ホーム > 産業・働く > 業種別情報 > 水産業 > 漁業調査指導船「ほうじょう」 > 江之浦沖観測ブイの大メンテ作業について
更新日:2022年1月14日
ここから本文です。
江之浦 観測 ブイ 相模湾試験
まもなく江之浦沖観測ブイが新しくなることから、6月6日に付帯設備の大メンテ作業を行いました。
付帯設備とは観測ブイを固定するために設けられたロープとブイ4つです。
定期的なメンテナス作業の他に、大メンテと呼ばれる作業を年に一回行っていますが、今回は、その様子をご紹介します。
この作業をする理由は、ロープなどに大量の貝が付着すると、観測ブイの浮力が低下したり、潮流による抵抗を受けて、ロープが切れる可能性があるためです。
※江之浦沖観測ブイは、潮の流向、流速、水温をリアルタイムで計測するものです
メンテ作業には船外機船「はやかわ」を使用するため、「ほうじょう」で曳航していきます。
観測ブイはアンカーで固定されており、左右に計4個のブイで固定されています。
「ほうじょう」のクレーン、ウインチを使用してブイを引き上げます。
ブイとけい留索には沢山のフジツボやイガイが付着しているので、丁寧に取り除きますが、この作業がとても大変です
2名が水深30メートル近くまで潜水し、シャックルと呼ばれる留め金具をアンカー索に接続します。
その後、「ほうじょう」のウインチを使いシャックルを引き上げてくると、付着したフジツボやイガイが綺麗にとれます。
右画像は、シャックルを引き上げ貝を擦り落としている状況ですが、分かりづらいので陸上で画像を取りました。
黒いロープが、沢山の貝が付着したけい留索と思って下さい。
シャックルを引き上げると、フジツボやイガイがロープから綺麗に剥がれ落ちます。
私たちは、このような作業を定期的に行うことで、観測ブイの適正な維持管理に努めています。
このページの所管所属は 水産技術センター相模湾試験場です。