更新日:2024年9月3日

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令和5年入込観光客調査

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令和5年神奈川県入込観光客調査結果の概要

1 県全体の入込観光客の状況

(1)延観光客数

令和5年中に神奈川県を訪れた観光客(入込観光客)の推計延人数(以下「延観光客数」という。)は1億9,111万人で、令和4年の延観光客数(1億6,406万人)に比べ2,705万人の増加(前年比+16.5%)となった。

延観光客数は、平成24年以降増加傾向にあり、平成29年に初めて2億人を突破し、令和元年は過去最高記録となる2億467万人を記録した。

しかし、令和2年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により前年の半減に近い1億849万人まで激減。その後、感染症拡大防止の行動制限が段階的に解除され、イベント等が再開されたこと、観光需要喚起策の実施や国の水際対策の緩和等により、徐々に回復していく傾向が見られた。

令和5年は、訪日外国人の増加や全国旅行支援「いざ、神奈川!(第2弾)」等の追い風を受けて、新型コロナウイルス感染症拡大前(令和元年)の9割まで回復した。

〇令和5年の月別入込観光客数の推移について

すべての月で前年を上回った。令和5年5月の新型コロナウイルス感染症の5類移行や県内での各種イベントの再開、インバウンド需要の回復、各種観光需要喚起策等により、1年を通じて堅調に推移した。

 

令和5年の月別グラフ

 

(2)日帰り客数

日帰り観光客の推計延人数(以下「日帰り客数」という。)は1億7,320万人で、延観光客数の90.6%を占めており、前年に比べ2,356万人の増加(前年比+15.7%)となった。

日帰り客数は、平成24年以降増加傾向にあり、令和元年は過去最高記録の1億8,731万人となったが、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により令和2年は9,794万人に激減。その後、令和3年は1億668万人、令和4年は1億4,964万人と回復基調が続き、令和5年は1億7,320万人でコロナ禍前の令和元年に近い水準まで回復した。

(3)宿泊客数

宿泊観光客の延人数(以下「宿泊客数」という。)は、1,792万人で、前年に比べ349万人の増加(前年比+24.2%)となった。

宿泊客数も、平成24年以降は平成30年まで毎年最高記録を更新し、平成30年は1,791万人となったが、令和元年は1,735万人に減少。令和2年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により1,054万人に激減。その後、令和3年は1,057万人、令和4年は1,443万人と回復基調が続く中で、令和5年は1,792万人に達し、コロナ禍以前からの過去最高記録を更新した。

2 7つのエリア別に見た観光客の状況

令和5年3月策定の第5期神奈川県観光振興計画に合わせ、本年より県内を7つのエリアに分けて分析を行った。

(1)横浜・川崎エリア

横浜・川崎エリアの延観光客数は7,002万人で、前年に比べ1,259万人の増加(前年比+21.9%)となった。

市別にみると、横浜市は1,195万人の増加(前年比+28.2%)、川崎市は64万人の増加(前年比+4.3%)であった。

横浜市では、「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」等への来訪者の増加や、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023横浜みなとみらいイベント」の開催などにより、1,195万人増加した。また、川崎市では、「川崎競馬場」等への来訪者の増加などにより、64万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は1,259万人増加した。

(2)箱根エリア

箱根エリアの延観光客数は3,277万人で、前年に比べ330万人の増加(前年比+11.2%)となった。

市町別にみると、小田原市が106万人の増加(前年比+14.6%)、箱根町が215万人の増加(前年比+12.4%)、真鶴町が2万人の減少(前年比▲2.1%)、湯河原町が11万人の増加(前年比+2.9%)であった。

小田原市では、「小田原城址公園」等への来訪者の増加や、「酒匂川花火大会」等イベントへの参加者の増加などにより106万人増加し、過去最高の入込観光客数となった。また、箱根町では、「大涌谷・芦ノ湖」等への来訪者の増加などにより、215万人増加した。湯河原町では、「湯かけまつり」の再開等による来訪者の増加などにより、11万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は330万人増加した。

