ホーム > 健康・福祉・子育て > 福祉 > 地域福祉・助け合い > 神奈川県地域福祉支援計画評価・推進等委員会の概要 > 神奈川県地域福祉支援計画評価・推進等委員会の審議結果(令和3年度第1回)
更新日:2024年5月16日
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次の審議会等を下記のとおり開催した。
神奈川県地域福祉支援計画評価・推進等委員会
令和3年11月26日(金曜日)13時から14時30分まで
オンライン開催
山﨑泰彦、妻鹿ふみ子、尾木まり、佐塚玲子、桐生行雄、塚田操六、井上直、樋口敬子、石井敏文〔計9名(順不同、敬称略)〕
令和4年2月頃
(事務局から委員の出欠状況等を報告)
(垣中地域福祉課長)
(1)令和2年度実績の評価について
(山﨑座長)
皆さん、こんにちは。山﨑でございます。できれば早く対面で、皆さんと顔を合わせて議論できればと思っておりますが、本日はオンラインでの開催となります。
それでは、議事を進めさせていただきます。まず、議題(1)の令和2年度実績の評価につきまして、事務局から説明をしていただきます。
<事務局より資料1について説明>
(山﨑座長)
ただいま事務局より、令和2年度の実績評価について説明がありました。
資料1のとおり、施策ごとに、本委員会における最終評価の文案が、事務局から示されております。最終的にはここをまとめる必要がございますので、委員の皆様には主にこの最終評価につきまして御意見をいただきたい、とのことでした。もちろん、最終評価以外についても御意見、御質問がありましたら、お願いいたします。
では、中柱ごとに御意見をいただきます。
中柱1-(1)について
(桐生委員)
最終評価の2段落目に、「今後は、イベント等を中止するのではなく」とあります。やはり、コロナと共生しながら様々な事業を考えていくという意味合いで、「今後は、ウィズコロナという考えのもと、イベント等を中止するのではなく」という具合に、「ウィズコロナ」という表現を用いたらどうかと考えていますが、いかがでしょうか。
(山﨑座長)
ありがとうございます。皆さんの意見を反映させたいと思います。他の委員からいかがでしょうか。
他に無いようですので、次に進みます。
○中柱1-(2)について
意見なし
○中柱1-(3)について
意見なし
○中柱2-(1)について
(妻鹿委員)
14ページについて、事務局による一次評価と本委員会による最終評価の記載内容が大きく異なるので、気になりました。
事務局による一次評価はボランティアコーディネーター向け研修の内容で、最終評価は15ページ以降の各支援策についての評価となっているようなので、繋がり具合がどうなのかと思いました。
(山﨑座長)
ありがとうございます。事務局いかがでしょうか。
(事務局)
御指摘のとおり、事務局による一次評価と本委員会による最終評価の内容について、繋がりが悪い部分があるかと思いますので、持ち帰りまして修正をさせていただきたいと思います。
(山﨑座長)
ありがとうございます。他にいかがでしょうか。
無いようですので、次に進めます。
○中柱2-(2)について
意見なし
○中柱2-(3)について
意見なし
中柱3-(1)について
(佐塚委員)
事務局による一次評価の部分で、地域生活へ移行された方々のサービスはどういった種別の施設なのでしょうか。高齢化により移行しにくい人も増加しているので、ただ単に人数だけではなくて、どういう施設に、どういう方々が移行できたのか、という記載があった方が良いと思います。いかがでしょうか。
(山﨑座長)
私もそのとおりだと思います。今の意見を反映した記載にするということで事務局にも了解をいただきました。他にございますか。
(妻鹿委員)
最終評価や25ページの支援策15にも記載のある「重層的な支援体制整備事業」については、各自治体の任意事業ということで、なかなか手が挙がらない状況があると、前回の委員会でお話があったかと思います。「後方支援を進める必要がある」よりも、もう少し何か踏み込んだ支援ができないと、絵にかいた餅に終わってしまうのではないかという気がします。
立候補する自治体をどう増やしていくのかという支援策を本来は私たちが議論しなければいけなかったところですが、あまりに当たり前すぎる内容が書いてあると思いました。
(山﨑座長)
妻鹿委員から、何か具体的なアドバイスをいただけますでしょうか。
(妻鹿委員)
厚労省の文書等を見てもモデル事業がたくさん示されています。ただし、それらは必ずしも神奈川県内の市町村に当てはまらなかったりもするので、やはり県内のいくつか違うタイプのモデル事業を意図的に、まさにそこを県の支援によって、手を挙げる市町村を増やしていくことが必要かと思いますが、いかがでしょうか。
