更新日:2019年12月6日
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昼間は観光客で賑わう江ノ電の長谷駅から大仏に向かう県道。この道路の下には約80年前に設置された水道管が埋まっています。鎌倉水道営業所では、この古くなった水道管を新しい管に取り替える工事を行いました。
工事は交通量が少なくなる深夜の限られた時間に行いました。通常、水道工事は道路を掘ってその穴の中に新しい水道管を埋めていきますが、今回工事を行う「長谷観音前交差点」の下には水路が横断しているため、簡単に道路を掘ることができません。
そのため、古い水道管の中に、「フレキ管」と呼ばれる自在に曲がるホース状のステンレス管を引き込む特殊な方法で工事を行うことにしました。
上の図は工事のイメージです。古い水道管は水路の下を潜るように埋められています。まず、水路の両側に立坑と呼ばれる穴を掘り、古い水道管を露出させます。そして、左側のトラックに積まれているドラムに巻かれたフレキ管を、右側のウインチ車を使って古い水道管の中へ引き込んでいきます。
ドラムに巻かれたフレキ管
フレキ管が引込まれていく様子
鎌倉水道営業所では古くなった水道管を計画的に新しいものに取り替えていますが、道路が掘れない場合や交通量が多く工事が困難な場合には、このような特殊な方法も使って工事を進めています。
このページの所管所属は 鎌倉水道営業所です。