(3)湘南エリア

湘南エリアの延観光客数は4,557万人で、前年に比べ451万人の増加(前年比+11.0%)となった。

市町別にみると、平塚市が56万人の増加(前年比+8.9%)、鎌倉市が33万人の増加(前年比+2.7%)、藤沢市が260万人の増加(前年比+15.3%)、茅ヶ崎市が59万人の増加(前年比+26.3%)、寒川町が27万人の増加(前年比+14.2%)、大磯町が14万人の増加(前年比+13.4%)、二宮町が2万人の増加(前年比+3.1%)であった。

鎌倉市では、「各寺社」等への来訪者の増加などにより、33万人増加した。藤沢市では、「江の島サムエル・コッキング苑」等江の島への来訪者の増加などにより、260万人増加した。大磯町では、「大磯海岸」「大磯ロングビーチ」等への来訪者の増加などにより、14万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は451万人増加した。

(4)丹沢大山エリア

丹沢大山エリアの延観光客数は1,208万人で、前年に比べ24万人の増加(前年比+2.0%)となった。

市町村別にみると、秦野市が39万人の増加(前年比+9.5%)、厚木市が39万人の減少(前年比▲15.7%)、伊勢原市が13万人の増加(前年比+7.4%)、愛川町が6万人の増加(前年比+5.0%)、清川村が5万人の増加(前年比+2.1%)であった。

秦野市では、「丹沢表尾根大倉」、「秦野たばこ祭」等への来訪者の増加などにより、39万人増加した。愛川町では、「あいかわ公園つつじまつり」等のイベント再開などにより、6万人増加した。清川村では、宮ヶ瀬等への来訪客が増加したことなどにより、5万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は24万人増加した。

(5)相模湖・相模川流域エリア

相模湖・相模川流域エリアの延観光客数は1,150万人で、前年に比べ443万人の増加(前年比+62.7%)となった。

市別にみると、相模原市が327万人の増加(前年比+51.7%)、大和市が61万人の増加(前年比+251.5%)、海老名市が33万人の増加(前年比+114.8%)、座間市が16万人の増加(前年比+115.1%)、綾瀬市が6万人の増加(前年比+77.8%)であった。

相模原市では、「相模原麻溝公園」等への来訪者の増加や、「橋本七夕まつり」等イベントの再開などにより、327万人増加した。また、海老名市では、「ロマンスカーミュージアム」等への来訪者の増加などにより、27万人増加した。座間市では、「大凧まつり」、「ひまわりまつり」のイベント再開などにより、16万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は443万人増加した。

(6)三浦半島エリア

三浦半島エリアの延観光客数は1,511万人で、前年に比べ159万人の増加(前年比+11.7%)となった。

市町別にみると、横須賀市は96万人の増加(前年比+12.1%)、逗子市は10万人の増加(前年比+13.7%)、三浦市は50万人の増加(前年比+11.8%)、葉山町は3万人の増加(前年比+4.1%)であった。

横須賀市では、「三笠公園」等への来訪者の増加や、「ソレイユの丘」、「よこすかポートマーケット」のリニューアルオープンなどにより、96万人増加した。また、逗子市では、「逗子海岸花火大会」等イベントの再開などにより、10万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は159万人増加した。

(7)足柄エリア

足柄エリアの延観光客数は408万人で、前年に比べ40万人の増加(前年比+10.8%)となった。

市町別にみると、南足柄市が3万人の増加(前年比+2.7%)、中井町が2千人の減少(前年比▲0.9%)、大井町が4万人の減少(前年比▲10.6%)、松田町が6万人の増加(前年比+10.4%)、山北町が32万人の増加(前年比+26.5%)、開成町が4万人の増加(前年比+17.2%)であった。

松田町では、「桜まつり」等イベントへの来訪者の増加などにより、6万人増加した。また、山北町では、「尾崎(丹沢湖)」等への来訪者の増加や、「やまきた桜まつり」等イベントの再開などにより、32万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は40万人増加した。

統計データ

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