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更新日:2024年1月16日
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通常時、ダムに流れ込む水やダムに貯めた水は、水力発電所を使用して、下流の河川に必要な量を発電放流しています。
台風などの大雨が降るとダムに流れ込む水が増加します。ダムの貯水位の維持や洪水調節を行うため、発電放流と併せて、ゲートから放流します。
ゲートから放流する際は、次のような対応を行っています。
ダム管理事務所では、気象情報、ダム上流域に設置している観測所の雨量・水位情報、ダムの流入量や水位などを常時監視して放流に備えています。
ダムのゲートから放流する際には、放流連絡や放流警報等の注意喚起を行い、川の水量を急激に増加させないようにゲート操作を行います。
ゲートから放流する際には、ダム上流域の降雨状況等により、下流への放流量を順次増加します。
危険ですから、川から離れてください。
台風や気象レーダー・降雨予測などの気象情報、ダムの流入量や水位などの諸量データなどの最新情報を逐次収集して、今後の降雨に備えて警戒体制を設置するとともに、ダム放流計画を立案します。
雨量計(左)と水位計(右)
三保ダムシステム室(左)と城山ダムの情報管理室(右)
警察、消防、水防などの関係機関へ放流連絡を行うほか、ダム下流に設置されているスピーカーやサイレンの吹鳴、電光表示板や赤色回転灯による警報を行います。また、警報車による河川警報を実施してダム放流に備えます。
ダム放流情報は、「かながわの水がめ」ホームページなどで、情報を提供しています。
また、LINEでもアカウントを登録している方に放流情報を発信しています。
放流警報装置(左)と電光表示板(右)
放流警報車
ダムのゲートを操作する前にはゲートに異常がないか点検し、情報の伝達や放流の周知が整ったら、川の水位を急激に上昇させないようにゲート操作を行います。
洪水被害を軽減する洪水調節は、台風などの大雨が降ると、川の水量が急激に増え、洪水被害が発生する危険が高まるため、あらかじめ決められた流量以上の流入量があった場合には、ダムに流れ込む水の一部を貯め込むことで、下流に流す水を少なくして、洪水被害を軽減します。どれだけ貯め込み、どれだけ流すかは、ダムごとにルール(操作規則)が決められています。
ゲート操作中の様子
左)城山ダムの放流状況 右)三保ダムの放流状況
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