視覚障がい者等のための「音声コード」について
視覚障がい者は、点字や音声、拡大文字等によって情報を得ています。点字を使う方は、視覚障がい者の1割程度と言われており、必ずしも点字が読めるわけではないため、御本人のニーズに合った手段を用いるなどの配慮をお願いします。
「音声コード」とは
(←音声コードの例)
- 音声コードは、紙媒体に掲載された印刷情報をデジタルの音声情報に変えるための2次元のバーコードです。
- 18ミリ角の中に日本語(漢字かな混じり)で約800文字のテキストデータを記録することが可能です。
- 音声コードの位置が分かるように、音声コードの横に半円で切り欠きを入れることが必要です。
使用例
「みんなで読める神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例」には、全てのページに音声コードを掲載しています。
その他
- 文字情報を音声にする方法としては、印刷された音声コードを活字文書読み上げ装置やスマートフォンのアプリで読み取る方法のほか、補助者による代読やパソコンの音声読み上げソフトを用いる方法もあります。
- パソコンの音声読み上げソフトを用いる場合、読み上げが難しいこともあるため、読み上げしやすいテキスト形式の文書を作成するなどの配慮も必要です。
- 既に音声コードが添付されている文書をコピーした場合、コピーされた文書の音声コードの読み取り率は極端に低くなります。
- 視覚障がい者だけではなく、加齢に伴い視力が低下した方にとっても、有効な手段となります。また、英語、中国語、韓国語などの外国語に対応した音声コードもあり、外国籍県民や訪日外国人の方々のための媒体への活用も期待できます。