賀市)
東京湾に浮かぶ、唯一の自然島です。釣り・海水浴・バーベキューなど、四季を通してアウトドア・アクティビティを楽しめます。
面積は横浜スタジアムのグランドの約4倍。三笠桟橋からの約10分の船旅で、気軽に訪れることができます。
旧日本軍の要塞として、一般人の立ち入りは、終戦まで禁止されていました。島内には緑深い木々のなか、レンガ積みのトンネルや砲台跡などの旧軍施設が残っていて、ちょっとした探検気分が味わえます。
かつて、仮面ライダーのショッカー基地として撮影が行われたことでも知られています。釣り・バーベキュー・海水浴など小さな島いっぱいに魅力がつまっています。春と秋には釣り大会も開催されます。
燈明堂(横須賀市)
燈明堂は浦賀港の西にあり、港に出入りする船にとって灯台の役目をしていました。
慶安元年(1648)幕府の命により造られ、菜種油で灯された光は海上4海里(7.4km)を照らしたといわれています。
元禄の頃から、最盛期を迎えた東浦賀の干鰯問屋の負担で維持管理を行い、明治5年(1872)に廃止されるまでの約220年間、一日も休まずに航路の安全を守ってきました。
建物は明治20年代まで残っていたといわれていますが、風雨で崩壊し石垣だけが残されていました。昭和63年(1988)に、残った石垣の上に現在の建物が、当時の外観に復元されました。燈明堂からは、小さな砂浜が続き、沖合いには今も多くの船が行き交います。
建長寺(鎌倉市)
正式には巨福山建長興国禅寺といい、山号は地名の巨福呂から、寺号は年号からつけられました。
本尊は木造地蔵菩薩坐像。鎌倉五山の第一位、臨済宗建長寺派の本山です。
建長5年(1253)、鎌倉幕府第5代執権北条時頼が中国(宋)の高僧蘭渓道隆を迎えて創建した日本最初の禅宗専門道場です。
野菜や豆腐入りのけんちん汁はここが発祥といわれているほか、一番奥にある半僧坊は天園ハイキングコースへ通じています。
高徳院(鎌倉市)
武家政権と民衆の安寧を願ってつくられた金銅の鋳造仏です。つくられた当時の姿をほぼ保っているものの、建長4年(1252)に鋳造が開始されたこと以外は謎につつまれています。
仏像としては鎌倉で唯一の国宝に指定されています。
重量は約121t。高さ(座長)は11.31m、台座も含めると13.35mあります。
鎌倉大仏は大きいだけでなく、美しいことでも知られます。
弓なりになっている鼻の線からつづくまゆげ、水平な目、微笑をたたえた口には、ギリシャ彫刻的要素も認められます。
大仏のところどころに金箔が残っているのをわずかに見ることができますが、つくられた当時は、これが全部に施されていたといいます。
鎌倉宮(鎌倉市)
明治2年(1869)、明治天皇の勅命によって創建された神社で御祭神である大塔宮・護良親王御最期を迎えられた鎌倉二階堂の地に建てられました。
昭和34年(1959)から毎秋行われている「鎌倉薪能」は、夜の境内で篝火を灯して行われる鎌倉の秋を彩る風物詩です。
『鎌倉夫人』『冬のかたみに』などで知られる作家の立原正秋はこれを題材に『薪能』を著すなど文士の創作の舞台となりました。
また、鎌倉宮には盃割り舎があります。
盃にと息を吹きつけて、自分についた悪いものを移し「厄割り石」に投げつけて割ると厄を払うことができるとされています。
神武寺(逗子市)
神亀元年(724)、聖武天皇の勅願により行基菩薩が祈禱道場として開山しました。
境内にある薬師堂は県の重要文化財に指定され古くは源頼朝や政子も篤く信仰していました。
13ヘクタールの境内林は山岳寺院の面影を残し、神奈川の景勝50選・神奈川の美林50選に指定されています。
薬師堂(神奈川の建築物100選)のほかに大威徳明王図・千手観音菩(共に県指定文化財)、不動明王・薬師三尊像(共に市指定重要文化財)・みろくやぐらなど様々な文化財を有しており歴史深い寺社です。
城ヶ島(三浦市)
城ヶ島は周囲約4kmの東西に長い島。南の太平洋側には雄大な自然の景色が広がります。
島内には県立城ヶ島公園、2つの灯台「恋する灯台」、ハイキングコース、海上イケス釣堀、城ヶ島大橋・ビーチサイドバーベキュー、ダイビング、城ヶ島灯台商店街、渡船など城ヶ島には見どころがたくさんあります。
長者ヶ崎(葉山町)
思わず車を止めたくなる絶景、横須賀市と葉山町の境に位置する長者ヶ崎。江の島、伊豆半島、富士山を望むことが出来る景色は、「かながわの景勝50選」にも選定されており、特に、夕暮れ時の眺望は素晴らしく、四季を通じて多くの人が訪れます。
長者ヶ崎のある葉山町は、「日本のヨット発祥の地」であり、日本有数の歴史と伝統を誇るマリーナはもちろんのこと、多数のヨットスクールもあり、素敵なマリンライフのひと時を過ごすには最適な環境となっています。
※長者ヶ崎は落石の危険があるため、立ち入り禁止となっています。
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