2022年度冊子
応援団員企業等による「withコロナ時代における働き方の変化が及ぼした成果や課題等」を掲載
これまで、多くの企業が女性社員を応援する取組みを実施してきました。しかし、これまでの働き方は、どちらかというと、時間に制約のない男性正社員を前提とし、その結果として、家事・育児の多くを女性が担うこととなっているため、働く女性は十分に力を発揮することが困難な状況に置かれています。また、「女性には重要な意思決定は任せられない」などの男性の無意識の思い込みも、女性活躍を阻害する要因になっています。女性活躍を進めるためには、こうした男性の働き方、家庭での過ごし方など男性の行動や意識を変えることが必要なのです。
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メリットは多くあります。まず、男性が行動や意識を変え、家庭生活、地域活動、趣味、学習など仕事以外の多様な経験をすることや、女性を含め多様な社員の力を活かした経営を行うことで、イノベーションが生まれ、企業成長につながります。ダイバーシティは、新型コロナウイルス感染症を始め、様々な災害へのリスクマネジメント力の向上にもつながります。また、ワーク・ライフ・バランスが実現できるかなど、その企業での働き方は、学生が企業を選択する際の重要なポイントであるため、生産年齢人口が減少する中、優秀な人財を確保することにもつながります。ワーク・ライフ・バランスが実現できる企業では、離職率が低下し売上げが上昇した例があります。
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まずは、女性の仕事領域や働き方に関して男性社員一人ひとりが自分の持っているアンコンシャス・バイアス(「よかれと思って」「普通はこうだろう」といった無意識の思い込みのこと)に気づくことが必要です。そのために、自社研修にアンコンシャス・バイアスチェックリストを取り入れてはいかがでしょうか。かなテラスのホームページにも掲載されていますので、ぜひご活用ください。なお、各自治体でもアンコンシャス・バイアスに関する研修を実施していますので、管理職の方などが積極的に参加されることもおすすめです。また、仕事の効率を高めて残業時間を減らし、その時間を家庭生活などで有効活用してもらえるよう、企業経営者や管理職の方から一声かけることも手始めにできる取組みの一つです。
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はい、取り組めます。むしろ、社員一人ひとりの顔が見える中小企業だからこそ、その利点を活かすことが可能です。企業経営者の方々の一声で、残業ゼロや男性社員の育休取得などスピード感を持って推進することができ、 男性社員の意識や行動を大きく変えることが期待できます。また、それぞれの社員の事情に合わせたきめ細やかな配慮をすることで、個人の働き方の見直しにつながり、ひいては社員のモチベーションがアップします。男性の行動変革に関連する取組みにより、国からの助成金を受け取れる場合もありますので、ぜひチェックしてみてください。
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通勤時間の繰り上げ/繰り下げ 朝型勤務の推奨 半日有給休暇制度
女子更衣室の設置 女性用作業服 マタニティ作業服 旧姓使用
時短勤務体制の導入 浦島太郎化防止お手紙作戦
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