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更新日:2024年5月20日
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神奈川県の野生鳥獣
神奈川県は、狭い県土にもかかわらず、丹沢、箱根など豊かな自然環境に恵まれ、生息する野生鳥獣の種類も多く、鳥類約400種類、ほ乳類約70種類の生息が確認されています。
特に本州に生息する大型ほ乳類(ツキノワグマ、ニホンカモシカ、ニホンジカ、イノシシ、ニホンザル)がすべて生息するなど、首都に隣接している地域でありながら、今なお多くの鳥獣が生息している地域です。
しかし、都市化の進展などの人間活動の活発化により野生鳥獣の生息地が失われつつあるなどから、県内に生息する鳥獣のうち、急速に分布や個体数が減少している種又は元々数が少ない種で人間生活の影響を直接・間接に受けて絶滅のおそれがあると言われている種は、鳥類(繁殖期)で2割以上、ほ乳類で3割以上に及びます。
豊かな自然環境を守り、次世代に残していくためには、鳥獣の生息地となる森林や水辺を保全し、不適切な捕獲や採取を規制する必要があります。
丹沢に暮らすツキノワグマ
(撮影:山口喜盛氏、無断転載等不可)
<神奈川県鳥獣生息分布調査報告書(平成4年3月)(抜粋)>
都市化の進展の伴って野生鳥獣の生息環境が大きく変化しつつあることから県内に生息する鳥獣の種類、分布状況および繁殖の有無等を把握し、鳥獣保護対策を適正に進めるための基礎資料として、この調査報告書はまとめられました。少し古い報告書ですが、今皆さんの身近で観察できる野生鳥獣の姿と比べて見てください。
→神奈川の鳥と獣<神奈川県鳥獣生息分布調査報告書>
(平成4年3月:抜粋:このページでは、鳥獣ごとの分布図をjpgファイルでご紹介します。)
報告書の残部はありませんが、県立図書館、県立川崎図書館等に蔵書されていますので、ご覧いただけます。
ガン類、カモ類、ハクチョウ類のガンカモ科の鳥類は、冬期にシベリア、アラスカ、千島方面から我が国に渡来する代表的な冬鳥であり、これらの鳥類の冬期における生息状況を明らかにし、鳥獣保護行政に必要な資料とするため、昭和44年度から毎年度1月中旬に全国一斉に各都道府県が主体となってガンカモ類の生息調査を実施しています。
年度 |
調査員数 |
調査日 |
調査箇所数 |
調査結果(個体数) |
---|---|---|---|---|
令和5年度 | 92名 | 令和6年1月7日から21日 | 271か所 |
9,261羽 カモ類17種 |
令和4年度 |
98名 |
令和5年1月8日から22日 |
273か所 |
8,689羽 カモ類17種 |
令和3年度 |
97名 |
令和4年1月9日から23日 |
272か所 |
9,453羽 カモ類16種、ハクチョウ類1種 |
令和2年度 |
92名 |
令和3年1月10日から22日 |
272か所 |
9,961羽 カモ類14種 ハクチョウ類1種 |
令和元年度 |
99名 |
令和2年1月8日から15日 |
271か所 |
9,255羽 カモ類16種 ハクチョウ類1種 |
このページの所管所属は環境農政局 緑政部自然環境保全課です。