更新日:2025年1月8日

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審議結果(令和6年度第4回)

神奈川県県土整備局公共事業評価委員会

様式3

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

 
審議会等名称

令和6年度第4回神奈川県県土整備局公共事業評価委員会

開催日時 令和6年12月17日(火曜日)13時30分から15時20分まで
開催場所

神奈川県庁新庁舎12階 県土整備局大会議室

(各委員はWeb会議にて参加)

出席者

家田 仁(委員長)

中村 英夫(副委員長)

稲垣 景子

高橋 陽子

中村 幸人

次回開催予定日 今回をもって、本年度の委員会は終了。
所属名、担当者名

県土整備局総務室 松園、檜山
電話番号 045-210-6019

掲載形式 審議経過

議事概要とした理由

 
会議資料
審議経過

(委:委員発言内容、事:事務局、事業実施課発言内容)

 

[資料の修正等について]
<事業実施課がこれまでの指摘事項を踏まえた審議資料の修正概要を説明>

 

委:以上12件について、よく修正していただいたと思うが、重ねて、ご質問や、再度修正が必要な事項を言っていただきたいと思う。先ず、再評価について、ご意見のある方が発言していただいて、まとめて事務局からお答えいただいた後、そのあとで今度は事後評価の方に行きたいと思うがそれでよろしいか。それでは早速、再評価の案件について、ご質問やコメントのある方は挙手していただければと思うが、いかがか。

 1点だけ質問である。No.2の安浦下浦線の計画交通量について、調査結果ということだが、令和元年の評価と令和6年の評価を比較すると、三浦市では発生集中交通量が8万7000台くらいであったものが11万8000台ぐらいに増加しており、1.35倍になっているという表があるが、これは少し何か一言補足しておかないと、こんなに変わるものなのか誤差なのか少し分からないところがあるので、これについてどう理解したらいいのか、ご説明いただけたらと思う。

 

事:安浦下浦線の計画交通量の件ですが、ご指摘のとおり、算定に使う計画交通量の結果が1.3倍になっており、算定に使う発生集中交通量が三浦市では1.35倍となっている。これは関係があると考えられることから記載している。

 それで、なぜこんなに増えたのかいろいろ調べたところ、三浦市の観光客の入れ込み客数も調べたが、増加していることは確認できた。具体には、平成17年、平成22年、平成30年にかけて増加している。しかし、その後コロナ禍もあって低調になっている状況であり、観光と直接リンクすると言うことが難しかったので、その関係については、今回の資料修正では、記載をしなかった。

 

委:こうなっているというのは誰でも書けるけど、やはり専門家は、専門家というのは役所のことだが、ここで解釈をしないと、読む方が、よく分からないということになると思う。

 今のお話だと、三浦の観光需要が伸びているのだという理解をすればよろしいか。それとも一方でお話しされたのが、ちょうどコロナ禍の頃に減った分と、その後の観光の伸びの倍率からすると、結構大きくなっているのだと、そう見ればいいか。もう少し丁寧に説明していただけるか。

 

事:センサス年次の平成22年や27年の三浦市の観光客を見ると、平成22年には564万人であり、平成27年には591万人と、観光客は増えていることは確認できた。

 その後、平成28年から平成30年には順調に増えたのだが、一方で、令和元年頃から、新型コロナウイルスの感染拡大で、590万人いた観光客が、400万人に落ち込むような状況となった。

 あくまでもこれは将来の推計の話をしており、コロナ以降の観光客の伸びが最新データでも令和4年度までしか無く、そこについて確信を持って言い切ることができなかったので、今回は記載を控えさせていただいた。

 

委:なるほど、はっきりしないということが分かった。いずれにしても、この道路交通センサスにはその辺のデータが出ているのだろうけれど、ここでは、このセンサスは参照してほしいという意味で考えればよいか。

 

事:そのとおりである。

 

委:承知した。他に皆さんからご発言はよろしいか。それでは引続き今度は事後評価についてご発言いただきたい。

 

委:東高根森林公園の内容について、お伺いしたい。各所に防災機能について具体的に追記いただいたところ、4ページの事業実施にあたって配慮した項目の3)に一時避難者が退避できるように、入口や園路を常時開放するといった取組みの記載があるが、これは公園利用者に対するサービス提供をイメージされているのか、それとも周辺の地域住民の方たちも対象として想定されているのかを教えていただきたい、というのが1点。

 あと、もう1つはものすごく細かい話だが、同じく3)の3つ目に「防災イベントでの自治会との共同防災訓練を通じ」と書かれていて、防災イベントとして自治会と共同防災訓練をやったのだと理解したのだが、一方で、6ページの評価の視点では「防災イベントの開催や近隣自治会や町内会との共同防災訓練の実施など」と並列で書かれている。これは、前者の4ページの方は「や」でつなぐ文章なのかと思ったので、確認させていただきたい。

 

委:私からも1点、同じNo.12の7ページの最後「今後は」のところについて「ファミリー層のほか、高齢者や嗜好性を持つ利用者に対し、利用者の参画を促す」という表現が書いてあるが、嗜好性を持つ利用者というと、何か得体の知れないマニアの人かのように読めるので、この意味は何を書こうとしているのか、教えていただけたらと思う。

 

