更新日:2024年10月1日
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神奈川県農業技術センター北相地区事務所の概要を説明します
相模原市西部のJA神奈川つくい管内をはじめとする中山間地農業の維持発展のため、現状の問題解決に取り組むとともに将来を展望した茶及び野菜の技術開発と改良を目指しています。そのために優良品種の選定、高品質・安定生産技術の開発、環境保全型施肥管理技術の開発、病害虫の総合管理技術の開発、茶の製造技術の改善、地域特産物の選定と栽培技術の開発などを行っています。
北相地区事務所の茶ほ場
乗用型摘採機による茶の収穫
根深ネギの被覆栽培
一覧には、当地区事務所の成果以外も多数載っています。
相模原市の農業者を対象に農業生産技術や農業経営の改善を目的に活動・支援を行っています。また、Uターン就農者・新規参入者等の多様な農業担い手の育成・支援を行い、地域農業の活性化のために総合的な支援に取り組んでいます。
東部の地域では、大消費地に立地するという優位性を活かし、市民ニーズに対応した新鮮で安心な農産物の生産技術指導を図るとともに、安定した農業経営の確立を図っています。
西部の地域は、中山間地域ながら都市に隣接しており、さらに自然環境や交流施設等の地域資源に恵まれています。そこで、その立地条件を活かした「直売を軸とした産業として自立する農業」及び「水源環境に優しい都市との交流型農業」の推進を図りつつ、地域農業の活性化を積極的に推進します。
農業基礎セミナー集合研修
ヤマトイモ品評会
相模原市は首都東京から40km圏で県の北部に位置しています。中央を相模川が貫流し、北から東の市境に境川が流れてます。
市の東部の地域はJA相模原市の管内であり、相模川と境川の間に広がるさがみ野の平らな台地に位置しています。都市化が進んでいる一方で、露地畑作を中心とした農業が営まれています。
市の西部の地域はJA神奈川つくいの管内であり、県の北西部に位置しています。相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖のほか、相模川とその支流の道志川が流れており、本県の水源地となっています。農地の多くは山間傾斜地に分散して存在しています。主な経営形態は酪農を中心とした畜産、直売を中心とした野菜や果樹、施設園芸、茶等であり、それぞれ立地条件を活かした生産が行われています。
野菜
JA相模原市管内では、特産のヤマトイモを中心に葉根菜類の栽培が盛んで、販売方法は市場出荷、直売、スーパーとの契約出荷等と多様です。JA神奈川つくい管内では直売が主体です。
果樹
地域で直売組合を組織し、観光つみ取りも行われ、多様な販売を行っています。
茶
主に山間地で栽培が行われていますが、生産者の高齢化が進んでいます。
JA相模原市で特産のヤマトイモ
つみ取り園のブルーベリー
鳥獣害
山間地ではサル、イノシシ、シカなどによる被害が見られ、市の東部では、大小の河川沿いを中心に、アライグマやハクビシンなどの被害が年々拡大しています。
このページの所管所属は 農業技術センター北相地区事務所です。