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初期公開日:2024年5月15日更新日:2024年5月15日
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新たな総合計画(新かながわグランドデザイン)実施計画(プロジェクトに関連する地域づくりの取組)
「プロジェクトに関連する地域づくりの取組」は、プロジェクトに位置付けた事業のうち、「都市基盤」「危機管理」に関連する整備事業を中心に、地域で展開するものを5つの地域政策圏ごとに示したものです。
各地域の事業箇所を示した地域図、主な事業などを示しています。
川崎、横浜の各市域、及びその周辺地域
川崎・横浜地域は、先端技術産業や数多くの研究機関が集積する川崎市域と、開港以来、海外から様々な文化を取り入れ新たな産業を生み出してきた横浜市域及びその周辺の地域からなる地域です。
そこで、都市に残された貴重な自然環境との調和を図りながら、これまでの文化や産業の集積を生かし、経済の活性化や国際交流・文化交流をさらに充実させるとともに、世界とつながる文化や産業を発信することで、にぎわいや活力があふれ、国際色豊かで魅力あふれる地域をめざして、次の事業などに取り組みます。
我が国の国際競争力の強化及び県内経済の活性化につなげるため、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区を拠点として産業及び技術の集積を推進することで県内における基幹産業の創出・育成を促進します。
圏央道の一部である高速横浜環状南線や横浜湘南道路の整備を促進し、川崎・横浜地域圏と湘南地域圏及び県央地域圏の結びつきを強化するなど、自動車専用道路網の整備を促進します。
「幸せを創る明日の風景」をテーマに横浜市で開催される2027年国際園芸博覧会を通じて、国際的な園芸・造園の振興や社会的な課題解決等に貢献する取組を横浜市などと連携しながら進めます。
近年、激甚化・頻発化する台風等による豪雨災害の未然防止を図るため、帷子川や今井川などの護岸整備や、柏尾川新規遊水地、矢上川地下調節池の整備など、都市化の進展が著しい地域を流れる河川の整備を重点的に進めます。
横須賀、鎌倉、逗子、三浦の各市域、葉山町域、及びその周辺地域
三浦半島地域は、三方を海に囲まれ、変化に富んだ海岸線を有し、多摩丘陵から続く、まとまったみどりや豊かな歴史と伝統に恵まれた地域です。
そこで、貴重なみどりと三方に広がる海、豊かな歴史的文化遺産、全国有数の露地野菜産地、美しい景観など、三浦半島が持つ地域資源を保全しながら、これと調和・共生した都市的環境の形成により、経済と環境の好循環を生み出すことで、うるおいを持って快適にくらすことができ、首都圏や海外からも多くの人々を引きつける魅力と活力あふれる地域づくりをめざして、次の事業などに取り組みます。
「海」や「食」など、三浦半島地域の多様な資源の魅力を生かした「三浦半島魅力最大化プロジェクト」を推進し、地域の活性化を進めます。また、湘南国際村を生かしたにぎわいの創出に取り組みます。
三浦半島地域は、地形などの制約から幹線道路が少なく、慢性的な交通渋滞が発生していることから、都市計画道路西海岸線などの幹線道路網の整備を進めます。
脱炭素社会の実現に向けて、市町や企業など様々なステークホルダーと連携し、モビリティの電動化やブルーカーボンの取組等を推進します。また、脱炭素化と同時に、関係人口の増加や交通渋滞の解消等、地域特有の課題解決を図ることをめざします。
自然災害から県民の生命や財産を守るため、大沢地区や佐原1丁目C地区などにおいて、地域の地形や自然状況などに応じた土砂災害を防止する施設などの整備を進めます。
相模原、厚木、大和、海老名、座間、綾瀬の各市域、愛川、清川の各町村域、及びその周辺地域
県央地域は、丹沢や相模川を中心とした森林・川・湖などの自然と活気ある都市とがバランスよく存在する地域です。
そこで、豊かな自然を保全し、これを活用した地域の魅力づくりと活性化を進めるとともに、広域的な交通結節機能を踏まえた生活環境や産業基盤の整備を図り、自然と都市、産業、文化が調和し、うるおいと活力にあふれた地域づくりをめざして、次の事業などに取り組みます。
