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更新日:2024年5月13日
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生のお肉や内臓は、食中毒が発生する危険がありますので、生で食べずに、中心部まで十分に加熱して食べましょう。
牛、豚や鶏などは、食肉として処理する過程で腸内にいる腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラのような病原性のある細菌がお肉や内臓に付着していたり、E型肝炎ウイルスなどの人に害を与えるウイルスや有鉤条虫などの寄生虫に感染している場合があります。
このため、新鮮なものかどうかに関わらず、生や加熱不十分なものは重篤な食中毒が発生する危険性があります。
また、イノシシやシカなどの野生鳥獣(ジビエ)では、家畜のように飼養管理されていないことから、さらに生食することは危険です。
細菌やウイルス、寄生虫は加熱により死滅します。このため、お肉やレバーなどの内臓は、よく加熱して食べましょう。
特にお子さんやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、注意が必要です。
「新鮮だから安全」という認識は間違いです。鶏肉、レバーなどを生で食べないようにしてください。新鮮であっても、食中毒は起こります。
鶏肉についている菌は、肉の表面をあぶったり、湯引きしただけでは完全に死滅しません。
また、レバーは内部まで菌が入り込んでいますので、中心部まで75℃で1分以上、十分に加熱しましょう。
豚、イノシシ、シカのお肉や内臓を生で食べると、E型肝炎ウイルスに感染するリスクがあります。E型肝炎は、劇症化し死に至る危険性もあります。
また、豚レバーを生で食べると、サルモネラや、カンピロバクター・ジェジュニ/コリ等の細菌による食中毒のリスクがあるほか、海外では、豚からの有鉤条虫、旋毛虫等の寄生虫への感染も報告されています。
イノシシやシカなどの野生鳥獣についても、E型肝炎ウイルスの他、どのような病原体を保有しているかわからないことから、生で食べるのは危険です。
<消費者の方向け>
<飲食店・食肉販売店向け>
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