(山﨑座長)
はい、私もそのとおりだと思います。事務局も了承とのことですので、できるだけ今の御意見を踏まえて検討していくということでお願いします。他にいかがでしょうか。
(桐生委員)
先ほどもお話がありましたが、やはり次に繋がるものということで、「目標には達しなかった」という評価で終わってしまうのではなく、なぜ達成しなかったのかという原因や課題に触れておくことによって、次の対応が見えてくると思います。なぜ目標値に達成しなかったかという部分を加えると良いと考えます。
(山﨑座長)
はい、ありがとうございました。では、次に進めます。
○中柱3-(2)について
意見なし
○中柱3-(3)について
(尾木委員)
事務局による一次評価に、「子ども支援員によるアウトリーチ支援の効果」ということが記載されていて、対面での支援が難しかった時期に、感染防止を徹底したうえで実施した事例が挙げられています。その下には、「支援の蓄積を事例集のような形でまとめ、支援に活用していく方針である」と記載されていますが、これを受けての本委員会による最終評価についても、やはり成功例を具体的に示して広げていく必要性という旨を記載していただけたらと思います。
(山﨑座長)
はい、ありがとうございました。他にいかがでしょうか。
(妻鹿委員)
生活困窮者への相談体制をどうするかという点は本当に大きな課題だと思うので、最終評価の1行目の「相談体制等の確保」については、単なる確保よりももう少し踏み込んだ記載が必要ではないでしょうか。
相談体制が逼迫しているところも多くありますし、少し前までは断らない相談体制などと政策的に打ち出されつつも、困難なケースは社会資源に結びつかないまま滞留しているという状況もあるので、そのような実態を踏まえて、単なる「確保」というよりは、「あるべき相談体制がつくれるような支援」という具合に踏み込んだ記載をすべきではないかと思います。いかがでしょうか。
(山﨑座長)
はい、ありがとうございました。事務局も了承ということで、よろしいですね。
では、佐塚委員どうぞ。
(佐塚委員)
コロナウイルスが蔓延してから、自殺者が増えています。ある調査によると、自殺既遂者の7割が相談窓口に行っています。しかしながら、それでも自殺に至ってしまう人たちが多いというところでは、やはり身近なところで、生きづらさを抱える人をキャッチして伴走支援等を行っていくことが非常に重要ですし、そのことを地域福祉支援計画には記載する必要があると思います。
「専門機関の相談機能だけを高めていく」とも読める記載は、良くないと思いますし、事実、身近なところで市民も含めた支援体制、相談、具体的な食支援や学習支援等に分けていない寄り添い方があることによって、救われている人たちがたくさんいます。また、それは当事者だけではなくて、世帯支援や家族支援だったりすることもあるので、やはりここが少し不足しているのではないかと思いました。
(山﨑座長)
はい、わかりました。委員の皆様も頷いておられる方が多かったです。反映するようにさせていただきます。他にはよろしいでしょうか。
それでは、貴重な御意見をいただき、ありがとうございました。事務局におかれては、これらの意見を踏まえた上で、引き続き評価まとめを作成していただくようお願いします。
(2)「神奈川県地域福祉支援計画」の改定延期について
(山﨑座長)
次に、議題(2)の「神奈川県地域福祉支援計画」の改定延期につきまして、事務局から説明をいただきます。よろしくお願いします。
<事務局より資料2について説明>
(山﨑座長)
ただいまの説明のとおり、昨年度延期した計画改定を今年度さらに1年延期したことによって、次期計画は令和5年度から令和8年度までの4年間の計画期間となるとのことでした。これについて御意見、御質問はございますでしょうか。ないようですので、次に進めます。
(3)次期計画の改定内容について
(山﨑座長)
では、続きまして、議題(3)の次期計画の改定内容につきまして、事務局から説明をいただきます。よろしくお願いします。
<事務局より資料3について説明>
(山﨑座長)
事務局からの説明のとおり、特に「コロナ禍を踏まえた今後の地域福祉のあり方」については、計画への反映方法につきまして、委員の皆様から、御意見をいただきたいとのことです。
コロナ禍での地域福祉の変化に関して、委員の皆さんがどのように感じていらっしゃるか、また、次期計画に盛り込むべき視点やその盛り込み方について御意見がありましたら、お願いいたします。もちろん、資料3に記載していないことについてでも結構でございます。ぜひお願いいたします。
お一人ずつ御意見をお聞きしたいと思いますが、進行上、お一人3分程度でまとめていただけると、ありがたく存じます。
なお、本日欠席の長野委員からは事前に御意見を伺っておりますので、まず事務局から代わりに説明をお願いいたします。
