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更新日:2024年7月3日
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口腔ケアのすすめページ(神奈川県健康増進課)
お口の健康を維持するためには口腔ケアが重要です。さらに、口腔ケアを実施することで、むし歯や歯周病を防ぐだけでなく、ウイルス感染や誤嚥性肺炎の対策にもつながります。
インフルエンザの流行が心配なこれからの季節、新型コロナウイルス感染症との同時流行を防止するためにも、口腔ケアに取り組みましょう!
口腔ケアは2種類に分けることができます。
お口の中には1,000億個以上の細菌が常に存在しています。口腔ケアでお口の清潔を保つことで、細菌数を減らして増殖を抑えることができ、インフルエンザなどのウイルス感染対策にもつながります。
また、お口の衛生状態が悪くなると免疫機能が低下し、ウイルス性肺炎が重症化する傾向があります。高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は、お口の衛生状態に細心の注意が必要です。
歯ブラシやフロスを使った歯磨きを基本として、殺菌効果のある歯磨剤や洗口液を使用すると良いでしょう。
※誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは、誤嚥(食べ物や唾液などが誤って気道内にはいってしまうこと)から発症する肺炎のことを指します。
70歳以上の肺炎患者の7割以上が誤嚥性肺炎であり、とても身近な病気といえます。近年、誤嚥性肺炎によって亡くなる方が増え、今後も増加が懸念されています。
日々のお口のお手入れには歯ブラシや歯間清掃具(フロスや歯間ブラシなど)、洗口液など、お口の状態に合わせたものを取り入れてのセルフケアが重要です。
入れ歯を使っている方は、入れ歯のお手入れも忘れずに行ってください。
お口の中は複雑な構造をしており、小さな細菌を100%除去することはできないと言われていますが、プロ(歯科医や歯科衛生士など)の手を借りれば可能な限りゼロにすることができます。さらに高齢の方、基礎疾患をお持ちの方など、お口の状況は様々なため、定期的な歯科検診やプロフェッショナルケアが必要です。
自分で判断するのは難しいため、かかりつけ歯科医などを通じて相談し、必要に応じて適切な口腔ケアを受けましょう。
このプロフェッショナルケアとセルフケアを組み合わせることで、よりお口の健康を維持することができます。
自分や、ご家族にこんな経験はありませんか?
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むせることが増えた |
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口が乾くようになり、水分摂取やアメを食べる頻度が増えた |
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発音がしにくい、聞き取りにくくなった |
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食事時間が長くなった、食事量が減った |
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固いものや繊維質のものなど、食べられなくなったものがある |
ちょっとしたお口の変化に気づいたら、かかりつけ歯科医、地域の歯科医に相談しましょう!
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