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更新日:2024年2月19日
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自主保安活動促進事業
平成9年4月1日に高圧ガス取締法は高圧ガス保安法へと改称され、行政による一律取締型の規制から、事業者の自己責任原則を重視した自主保安誘導型の規制へと転換が図られました。
こうした中、高圧ガスを取り扱う事業所において、自主保安活動を推進して定着させていくためには、その必要性を事業所の経営層が十分に認識する必要があります。また、事業所のほか関係保安団体や行政がそれぞれの役割を的確に果たすことも重要です。
これら自主保安活動のシステム化のための基本的な考え方について取りまとめたものが「高圧ガス自主保安ガイドライン」です。
神奈川県では高圧ガス製造事業所における自主保安活動の一層の推進と定着を図るため、「自主保安活動の定着化に向けた取組」を実施しています。対象となる事業所(※)のみなさまには次の対応をおねがいします。
※対象は可燃性ガス又は毒性ガスを取扱う第一種製造者及び保安統括者の選任が必要な第一種製造者の管理する事業所(コンビ則適用事業所を除く。)です。
保安統括者(経営者・事業所トップ)は自主保安活動に対する決意を確かなものとするために、危害予防規程の「保安統括者及び代理者の職務」の項に「保安に関する基本方針を定め、自主保安活動を推進する」ことを明記し、所管の消防保安課または地域県政総合センター環境(保全)課に届け出てください。
危害予防規程の記載例
3.1保安統括者及び代理者の職務
事業所全般の保安に関する業務を統括管理する。
保安に関する基本方針を定め自主保安活動を推進する。
保安統括者(経営者・事業所トップ)は自主保安活動を推進するために、基本方針を策定し、周知徹底を図るとともに事業所内の見やすい場所に掲示してください。
自主保安活動基本方針(例)
平成○○年○○月○○日
株式会社△△△工場
保安統括者保安太郎
保安統括者(経営者・事業所トップ)は毎年、自主保安活動の取組状況をチェックリストで自己点検して下さい。なお、平成24年から自己採点結果シートの提出は不要となりましたが、今後も自己採点を継続し、点検で見つかった課題は速やかに見直しと改善を行い、より安全な体制を構築してください。
自己点検のしかた
チェックリストの該当する設問について、自己採点のプルダウンメニューの"□"から1つだけチェック(選択)してください。チェックに際しては、保安統括者自らが現状を把握するか、保安係員を通じて内容を確認してください。
Excel形式の場合、自己点検の結果は自動集計され、レーダーチャートへ反映されます。レーダーチャートは11の大項目で構成されており、この形から自主保安活動の取組状況を把握することができます。大項目毎の点数配分は全ての設問に「ほぼできている(2点)」をチェックした場合は100点、「よくできている(3点)」をチェックした場合は150点となります。
点検で見つかった課題を自己採点結果シートの「指摘事項等(Check)」に記入し、改善内容を検討して「是正処置等(Action)」に記入して実行しましょう。
他事業所の自主保安活動の取組内容を知ることや、事業所間で情報交換をすることは、自らの事業所の自主保安のレベルを知るとともに、今後の取組の参考となる情報を入手する上で有効です。
神奈川県ではこのような場を提供するために「自主保安事業所交流会」を開催しています。対象事業所のみなさまには別途ご案内しますのでふるってご参加ください。
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このページに掲載しているデータはExcelまたはPDFで提供しています。ご利用のソフトがこれらの形式に対応していない場合は、お手数ですが消防保安課にお問い合わせください。
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このページの所管所属はくらし安全防災局 防災部消防保安課です。