更新日:2024年12月10日

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海岸 - 藤沢土木事務所

鎌倉海岸、藤沢海岸、茅ケ崎海岸の侵食対策

海岸

海岸事業について

 藤沢土木事務所で管理する海岸は、図に示すように鎌倉市から茅ヶ崎市までの海岸線のうち、港湾区域、漁港区域を除いた鎌倉海岸、藤沢海岸及び茅ケ崎海岸(※)を管理しており、各海岸で主に現状の砂浜の維持や侵食された砂浜の回復を目的とした養浜事業を進めています。

※「ちがさきかいがん」は、「茅ケ崎海岸」が正式な表記となります。

 なお、「茅ヶ崎海岸」で作成されている既存資料はそのまま掲載しております。

藤沢土木事務所管理海岸

鎌倉海岸

 鎌倉海岸は、大きく由比ガ浜地区と七里ガ浜地区に分かれており、由比ガ浜地区では現状の砂浜を維持する養浜を行っており、七里ガ浜地区では協議会を設置し、砂浜の回復を目的とした養浜に着手しました。

 鎌倉海岸養浜事業概要(PDF:683KB)

由比ガ浜地区

 鎌倉海岸由比ガ浜地区は、西側を坂ノ下の埋め立て地、東側を逗子マリーナに挟まれた長さ2.2メートルのポケットビーチ(※1)で、中央には滑川が流入している砂浜海岸です。由比ガ浜地区では、サンドリサイクル(※2)により浜幅の狭い海岸の量退部に投入した砂が中央に向かって動いており、両端部では浜幅が狭い状況が続いているため、飛砂によって溜まった砂を定期的に両端部の砂浜へ戻すサンドリサイクルによる養浜を行っています。

※1 隣接する2つの岬の間に形成された安定した砂浜。

※2 漂砂下手側に溜まった砂を上手側の海岸に戻し、砂浜を復元すること。

海岸図(由比ヶ浜地区)

七里ガ浜地区

 鎌倉海岸七里ガ浜地区では、東側の稲村ガ崎から西端の小動岬に挟まれた長さ2.7キロメートルのポケットビーチで、西側には湘南港と腰越漁港の防波堤があるため、漂砂の出入りがない海岸となっている一方、近年稲村ガ崎西側隣接部では砂浜が狭まり、岩盤が露出した場所が増えています。さらに、平成29年の台風第21号や令和元年の台風第10号、第19号に伴う高波の影響により国道134号で道路陥没などの被害が発生しました。

 このような現状の侵食状況や背後地の被災状況から、計画的な養浜により砂浜の回復を目指すこととし、具体な養浜計画を検討・検証するため、令和4年7月に鎌倉海岸七里ガ浜地区侵食対策協議会を設置し、検討を進めています。

海岸図(七里ガ浜地区)

 鎌倉海岸七里ガ浜地区侵食対策事業のページへ

 その他鎌倉海岸についての過去の紹介ページへ

 鎌倉・藤沢海岸

 鎌倉海岸と藤沢海岸にまたがる腰越・片瀬東浜地区は、東端の小動岬と西端の江の島に挟まれた長さ1キロメートルの砂浜海岸で、湘南港の防波堤延伸で波が遮られた結果、波の遮蔽域へ向かう砂の動きにより、砂浜が舌状に伸びて江の島までつながり(トンボロ(※3)の形成)、片瀬東浜の砂浜が大きく広がりました。今後も、砂浜の状況をモニタリングし、必要に応じてサンドリサイクルや飛砂防止対策などを実施し、海浜を維持していきます。

※3 波の遮蔽域に砂が堆積して形成された島、あるいは離岸堤と接続するまで伸びた砂州。

鎌倉藤沢海岸図

茅ケ崎海岸、藤沢海岸

 茅ケ崎海岸と藤沢海岸は、相模川河口から江の島の間に広がる長さ約10キロメートルの砂浜海岸で、この砂浜は相模川から供給された砂が東へ向かう沿岸流により江の島方面へと運ばれつつ形成され、また、冬期の西風により辻堂砂丘などが発達しました。その後、相模川のダム建設や昭和30年代の大規模な砂利採取により、海岸域への土砂供給量が減少し、更に漁港や海岸構造物により砂の移動バランスが崩れた結果、海岸侵食が進みました。しかし、ダム、漁港および海洋構造物などの施設と連携した養浜、サンドリサイクル、サンドバイパスなどに取り組み、中海岸地区で一定の効果をあげています。また、茅ケ崎海岸菱沼海岸地区、柳島地区、藤沢海岸片瀬西浜地区では養浜を行っていますが、近年も侵食傾向にあるため、継続的な取組みを行っています。

藤沢茅ヶ崎海岸図

 ヘッドランド周辺の海域は、沖合への強い流れが発生することがありますので、十分注意してください。

 茅ヶ崎海岸養浜事業概要(PDF:660KB)

 茅ケ崎海岸侵食対策事業のページへ

 藤沢海岸についての過去の紹介ページへ

 茅ケ崎海岸についての過去の紹介ページへ

海岸気象(津波)情報盤・ライブカメラ

 藤沢土木事務所では、鎌倉海岸、藤沢海岸や茅ケ崎海岸に海岸気象情報盤を設置しており、津波・高潮・波浪・強風・雷の気象情報などを表示します。また、ライブカメラも設置していますので、波浪状況の確認など、海岸を利用する際の参考としてください。

海岸気象(津波)情報盤・ライブカメラのページへ

海岸の許認可

 藤沢土木事務所の許認可指導課では、海岸(漁港区域を除く。)を使用する場合等の許認可に関する事務を行っています。

申請等が必要な場合の例

  • 施設または工作物の設置により海岸を使用する場合
  • 土地の掘削、盛土、土石の採取等を行う場合
  • CM撮影、イベント等で海岸を使用する場合

事前相談は、まずご連絡を

 ご相談は、事前にお電話でご予約いただきますとスムーズに対応可能です。
 ご予約なく窓口にお越しいただいた場合は、担当者が不在の場合があります。
 あらかじめご了承ください。(電話番号0466-26-2111(代))

申請は十分時間に余裕をもって行ってください

 許可の種類によって処理に要する日数が異なりますが、申請書提出日から許可書交付日まで概ね20日間の日数(土日・祝祭日・年末年始を除く。)が必要です。
 また、補正指導が必要な場合は、更に日数がかかることがあります。
 申請は、十分時間に余裕をもって行ってください。

窓口受付時間

  • 午前9時から12時まで
  • 午後1時から4時まで

漁港の管理者と問い合わせ先

鎌倉市役所 市民活動部 農水課(電話0467-23-3000)

  • 藤沢市片瀬漁港

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は 藤沢土木事務所です。