更新日:2024年8月30日
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結核は、結核菌によって、主に肺に炎症をおこす病気です。他に、骨・関節・腎・泌尿器・中枢神経系にも結核菌は病巣を作ることがあります。
がいこくじんけっかくでんわそうだん
(けっかくけんきゅうじょHP)
令和6年度結核予防技術者地区別講習会(関東・甲信越ブロック)の開催について
結核は、結核患者が咳やくしゃみをしたときに飛び散るシブキの中の結核菌を吸い込むことによって感染します。ただし、痰の中に菌を出していない軽症の場合は、他人にうつす恐れはありません。また、結核に感染しても発病するとは限りません。発病するのは、感染した10人に1人程度です。すぐに発病するのではなく、感染してから6か月から2年間でほぼ発病します。
万一結核を発病しても、6か月から9か月間毎日規則的に複数の薬を飲み続ければ、治ります。他人にうつす恐れがなければ、通院で治療を受けられます。しかし、自分勝手な薬の中断や不規則な服薬は、薬の効かない結核菌を作り出し、多剤耐性結核等の難治性の結核になってしまうこともあるので、絶対にやめてください。副作用などの不安がある場合は、主治医に相談しましょう。
安心して治療が受けられるように、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律によって結核の医療費の一部負担、あるいは他の人に感染させる可能性があり入院し治療を受ける方の場合は、全額を公費で負担する制度があります。
◆結核に係る届出様式については、コチラ
結核は、過労・睡眠不足・栄養不足などにより抵抗力が弱まったときに発病するので、日常の健康管理をきちんと行いましょう。また、早期に発見するためには、定期健康診断を受診することや、咳・痰・発熱・倦怠感などの風邪症状が2週間以上も長引くときにはエックス線検査を受けることが大切です。
また、65歳以上の方は、感染症法により、年1回の結核検診を受けることが義務付けられています。
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。