(長野委員)※事務局にて代読
長野委員から事前に御意見をいただいておりますので、代読させていただきます。
「コロナ禍を踏まえた今後の地域福祉のあり方」について
対面がお互い難しい訪問や対面のイベントは、ZOOMにより多くは対応できると思います。手話のイベントが実施できなかったと報告で読み、コメントも文字で送れるZOOMはやり方は違っても、対面と変わりなく手話を学んだりできるのではないでしょうか。または、YouTubeで配信することで、視聴側が自分の都合に合わせた時間で学ぶことができるので、有効活用して手話をより広められたらと思いました。今までイベントへの参加希望があっても、その場に行けずに諦めていた人々が、ネット配信で参加することができ、認知度があがると思います。
最近は主婦の引きこもりもあるとテレビで知りました。コロナで外出の機会を減らすと、外で出会う知り合いも減り、大切な友人が引きこもってしまっていても気づけないと感じました。支援の場があることを、家にいても知ることができると良いと思いました。生協のチラシ、子供の学校のお手紙など、出掛けなくても目に入る知らせ方があると、助けられる人も増えると感じます。
(山﨑座長)
はい、ありがとうございました。
それでは各委員いかがでしょうか。どなたからでも結構です。
(桐生委員)
資料でも少し触れられていました、ケアラーについて、18歳未満のいわゆるヤングケアラーの問題は、今後、ひとり親家庭の増加が予想される中で、深刻化していくのではないかと考えています。
海老名市も今年度になって、ようやくヤングケアラーへの取組みということで、啓発活動として講演会を1回やりました。これから民生委員、学校等に実態調査を行います。少しずつ動き始めてはいますけれども、この問題については、やはり早期発見、そして支援につなげること、また、子どもたち自身が、自分がそういう状態にあるということを認識していないということもありますので、動画等による普及啓発や関係者のネットワークづくり、さらには、こういった子どもたちや家庭を支える人材の育成等が今後必要だと思いますので、ぜひこの点は考慮していただけたらと思います。
(山﨑座長)
はい、ありがとうございました。他にいかがでしょうか。尾木委員どうぞ。
(尾木委員)
私も桐生委員と同じような意見をしようと思っていました。ヤングケアラーについては、それぞれの家庭の問題として家庭で解決すべきものだとこれまで捉えられてきて、なかなか福祉的な課題として顕在化しなかったことだと思います。したがって、まずは、県民にそういった実態があるということを知っていただくことや、それから関係者が発見をできるように、教育関係あるいは保育関係など幅広いところで普及啓発をすることが必要だと思います。
それと、令和2年度はコロナにどう対応すべきか本当に分からない状態で、ほとんど研修は中止するといった対応だったかと思いますが、令和3年度には様々な方法が試行錯誤されて、このZOOMであるとか、YouTubeでの視聴というようなことはより一般化されたと思います。その良さを取り込みながら、子育て支援においても、例えばテレビを見るような感じで直接話し掛けてもらいながら一緒に手遊びをするといった取組みも、本当に孤立している親子にとっては非常に役立つものがあったと思いますので、資料にもある「コロナ禍における事業実施例」というところで幅広く捉えていただけたらなと思います。
(山﨑座長)
ありがとうございました。他にいかがでしょうか。妻鹿委員どうぞ。
(妻鹿委員)
どこにどう入れるかまではまだ具体的にアイデアがあるわけではないのですが、先ほどの重層的支援体制整備事業について、相談支援、参加支援、地域づくりの3つを一体的に実施することが必須ということがハードルが高いかなと思っています。特に参加支援や地域づくりについては、令和2年度評価を見る限りは、もちろん地域(まち)づくりとありますが、いわゆるまちづくり系の人たちとの越境した相互乗り入れと言いましょうか、コラボレーションがもう少しないと、なかなか現在の福祉の人たちだけでの体制のままでの地域(まち)づくりは難しいと思うところがあります。したがって、地域づくりとの協働、まちづくりの人たちや組織との協働という視点をぜひ次期計画に入れた方が良いのではないかと思います。
また、参加支援についても、資料にある8050問題では50の方たちにいかに社会や地域に参加してもらう仕組みを作るかというところが重要で、現在のその仕組みづくりは必ずしも十分ではないと思われましたので、次期計画にはそれを盛り込む必要があるのではないかと思います。
