更新日:2024年9月20日

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茅ケ崎海岸侵食対策事業

茅ケ崎海岸(柳島地区から菱沼海岸地区)侵食対策事業

茅ケ崎海岸(中海岸地区)侵食対策事業

茅ケ崎海岸の位置

茅ケ崎海岸の侵食実態

 茅ケ崎海岸は、主として相模川からの流出土砂が堆積して形成された海岸であり、特に相模川からの流出土砂のうちの細粒分は冬季の西風による飛砂によって東向きに運ばれ、辻堂砂丘を始め海岸域に砂丘地帯が発達しました。ところが、相模川にダムが建設され昭和30年代に大規模な砂利採取が行われるなどの都市開発が進み、河川流出土砂量が激減したことで砂浜全体が減少し、更に、漁港や海岸構造物など沿岸漂砂の移動を阻止する施設が建設された結果、局所的な侵食が急速に進行しました。

 しかし、ダム、漁港及び海岸構造物などはそれぞれが生活を営む上で必要不可欠な施設であることから、これら施設と連携したサンドバイパスによる養浜など、山、川、海が連携した総合的な土砂管理の取組みが大変重要であると考えています。

1954年

1973年

2005年

汀線変化量

土砂の流れの遮断

遮断された土砂量

茅ケ崎海岸(中海岸海地区)の養浜事業概要

 茅ケ崎海岸中海岸地区は、50年間で汀線が約50m後退した侵食が著しい海岸の一つです。

 近年では、平成19年の高波によって背後の国道134号自転車歩行者道が被災するなどの被害が生じました。

 この対策として、相模貯水池や茅ヶ崎漁港西側の堆積土砂等を運搬し、海辺で敷き均す「養浜事業」によって、砂浜を広げ、防護、環境、利用の調和の取れた侵食対策を実施しています。

過去の災害

昭和57年台風18号

昭和57年 台風18号

平成9年台風7号

平成9年 台風7号

平成17年台風14号

平成17年 台風14号

平成19年台風0号

平成19年 台風9号

養浜事業の概要

  • 目標砂浜幅 : 最も後退している箇所の砂浜幅を50メートルまで回復
  • 粒径 : 砂分と礫分を含む混合粒径
  • 養浜量 : 年間3万立方メートルを10年間で合計30万立方メートル

中海岸地区平面図

柳島消波堤の航空写真

計画断面図

現況断面図

養浜施工断面図

将来目標断面図

養浜土砂の流れ

相模貯水池浚渫

土砂仮置き

土砂運搬

養浜施工中

養浜の効果

平成17年12月養浜前

20210301中海岸養浜直後の状況写真

令和3年3月養浜後

茅ケ崎海岸の見どころ

見どころ

烏帽子岩

烏帽子岩は、沖合い約1.2kmに大小30ほどの岩が集まった岩礁群で、岩礁の一つである姥島の中央に烏帽子岩が高くそびえています。

 

サザンビーチ茅ヶ崎

茅ケ崎海岸唯一の海水浴場です。例年7月上旬から8月31日まで開設されています。

 

ヘッドランド

ヘッドランド背後の砂浜やボードウォークでは、海に関する市民イベントが数多く開催されています。

 

湘南祭

例年4月~5月にサザンビーチでフリーマーケットやビーチサッカー大会などのイベントが海と人との共生をテーマに開催されています。

 

浜降祭

例年7月の第3月曜日(海の日)に漁港西側の南湖地区の浜辺から渡御が行われます。

 

国道134号自転車歩行者道

茅ケ崎海岸と藤沢海岸をつなぐ、7,726mの道路です。海を楽しみながらのウォーキングやサイクリングなどに利用されています。

 

地引網漁

茅ケ崎海岸沿岸で営まれています。なお、シラス漁は1月から3月10日まで禁漁期間です。

浜風通信

 藤沢土木事務所では、茅ケ崎海岸中海岸地区(ヘッドランドから茅ヶ崎漁港)における侵食対策状況を浜風通信という広報誌を発刊し、ホームページでお知らせいたしますので、是非ご覧下さい。

浜風通信各号

 

茅ヶ崎海岸侵食対策協議会

 茅ヶ崎海岸侵食対策協議会は、協議会発足時「茅ヶ崎中海岸」の名称をもちいていたことから、引き続き、「茅ヶ崎海岸」を使用しております。

第1回から第5回 茅ヶ崎中海岸侵食対策協議開催結果

第6回から第10回 茅ヶ崎中海岸侵食対策協議開催結果

第11回から第15回 茅ヶ崎中海岸侵食対策協議開催結果

第16回から第18回 茅ヶ崎中海岸侵食対策協議開催結果

第19回茅ヶ崎海岸侵食対策協議会開催結果

第20回茅ヶ崎海岸侵食対策協議会開催結果

第21回茅ヶ崎海岸侵食対策協議会開催結果

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