更新日:2024年3月5日
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県営電気事業について
神奈川県営電気事業は、「水力発電」と「水の供給」(上水道、工業用水の原水や畑地かんがい用水の供給)を目的として、昭和13年に相模川河水統制事業を発足させ、相模ダム、沼本ダムを築造しました。昭和18年に津久井発電所、昭和20年には相模発電所の運転を開始しました。
これらの発電所は、戦中、戦後の電力不足の時代に、県内の電力使用量の20%程度を供給し、県民生活の向上や経済の発展に大きく貢献してきました。
さらに、全国的にも類をみない電気事業者による水道原水の供給により、県民のライフラインである水の安定供給にも貢献しています。
現在は、相模川水系、酒匂川及び早川水系における14の水力発電所に加えて、平成25年と26年にメガソーラーを整備し、運営をおこなっています。全国公営電気事業(※)の中では唯一の揚水発電所の運営もし、最大の発電規模を有しています。再生可能エネルギーである水力発電と太陽光発電による電力を安定して供給し、社会的な役割を果たしています。
※ 公営電気事業…地方公共団体が経営する電気事業です。令和3年4月1日現在で24都道府県1市の25事業体があります。主に水力発電により発電した電気を、電力会社等に売電(卸供給)することにより事業経営をおこなっています。
発電所名 | 最大出力(kW) |
ダム(取水地点)(注1) |
---|---|---|
相模発電所 | 31,000 | |
津久井発電所 | 25,000 | |
道志第1発電所 | 10,500 |
道志ダム(注2) |
道志第2発電所 | 1,050 |
道志ダム(注2) |
道志第4発電所 | 59 |
道志ダム(注2) |
道志第3発電所 | 1,000 | |
愛川第1発電所 | 24,200 |
宮ヶ瀬ダム(注3) |
愛川第2発電所 | 1,200 |
石小屋ダム(注3) |
早戸川発電所 | 72 |
早戸川堰堤 |
早川発電所 | 2,900 | |
4,400 | ||
玄倉第2発電所 | 2,900 | |
柿生発電所 | 680 |
川崎市導水路内 |
城山発電所 | 250,000 | |
最大出力合計 |
354,961 |
(注1)ダムは利水課が所管しています。詳しくは「企業庁のダム」の案内ページへ。
(注2)道志ダム直下に維持放流を利用した小水力発電施設の道志ダム発電所(最大出力50kW)があります。
(注3)宮ヶ瀬ダム・石小屋ダムは国土交通省が管理しています。
企業庁では、太陽光発電の普及啓発を目的として、平成10年度に、相模川発電管理事務所の構内に太陽光発電施設「城山ソーラーガーデン」を設置し、その後、平成22年度には、城山湖展望台に「城山湖ソーラー展望台」を設置しました。
平成24年度には、愛川町半原で県営初のメガソーラー発電所の建設に着手し、平成25年5月から「愛川太陽光発電所」として営業運転を開始しました。
平成25年度末には、出力20kWの「城山第2ソーラーガーデン」を新設し、 平成26年度には、企業庁の水道事業用地である谷ヶ原配水池の上部を利用した県営2箇所目のメガソーラーである「谷ヶ原太陽光発電所」の営業運転を開始しました。
愛川太陽光発電所 |
谷ケ原太陽光発電所 |
城山ソーラーガーデン |
城山ソーラー展望台 |
津久井発電所太陽光設備 |
このページの所管所属は企業局 利水電気部発電課です。