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更新日:2024年5月25日
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丹沢の緑を育む集い実行委員会
丹沢の緑を育む集い実行委員会のホームページへようこそ!
元来丹沢山地は、ブナやモミの原生林・シカやツキノワグマといった大型野生動物などの多様な動植物相を持っていました。しかし、近年、生態系に大きな異変が起こり、ブナの立ち枯れ・林床植生やササの植生が後退するなど、その多様性が急速に失われつつあります。
広大な丹沢山地で自然環境保全対策を効率的に実施するためには、県民の自発的な協力が必要であることから、平成10年度に「丹沢の緑を育む集い実行委員会」を組織し、大倉尾根花立での植樹事業・ウラジロモミ等をニホンジカの採食から守るための防護ネット設置事業などをボランティアとの協働で実施しました。
これらの県民活動は、平成11年3月に策定された県の「丹沢大山保全計画」(現行「第4期丹沢大山自然再生計画」)の構成事業に位置づけられ、自然環境保全対策事業として定期的に実施しています。
(公財)かながわトラストみどり財団
(公財)神奈川県公園協会
NPO法人丹沢自然保護協会
丹沢大山ボランティアネットワーク
秦野市
清川村
神奈川県
毎年春と秋に菩提峠等で県民ボランティアの皆さんと植樹を行い、植生回復に役立てています。
活動の様子
増加したニホンジカが樹木の皮を食べて枯らしてしまう被害(食害)が全国的に増えており、丹沢地域も例外ではありません。そのため、皮を食べられないように堂平周辺でウラジロモミ等にネットを巻く事業を県民参加型で行っています。この事業により、県民の皆様に自然環境保全活動への直接的な参加の機会と、丹沢の現状や自然再生についての理解・学習の機会を提供します。
作業場所までハイクアップ。今回は堂平、丹沢山直下で行いました。 |
これまでに設置したネットの状況を調べます。木が成長しているとネットがめり込んでいることがあります。 |
ネットを巻きなおしています。 |
こんな急斜面も作業します。 |
幹とネットの間に余裕が出来ました。 |
作業後。ネットがあることで、ニホンジカはこの木の皮を食べられなくなりました。 |
詳しくは丹沢大山ボランティアネットワークのページでご覧ください。
丹沢大山ボランティアネットワークの会員団体を対象としています。
1999年から2004年頃までヨモギ尾根上部で行われた植樹事業の森林再生の経過を追跡する調査を2003年から2016年まで行いました。
丹沢の緑を育む集い実行委員会事務局
自然環境保全センター内
自然保護公園部 自然保護課