更新日:2024年2月20日
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「農産物の上手な利用法」のページでは、オープンラボで実験された農産加工実験や神奈川県農業技術センターの過去の研究成果を紹介しています。
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材 料 |
トマト 5kg |
トマトピューレは完熟した赤色のトマトを裏漉しして煮詰めたものをいいます。市販されているものは副材料としてトマト以外のものが加えられていることがおおくあります。トマトの品種、裏漉し方法などにもよりますが、トマトを3分の1~5分の1に煮詰めるととろみのあるトマトピューレになります。
ピューレ原料のトマトは完熟したトマトを用いるのが肝要です。真っ赤に熟したトマトでないと色も良くなく、ピューレの歩留まりが少なくなります。
真っ赤に色づいていないトマトの場合は3~5日くらい室内において、追熟させ、真っ赤にしてから用いましょう。傷のないトマトなら1週間くらい室温に保存しても腐敗するようなことはありません。でも、トマトの表皮に傷があったらすぐにカビが生えたり、他の微生物のアタックをうけ、腐敗・変質してしまいます。傷のあるトマトは除いてください。
食塩を少し加えることでトマトの甘味が引き立ちますが、このトマトピューレは食塩を加えないほうが使いやすいと思います。食塩を加えすぎると塩味が強くなり、とまとピューレとして使いにくくなります。調理するときに、他の素材との味のハーモニーがよくなるように調整してください。
トマトピューレの保存容器としては200ml程度の広口ビンが優れものです。ビン詰めトマトピューレはフタを開けると保存性は低下します。家庭で作り、使うならば一回で使い切るような大きさのビンに詰めることが経済的です。
フタは新しいものを使って下さい。一度使ったフタは内側のシリコンパッキンが凹んで密封性が低下しています。家庭でビンをくり返し使用するなら、ビンのフタをビンの3倍量以上購入してください。
耐圧、耐熱性のプラスチック袋も保存容器として利用できますが、長く保存するとガラスビン保存に比べて色や香りが悪くなってきます。
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生産環境部(品質機能研究課)
電話 0463-58-0333 内線344から345
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