事:3点ご質問をいただいた。1点目の4ページの3)の1つ目の部分で記載している公園の入口や園路の常時開放の対象が、公園利用者向けなのか地域住民向けなのかというご質問について、公園を利用される方もそうだけれども、ここで申し述べているのは、災害が発生したときに地域住民の方が一時的に逃げ込めるように夜間も開いている、という趣旨で記載したところ。

 それから、2点目の同じく4ページの3)の「防災イベントでの自治会との共同防災訓練を通じ、地域住民の防災意識の向上に寄与している」という記載について、指定管理者が防災イベントと銘打ち、自治会との共同防災訓練もプログラムの1つとして、それ以外のプログラムを含めて防災イベントとして開催をしている。イベントの1パーツとして、自治会の皆さんがご参加いただく消火訓練などを通じて「住民の皆さんの意識向上に寄与している」と記載している。一方、ご指摘の6ページの2)総合的な効果のア)のところで、「防災イベントの開催や」と並列になってしまっているので、この表現は少し修正が必要と思っている。

 3点目の7ページの「4)事業の効果の発現状況」の一番下に記載の「今後は、ファミリー層のほか、高齢者や嗜好性を持つ利用者に対し」の「嗜好性」の意味するものについて、まず、ファミリー層についてはイメージされるように、家族連れ、小さいお子さんも含めた家族層であり高齢者については、お年を召した方が安全に快適にご利用いただけること、「嗜好性」についてここで言いたかったのは、例えば、野鳥を観察したい人や、森林浴、森林療法などを目的に来られる方など、ある特定の目的を持って来られる方、ということを表現したくて、「嗜好性」という言葉を使わせていただいた。

 

委:大体言おうとしていることは分かったが、これは要するに、いろいろなタイプの人に参加して欲しいということ。いろいろなタイプの人がいると言った以上、今度はいろいろな人達のタイプに応じた情報発信や施策なりイベントとか、そういう多様なものを用意することによって多様な人を惹き付けようというのなら分かるが、やっていることは1つしかないが、いろいろな人に来て欲しいというのは、それは筋違いだと思う。いろいろな人に来てほしいのならば、いろいろな人に対応して、管理している側も多様性を発揮しなければいけないと思うので、ここはもう少し直す余地があると思うがいかがか。

 

事:おっしゃるとおり、いろいろな目的を持って公園をご利用いただいている中で、サービスを提供する側としては、利用の目的に応じた様々なサービスの引き出しをいかに多く提供できるか、というところが肝だと思っているので、そこがきちんと分かるような表現に修正させていただければと思う。

 

委:これは主文の利用者の参画を促す情報発信云々のところが大事なので、手前の方で多様なことと言っているのだから、そこにこそ対応を言わなければ意味がない文章になってしまうのでよろしくお願いする。

 

委:1つ目と2つ目の質問については理解した。1つ目の質問については、周辺地域からなのだろうとは思いつつ聞いたのだけれども、利用者だけでなく周辺の地域にも貢献するのだというあたりは、もし余裕があれば追記いただいてもいいのかなと思った。2点目については2つの文章を整合していただけるということなので、よろしくお願いする。

 

委:1点目のところは、ゲートを開けることによって、非常時にも活用できる機能性を確保する努力をしている、ということを言いたいのだろうから、文章を直していただければと思う。

 

委:東高根森林公園の整理番号36に対する修正が9ページに書いてあるかと思うが、私の方で発言させていただいた内容を組み込んでいただいた所かと思う。一番下の先ほどの話とも連動するが、この意見にある範囲はもう少し広い意味で発言させていただいたので、もう少し強調していただいてもいいのかなと思った。例えば、再評価のNo.10の秦野戸川公園のところで、今回の修正箇所と似たような意図の修正があったかと思うが、秦野の方では、2ページなどでコンセプトを明確にしたことによって、ある目的を持った方が国内外から来ることが意識されている。利便性で言えば川崎などは羽田空港があるので、そういったところと連動して海外の方も含めてその価値を発信するとよい、という趣旨で発言をさせていただいたので、もう少し広範囲の方からも来ていただけるという表現が、一言ぐらい入っているといいなと思った。

 

事:秦野戸川公園は、広域公園なので少し広範な誘致を意識した記載としたが、東高根は、誘致圏の設定が無い風致公園なので、少し小さめの表現としている。一方で東高根の価値として、歴史性やシラカシ林に代表する自然資源が、少し大きく言えば、首都圏レベルでも着目されるような価値を持っている、ということであるとすれば、具体の表現をどうするかはこれから考えるが、そういったイメージを文言で盛り込むようにしたい。

 

委:何か具体的にこういうワードを入れて欲しいというご意見はあるか。

 

委:ワードは思いつかないが、イメージとしては、この東高根という場所が、川崎は羽田空港があってコンパクトシティなので、海外からも非常に利便性がいいので、公園の価値を日本全国はもちろんのこと海外にも表示してもらうとかいいのだろうと思う。

 

委:気持ちは分かるけれど、羽田空港から外国人旅行者に来てくださいというのは、少し思い切った書きぶりかもしれない。多様な主体というだけでなく、多様な人々が来て欲しいという希望というか、期待だと思うので、事務局は少し工夫していただきましょう。

 

事:承知した。

 

委:他にはよろしいか。それでは、再評価と事後評価については、今いくつか出た意見について必要な修正をしていただいた上で了解とする。

 

(以上)

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