さらに、ひとづくりのところでは、支援をする側とされる側が固定的ではない、ボーダーレスな関係づくりという観点からひとづくりを考えていくこともこれからは欠かせないと思われますので、そういった視点も盛り込むことができたらいいかと思います。
(山﨑座長)
はい、ありがとうございました。では、佐塚委員どうぞ。
(佐塚委員)
障がい者支援について、参考資料1を見させていただきました。入口と出口で考えると、まず入口の方については、障がいのある小学生たちが通う放課後デイサービスのあり方が問われています。例えば、放課後デイサービスでは、障がいのある子どもたちが日常なかなか経験できないことができたり、地域の人との関係を作ることが求められていますが、それがなかなかできていない放課後デイサービスが多く、ガイドラインが示されるなどしています。そういった問題が障がい児にとって大きな問題だと思うのですが、そのことがこの要素の中には書かれていません。
そして、出口に方については、障がい高齢者の問題があります。先ほども地域生活移行の話がありましたが、障がい者の入所施設では20年、30年ずっとそこに入所している方々が非常に多いです。40代ぐらいから介護保険の情報を得たり、地域生活移行のチャンスが与えられていると良いのですが、それが得にくい状況の中で、施設入所期間が30年、40年となってしまう方も多いのが現状です。こうしたことも計画の中で触れておかないと、課題は改善できないのではないかと気になります。
それから重層的支援体制整備事業についても、妻鹿委員がおっしゃったとおりだと思います。資料には交付金のことが記載されていて、地域包括支援センターや基幹型相談センター等だけに予算がつけられるだけで足りるかのように書かれています。しかし、これでは今でも個別支援でいっぱいの職員さんたちが、また予算をつけられてもできないということになり、非常に残念な状況になることが目に見えているように思います。
これは、ひきこもり支援についても同様で、ひきこもり相談センターだけに予算をつけても難しいと思っています。相談センターの方はいろんな引きこもりの若者たちがいることを当然御存知です。問題は、不登校からの引き続きでひきこもり状態の方が非常に多いということで、人間関係が構築できない、社会経験が不足している、学習だけでなく就労スキルがない等、様々な問題が大きくなっている方々が多いわけです。これを相談センターのみで対応することは難しくて、もっと関係機関が動かなくてはいけないわけですが、そのチャンスが全く見出せない状態のものをつくっても、やはりお金の無駄になると思っています。
最後に、コロナ禍を踏まえた地域福祉のあり方について、資料には様々な問題が記載されていますが、私のこの2年の経験の中では、こんな時だからこその個人や地域のストレングス(強み、できること)を利用した、工夫した活動が数多くありました。そういったものに全く視点が置かれていないことが残念でなりません。このように記載されてしまうと、皆が落ち込んでいく感じがするので、やはりもっと機運を高めていこうという計画にしていかれる方が良いと強く思います。
(山﨑座長)
ありがとうございました。元気が出るような提案をいただきました。
他にいかがでしょうか。樋口委員どうぞ。
(樋口委員)
コロナ禍を踏まえた今後の地域福祉のあり方に関して、経済的に困窮している学生についてお話しします。藤沢市には4つの大学があり、これまで住民の学生たちがボランティアですとか、地域の会議体や活動を一緒になって動いていたわけですが、コロナにより止まってしまいました。
私たち自立相談員は、社会福祉協議会として特例貸付を窓口で受ける際に相談員として貸付担当の横に立つわけですが、相談のスキルを上げても出すカードがないので、なかなか難しいところがあります。特に、親御さんがコロナで打撃を受けて学費を出せないであるとか、学生本人がアルバイトをして成り立たせていたものが、アルバイトができなくて学業が継続できない等、そういった学生が貸付の相談に来ます。精神的に病んで学校に行けない方もいますし、また、オンラインで授業を受けるといってもそこにもお金がかかります。
これからの未来を背負う若者たちのこうした現状にしっかりスポットを当てて、県がしっかり支援していくとの思いが見える、希望を見出せる計画となるよう、文言を記載していただきたいと思います。
(山﨑座長)
ありがとうございます。他にいかがでしょうか。塚田委員どうぞ。
(塚田委員)
住まいの提供という面で、例えば高齢の方が賃貸住宅に入居されるといったハードの施策的には充実してきたと思うのですが、お住まいになってからの見守り等の部分で、福祉の視点から何かフォローアップといいますか、全体的に対応できるかどうかが気になっています。