さがみ縦貫道路の沿線地域等を対象に生活支援ロボットの実用化を図る地域活性化総合特区「さがみロボット産業特区」(第3期計画)を推進し、県内企業のロボット産業への参入とロボットの社会実装を促進します。
リニア中央新幹線の建設促進やJR相模線複線化等の促進など鉄道網の整備を促進します。また、厚木秦野道路(国道246号バイパス)の整備促進を図るとともに、県道42号(藤沢座間厚木)などの道路網の整備を進めます。
丹沢を中心とした森林エリアでは、水源かん養機能やCO2吸収にもつながる森林が持つ公益的機能を向上させるための森林整備を進めます。また、農林水産業の多面的機能を発揮するため、里地里山の保全を推進します
総合防災センターの臨場感ある体験施設や防災シアターの活用による県民の防災意識の向上を図ります。また、「かながわ版ディザスターシティ(消防学校の災害救助訓練施設)」の活用などを通じて、防災関係機関の災害救助対応力の強化を図ります。
平塚、藤沢、茅ヶ崎、秦野、伊勢原の各市域、寒川、大磯、二宮の各町域、及びその周辺地域
湘南地域は、湘南のなぎさや相模川、丹沢のやまなみなどの自然資源や相模湾沿岸に広がる旧別荘などの歴史・文化的資源に恵まれた地域です。
そこで、豊かな自然環境や、湘南地域で育まれた貴重な地域資源の保全や活用を図るとともに、交通ネットワークの整備とあわせた都市機能の向上や、環境と共生したまちづくりを進め、人々を引きつけ、持続可能な活力にあふれた地域づくりをめざして、次の事業などに取り組みます。
都市基盤
大山地域など多彩な地域資源を生かした観光の振興、国、町と連携した明治記念大磯邸園の整備、湘南港を基点とした海上交通の充実などの海洋ツーリズムの推進により、地域の活性化を促進します。
JR東海道本線の村岡新駅(仮称)の設置や東海道新幹線新駅の設置を促進し、利便性の高い鉄道網の整備に取り組みます。また、新東名高速道路及び厚木秦野道路(国道246号バイパス)などの整備促進を図るとともに、県道410号(湘南台大神)((仮称)ツインシティ橋)などの道路網の整備を進めます。
再生可能エネルギーの導入など、環境共生モデル都市ツインシティを整備することで、魅力あるまちづくりを推進するとともに、全国や首都圏との交流連携の窓口となる東海道新幹線の新駅を設置し、地域全体の活性化を図ります。
茅ケ崎海岸などにおいて養浜を主体とした侵食対策に取り組み、津波や高潮に対する防護機能を高めるとともに、観光や海洋性レクリエーション等多様に利用される砂浜の回復・保全を進めます。
小田原、南足柄の各市域、中井、大井、松田、山北、開成、箱根、真鶴、湯河原の各町域、及びその周辺地域
県西地域は、富士・箱根・伊豆に連なる豊かな自然を背景に、山・川・海・湖・温泉、歴史や文化などの多彩な地域資源に恵まれた地域です。
そこで、豊かな自然、歴史・文化などの地域資源を生かし、未病の戦略的エリアとしての魅力を向上させるとともに、地域の特色を生かした様々な生産活動が営まれ、職・住・遊が一体となって豊かなくらしを実感できる、活力と魅力あふれる地域づくりをめざして、次の事業などに取り組みます。
「つながり」と未病改善のライフスタイルを実践する「かながわ県西での“心地よい”くらし」をめざす姿として、未病の戦略的エリアの特色をはじめとした地域の魅力を生かし、移住・定住の促進や周遊促進などを行う「県西地域活性化プロジェクト」を推進します。
新東名高速道路の整備促進を図るとともに、伊豆湘南道路などの計画の具体化や、都市計画道路城山多古線などの道路網の整備を進めます。また、スマートインターチェンジの整備促進など道路網の有効活用にも取り組みます。
小田原漁港は、県西地域における水産業及び地域の振興を図るための拠点として、機能保全事業基本計画に基づき施設の長寿命化対策を進めます。また、小田原漁港海岸では、背後地における人命・資産の防護を図るため、海岸保全施設の整備を進めます。
県民や箱根を訪れる観光客の安全・安心を確保するため、温泉地学研究所における箱根山の火山観測・監視体制の安定的な運用や、情報発信機能の確保を図ります。
また、関係機関との連携強化や県民の火山防災意識の高揚を図るため、箱根山(大涌谷)及び富士山の噴火を想定した防災訓練や、普及啓発を行います。
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