神奈川県営水道長期構想、水道事業経営計画

「100年先も持続可能な水道」に向けて、30年間の将来構想と、5年間の事業計画を策定しています。

「県営水道長期構想」と「水道事業経営計画」

人口減少社会の進展等による水需要の減少を背景に水道料金収入が減少する中にあっても、県営水道の使命である『生活に直結するライフラインである「水」を将来に向けて安定的に供給し、皆様の「いのち」を守る』ため、より長期的な視点で事業運営を進め、地震等に備えた水道施設の整備を進めていく必要があります。

県営水道の将来構想を示す「長期構想」は、未来の水道へ向かう通過点の1つとして30年後を設定し、事業計画となる「経営計画」は、直近5年間における個別具体的な取組内容を示すものとして策定しました。

引き続き使命を果たし、未来の水道、「100年水道」の実現に向けて全力で取り組んでまいります。

「100年水道」＝100年先も持続可能な水道

100年水道模式図
県営水道では、100年先も安全に、安心してお使いいただける、持続可能な水道事業であり続けること、つまり「100年先も持続可能な水道」であることが何より求められる姿だと考えています。その実現に必要な観点として、施設整備に関する4項目と、事業経営に関する2項目を設定しました。

左の模式図は、各観点の取組が相互に関連し、強固な建築物のように、あるいは上に伸びていく矢印のように、「100年水道」を構成するという考えを表したものです。

構想と計画の関係性

長期構想では、30年後の「目指す将来像」と、その実現に向けた「取組の方向性」を記載していますが、30年間という長期にわたることから、個別具体的な取組内容をすべて記載することはできません。
そこで、長期構想の期間における中期的な（5年程度の）取組を、経営計画にとりまとめました。
経営計画を定期的に改定（新たな経営計画を策定）しながら、長期構想の推進過程を具体化・具現化させていきます。

構想と計画の関係図