今までの貸主側が入居を拒むといった姿勢は徐々に解消と言いますか、御理解いただけるようになってきました。しかしながら、高齢者お一人でお住まいになる方をどうやって見守り、安否確認するかという部分は大きな課題となっていますので、そこに対しては地域の方から何か後押しできないか御検討いただければと思います。
(山﨑座長)
はい、ありがとうございました。井上委員どうぞ。
(井上委員)
各委員の意見を聞かせていただいて、確かに一つひとつ大きい課題だと思いました。施設等の方とやりとりをしていると、コロナ禍において、福祉サービスをどうやって持続的に提供していくかという話題は、雑談も含めて聞かれているところです。
振り返ると、コロナによりイベントを中止するといった時期もありましたが、各委員がおっしゃるとおりオンライン化であるとか、他のやり方もある、と理解しているところです。
桐生委員や尾木委員も言っていました、ひとり親とかヤングケアラーの話題も県社会福祉協議会の中で聞こえ始めています。それに関して早期発見というキーワードが出てきましたけれども、先ほど申し上げた福祉サービスの持続的な提供という点では、計画上どういう表現で、またどういう事業となるのか分からないですが、実際に困っている人にどう情報を届けるのかという観点で議論を深められたら、実効性が伴うのではないかとの印象を持っています。
(山﨑座長)
ありがとうございました。石井委員どうぞ。
(石井委員)※通信状況が悪く音声が聞き取れなかったため、書面にて御意見をいただいています。
「コロナ禍における地域福祉の活動状況」について
・公的な各種の福祉事業は感染症対策を講じながら実施
・民生委員活動は感染症対策を講じながら継続
・身近な地域での支え合いの活動(サロンや生活応援、見守り活動等)はストップ(活動再開に向けて調整中)
・サロン活動に代わり、家でできる体操のチラシやぬり絵を配布、作品(ぬり絵)を地域の金融機関に展示するなど、参加者(高齢者)の外出の機会を創出
・子育て関係は、人数制限をしつつ、開催回数を増やすなど、開催方法を工夫し活動を継続
・保育園では、高齢者との交流事業を中止、代わりに園児と高齢者と手紙のやり取りを実施
⇒感染症対策に苦慮しながらも人と人のつながり方を模索、工夫しながら活動を実施
⇒若い世代の担い手(子育て分野)を中心とする活動の再開が早い
⇒活動がストップしたことが、これまでの活動の重要性を再認識する機会となり、担い手の活動再開に向けたモチベーションが向上
⇒オンラインによるサロン活動の実施などの声もあるが、必要な機器の準備や参加者へ機器の扱いを教える人材が必要等、実現に向けたハードルは高い
「計画に盛り込む(反映すべき)事項」について
「担い手の育成」と考えています。これは、県内、全国の自治体が直面している課題です。本市においても、コロナ禍や地域住民が抱える複合化・複雑化する課題への対応等、担い手の負担が増えていること、また、様々な活動を持続可能にしていくためには、担い手の高齢化が進む中、新たな担い手の育成は急務であり、市と県との役割も踏まえてどのような取組を進めていくのか、有識者である委員の皆様で議論いただける場面があればと思います。既に県計画の大柱「ひとづくり」中柱「地域福祉の担い手の育成」に位置づいていますので新たな事項ではありませんが、この課題は、コロナ禍の中で改めて浮き彫りになったように思います。
本市でも、今月、第4期地域福祉計画の策定作業に着手し、来年9月策定を目指して有識者等の策定検討委員会での議論がスタートしました。その中でも「担い手の育成」は大きな検討事項の1つとなっています。本市での議論も提供できればと考えております。
(4)改定スケジュールについて
(山﨑座長)
では、続きまして、議題(4)の改定スケジュールにつきまして、事務局から説明をいただきます。よろしくお願いします。
<事務局より資料4について説明>
(山﨑座長)
ありがとうございました。ただいまの説明につきまして、御質問がございましたらお願いします。
ないようですので、次に進めます。
(5)その他
(山﨑座長)
では、最後に、議題(5)のその他につきまして、事務局から何かありますでしょうか。
無いようですので、本日の議事は以上で終了いたしました。おつかれさまでした。
(神奈川県地域福祉支援計画評価・推進等委員会)次第・委員名簿(PDF:154KB)
資料1 「神奈川県地域福祉支援計画」令和2年度評価まとめ(事務局案)(PDF:806KB)
資料2 「神奈川県地域福祉支援計画」の改定延期について(PDF:112KB)
参考資料1 当事者目線の障がい者支援について(PDF:1,719KB)
参考資料2 重層的支援体制整備事業について(PDF:714KB)
資料4 改定スケジュール(予定)について(PDF:173KB)
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部地域福祉課です。