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ボランティア紹介

県立図書館では、ボランティア入門講座をはじめとした初めてボランティアに参加する方のための講座や図書館朗読ボランティアの支援をしています。
一見すると、無関係に思えますが、ボランティアも生涯学習の一つと言えます。
学んだことを活かして社会と関わってみるのはいかがでしょうか。

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ボランティア入門講座開催

「令和6年度ボランティア入門講座」を実施しました。

令和7年2月15日(土曜日)に令和6年度ボランティア入門講座を実施しました。

今年度は「自分の好きを活動に~人生を豊かにするボランティア~」をテーマに文教大学人間科学部教授二宮雅也先生にご講話いただきました。1月に受講者を募集したところ定員を上回る申込みをいただき、開講前から県民の皆様のボランティアに対する関心の高さを改めて実感いたしました。本来であれば抽選を行うところでしたが、年に1度の講座であり、関心を寄せてくださった多くの方にできるだけ受講いただきたいという思いで席数を増やし実施いたしました。受講時の様子やアンケートから、受講者のニーズに合ったとてもよい講座であったと考えております。ご参加いただいた皆様、そして、講師を務めていただきました二宮先生に感謝申し上げます。

講話は、ボランティアの語源や起源などについての話から始まり、ボランティア活動を行う意義や自分に合ったボランティアの見つけ方について、二宮先生自身の経験を踏まえながらお話しいただきました。また、多種多様なボランティアについてご紹介いただくとともに、災害ボランティアの現場において生まれるボランティアニーズについてのお話では、被災者の依頼とは違うところに、ボランティアが生まれることがあるという新たな気づきをいただきました。

講話の後、当館生涯学習相談員より生涯学習相談デスクに集まる県内のボランティア情報について、情報提供を行いました。様々な分野のボランティア情報についての紹介や、自ら情報を取りに行くことが自分にあったボランティアを見つける近道であること、また、ボランティアについての個別相談も受け付けていること等をお伝えしました。

頷いたり、時には笑ったりしながら皆様熱心に受講してくださり、「あっという間の時間だった」との感想のとおり、時間が非常に短く感じられた講座でした。また、「行動を起こしてみようと思います。」「今回の受講を機に新たな一歩を踏み出したいと思います。」といった感想や「ボランティアの在り方について考えていきたい」といった意見もいただき、当講座が皆様の生涯学習を考えるきっかけとなったのであれば、何より嬉しく思います。

ボランティア入門講座は、ボランティア活動に興味がある方や始めたいと思っている方を対象として、毎年2月頃実施しています。これからも県民の皆様の学びを後押しできるよう、講座の企画・運営に努めてまいります。次回令和7年度の講座につきましても、当館ホームページ並びにSNS等でお知らせしてまいりますので、チェックしていただけると幸いです。

令和6年度ボランティア入門講座の様子

令和6年度生涯学習相談員による情報提供の様子

「令和5年度ボランティア入門講座」を実施しました。

令和6年2月18日(日曜日)に令和5年度ボランティア入門講座を実施しました。ボランティア入門講座は、ボランティア活動を行うにあたって必要な知識を身につけるとともに、ボランティア活動を始めるきっかけづくりや、その魅力や楽しさについて学ぶための講座です。これからボランティアを始めようとする方の背中を押し、ボランティアとしての一歩を踏み出す支援を行うことを目的としています。
講師は、東海大学健康学部健康マネジメント学科教授 妻鹿ふみ子氏に務めていただきました。講義では、「自発性」「無償性」「社会性」をキーワードにボランティア活動の定義やボランティアの可能性について学び、グループディスカッションを通して、参加者同士の交流が行われました。また、当日はオンラインでの参加も受けており、オンラインで参加された方からもチャット機能を使用し、講師の投げかけに対する考えや意見を会場に伝えていただきました。
参加者からは、「ボランティアについて興味深く学ぶことができた。」「グループディスカッションの時間では、同じグループの方から、貴重な話を聞くことができた。」「ボランティアに関心を持った理由やきっかけについて人と話すことができたのがよかった。」などの感想がありました。講座終了後は、会場となった当館4階の生涯学習相談デスクで、ボランティアに関する相談をされる参加者も複数名いらっしゃるなど、ボランティアとしての一歩目を踏み出していただけたようでした。
ボランティア入門講座は、令和6年度も実施をします。令和7年2月に実施予定ですので、ご興味のある方はぜひホームページ等をチェックしてみてください。

令和5年度ボランティア入門講座の様子

「令和4年度ボランティア入門講座」を実施しました。

令和5年3月12日(日曜日)に県立図書館本館4階の学び⇔交流エリアで「ボランティア入門講座~役に立ちたいを実践へ~」を実施しました。
応募者多数のため、抽選で選ばれた40名の方に受講いただきました。応募の多さから、県民の皆様のボランティアへの関心の高さを感じました。
講師は、神奈川大学人間科学部教授の齊藤ゆか先生です。齊藤先生のご専門は生涯教育学、生活経営学、ボランティア学です。ボランティア活動を通したアクティヴライフの構築支援方法論の研究開発や、自治体やNPOとの協働で、「潜在的ボランティア」の参画力を高める学習プログラムの実践と評価等を行っていらっしゃいます。
著書は、単著『ボランタリー活動とプロダクティヴ・エイジング』(ミネルヴァ書房、2006)、『ボランティア評価学』(ミネルヴァ書房、2022)、編著『創年のススメ』(ぎょうせい、2008)、『ひと×まちからの創造』(悠雲舎、2010)、『実践事例にみるひと・まちづくり』(ミネルヴァ書房、2013)他多数あります。

令和4年度ボランティア入門講座の様子

本講座の学習目標は、「ボランティア活動に関する基本的な考え方を理解し、誰もが手軽に参加できる活動や、新たな課題に向き合う活動などについて学び、実践につなげる」ことです。

  1. ボランティアへの思い:イメージや動機
  2. ボランティアとは何か:基本的な考え方
  3. どんな活動があるのか:活動の種類や情報
  4. 私に何が出来るのか、どんな方法で参加するか:手軽な活動参加~企画運営へ参画
  5. 新しい生き方の創出:キャリアライフ・イノベーション

上記5つの観点から、ボランティアについて学びました。
ボランティアへの思いは人それぞれであること。ボランティアとは、営利目的ではなく、自発的動機から、自分の時間、能力、エネルギーなどに基づく労働を第三者に提供する人。自由意思に基づく社会的行動。このような基本的な考え方を確認した上で、具体的な活動について豊富な写真のスライド投影を見ながら学ぶことができました。
ボランティア活動について、「人の視点」、「組織の視点」、「地域の視点」から整理された齊藤先生のお話は大変わかりやすく、大切なことを教えていただきました。
人の視点からは、「寛容な言葉かけ」「相互の感謝」が大切であること。
組織の視点からは、共感的な関係づくりと、ゆるやかな生き方、ゆるやかな組織との関わり、ゆるやかなビジネス感覚を肯定することが大切であること。
地域の視点からは、地域の未来の姿を展望することや、地域の魅力、地域の価値に気づき、新たな価値の創造を担う人を創ることが大切であること。 もっと長く齊藤先生のお話を聞きたかったなど、受講者から好評の声が多く届きました。この講義を受けて、無理なく続けられる自分に合ったボランティア活動をしていきたい、何かを始めようと思ったという受講者の声もありました。 本講座が、受講者にとって新たな出発のきっかけになったとしたら、スタッフとしてこれ以上嬉しいことはありません。今後も「ボランティア入門講座」の開催等を通して、ボランティア活動の支援をしていきたいと思っています。

令和4年度ボランティア入門講座の様子