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更新日:2024年11月1日

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かながわケアラー支援ポータルサイト

神奈川県が取り組むケアラー(介護や看病を必要とする家族などをケアしている方)への支援についてご案内します。

注目情報


ヤングケアラーのコーナー相談するケアラーの方が利用できる支援一覧

ケアラー支援者を支える二次相談


介護のこと「支える」あなたも、「支えられて」いい。

 


 

家族や身近な人などを無償でケア(介護、看病、お世話、気づかいなど)する方のことをケアラーと言います。ケアラーは全世代に存在し、老老介護やダブルケア、障がい者・児のケア、働きながら介護する方、ヤングケアラー(子ども・若者)など多分野にわたります。

家族等のケアをすること自体は本来素晴らしいことです。しかし、ケアラーの中には、一日中つきっきりでケアをせざるを得ず、自分の望む人生や日々の暮らしが送れなかったり、人知れず社会的に孤立する方もいるなど、ケアラー自身への支援が必要な場合があります。

県では、ケアラーを社会全体で支えるため、支援等の充実に向けて取り組んでいきます。

ケアラーとは

こころやからだに不調のある人の介護、看病、療育、世話、気づかいなど、ケアの必要な家族や近親者、友人、知人などを無償でケアする方のことです。

近年、少子高齢化や核家族化の進展、共働き世帯の増加、家庭の経済状況の変化といったさまざまな要因がある中、ケアラーの方に過重な負担が掛かっています。

障がいをもつ子どもを育てている

健康不安を抱えながら高齢者が高齢者をケアしている

仕事と介護でせいいっぱいでほかに何もできない

仕事を辞めてひとりで親の介護をしている

遠くにひとりで住む高齢の親が心配で頻繁に通っている

目を離せない家族の見守りなどのケアをしている

アルコール・薬物依存やひきこもりなどの家族のケアをしている

障がいや病気の家族の世話や介護をいつも気にかけている

©一般社団法人日本ケアラー連盟

県のたより(令和4年8月号)にケアラー支援について掲載しています。

知っていますか?ケアラー・ヤングケアラー(ご案内)(PDF:1,181KB)

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ヤングケアラー

 「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」を指し、介護や家事、目の離せない家族の見守り等を行うことで、遊びや勉強、就職準備等の成長、発達、自立に向けた必要な時間を奪われていたり、ケアによる身体的・精神的負担が重い状態にあったりする概ね30歳未満の者をいいます。

ヤングケアラーのコーナー

元ヤングケアラー沖村有希子さん体験談を掲載しています。

ヤングケアラー支援の強化に係る法律が成立・施行されました。(別ウィンドウで開きます)

ダブルケア

一般に、子どもの育児と親の介護を同時に抱えている状態を指します。広い意味では、「家族や親族等、親密な関係における複数のケアやそのなかで複合的な課題をかかえ、複合的な負担と責任を伴う状態」とされ、様々な形のダブルケアがあります。

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ケアのこと。ひとりで悩まないで。

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かながわヤングケアラー等相談LINE

電話で相談する

かながわケアラー電話相談

045-212-0581

対象

神奈川県内に住んでいるケアラー・ヤングケアラー

(ご家族やご友人、近隣の方からの相談も受け付けています。)

相談日・時間

水曜・金曜の10時から20時まで

日曜の10時から16時まで

(祝日、休日、12月29日から1月3日を除く。)

その他の相談窓口や利用できる支援

ケアラーの方が利用できる支援一覧

神奈川県ケアラー実態調査の結果について

神奈川県は、ケアの状況、ケアラーへの影響、必要な支援等を調査し、有効な支援のあり方の検討に役立てるため、令和3年2月、地域包括支援センターを訪れたケアラーの方々を対象に、ケアラーに関する実態調査を行いました。調査結果から分かる、ケアラーの方々が置かれている状況は次のとおりです。

ケアラーの認知度

  • ケアラー、ヤングケアラー、ダブルケアという言葉を知っている人は、それぞれ約3割に留まった。ケアラー自身がケアラーであることに気づいておらず、必要な情報が行き届いていない可能性がある。

ケアラーの就労状況

  • 働きながらケアしているケアラーの割合は、65歳未満の各年代で5割以上
  • ケアを機に退職した理由は「代わりにケアを担う人がいない」との回答が最も多い

ケアの状況

  • ケアの内容は「家事」「通院援助」「金銭管理」「精神的介護」「役所等の諸手続き」が5割を超え、一人で複数のケアを実施
  • ケアが必要な人の居住場所は「同居」が最も多く、ケアの頻度は「毎日」が最多
  • 介護保険サービスを利用していない人の割合は27.8%

ケアラーへの影響

  • 悩みの有無について「ある」と答えた人が半数以上
  • 悩みの内容について、心身の健康が最も多く、次いで「自分の自由な時間が取れない」が多い

必要な支援

  • ケアを替わってくれる人がいないケアラーの割合が31.5%、「頼めばいるが頼みにくい」と答えた方も含めると約半数の方が代わりを担ってくれる人がいない
  • ケアラーが必要な支援は「ケアラーに役立つ情報の提供」次いで「緊急時に利用できて被介護者の生活を変えないサービス」となっている。

調査結果の詳細

神奈川県の取組

県では、福祉・医療・労働・教育など部局横断的な「ケアラー支援庁内連絡会議」を2021年3月に立ち上げました。課題を整理し、支援等の充実に向け、市町村やNPO、当事者団体と連携し、ケアラー・ヤングケアラーの支援を進めてまいります。

ケアラー支援者を支える二次相談

ケアラー・ヤングケアラー、その家族の支援者を支える二次相談の役割を担う「ケアラー支援専門員」を設置しています。

ケアラー支援専門員設置のご案内(社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会)(別ウィンドウで開きます)

福祉タイムズ2023年8月号(ケアラー支援専門員について掲載(10ページ))(PDF:2,472KB)(別ウィンドウで開きます)

関連リンク

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部高齢福祉課です。