更新日:2023年12月27日

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第24回県民会議(審議結果)

第24回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議の結果をお知らせします。

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第24回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議

開催日時

令和5年10月17日(火曜日)10時00分から11時45分

開催場所

波止場会館5階 多目的ホール

出席者

相原貞雄、大原一興、大部さつき、小堤健司、加藤紳一、河原雅浩、猿渡達明、鈴木孝幸、関根千佳、西尾佳章、畠宏好、山根寛(吉田忠司代理出席)、吉富多美、和久井真糸

(敬称略、50音順)

次回開催予定日

未定

所属名

福祉部地域福祉課調整グループ

電話番号 045-210-4804(直通)

ファックス番号 045-210-8874

掲載形式

議事録

審議(会議)経過

(事務局)
ただいまから第24回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を開会いたします。しばらく進行を務めます神奈川県地域福祉課の佐野です。よろしくお願いいたします。
まず地域福祉課長の笠井からご挨拶します。

(地域福祉課長)
神奈川県地域福祉課長の笠井と申します。この6月に着任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
本来であれば福祉部長の山本が参りましてご挨拶するべきところではございますけれども、本日所用で欠席となりますので代わりにご挨拶をさせていただきます。
皆様におかれましては、こちら神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議の委員をお引き受けくださいまして、誠にありがとうございます。またお忙しい中、本日ご出席賜りまして感謝申し上げます。
この平成22年に設置されましたこの会議も今回で第7期を迎えました。この会議では県民会議からの提案をまとめまして、その普及啓発や、各構成団体の皆様の取り組み内容を共有しまして、検証をしてきたところです。
昨年までの第6期では、感染症が長引き思った活動ができなくて、いろいろと活動が制限された状況ではありましたけれども、取り組み事例集の作成ですとか、県民会議からの提案の概要版のリーフレット作成等を行いました。
昨年度末に開催した前回の会議におきまして、第7期の活動の方向性については、皆様にご了承いただいたところではございますけれども、本日は具体的な取り組み内容について、ご議論ご検討いただければと考えております。
最後になりますが、県では令和5年4月1日から「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」を施行いたしました。この条例を踏まえて、今後も共生社会の実現に向けて、取り組みを一層推進して参りますので、皆様のご理解とご協力を是非ともお願いいたします。
本日は限られた時間ではございますけれども、皆様に活発に意見交換していただきまして、また県に対しても忌憚なくご意見をいただいて、有意義な会議としていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)
ありがとうございます。県民会議の委員につきましては、今回23名の方々に、今年の令和5年4月1日から令和7年3月31日までの2年間の任期でご就任をいただきました。
本日ご出席の委員は出席者名簿に記載の通りとなっております。
なお、東日本旅客鉄道株式会社、横浜支社の吉田委員に代わりまして、本日は山根様にご出席をいただいております。
また、2番の石川委員、7番の川口委員、15番の寺島委員、16番の中野委員、19番の福地委員、20番の三上委員はご欠席、チェーンストア協会9番の小山委員が急遽ご欠席ということで伺っております。また、11番の三瓶委員と12番の下田委員は少し遅れていらっしゃるようです。よろしくお願いいたします。
県民会議の事務局は、私ども地域福祉課と建築指導課の両課が担当しています。
また、会議の記録につきましては、私ども神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議の会議及び会議記録の公表に関する取扱要領と要領の第五条の規定に基づきまして、皆様のお名前を記載し、内容を要約した形で会議終了後、県のホームページに記載することとしております。あらかじめご了承ください。
なお会議の傍聴でございますが本日傍聴のご希望の方はいらっしゃいませんでした。
それではこれから議題に入りますが、座長・副座長の選任の前に、今回は会議任期2年の初回ということになりますので、委員の皆様から自己紹介と併せまして、一言ずつ、お願いをできればと思っております。大変恐縮ですが1分スピーチのような形で、端から順に砂時計をまわしていきますので、ご自分のお手元に来ましたらひっくり返していただいて、落ちるまでを概ねの目安としまして、自己紹介、1分スピーチをよろしくお願いいたします。それでは端から順に回させていただければと思います。

(和久井委員)
和久井です。市民委員として参加させていただいています。特に経歴もないのですが、自分が健常者から難病になって障害者になった身として、いろんな気づきを皆さんと共有できたらと思っています。より良い町がつくれるようにしたいと思っています。
神奈川県生まれ、神奈川県育ちの部分もあります。他の県もいろんな国とかにも住んでいたりするので、いろんな地域の福祉事情とかも含めていろんなことができたらと思っています。よろしくお願いします。

(加藤委員)
6番の神奈川県生活衛生営業指導センターの加藤といいます。よろしくお願いします。なかなか指導センターって馴染みがないかと思うのですが、飲食店ですとか、環境部門ですと床屋さんとか美容院、そういったところの営業者と一緒になって、それぞれのお店の営業を、衛生の担保、健全な経営ができるようなことをしていただきたいということで指導センターが指導をいろいろしているということです。よろしくお願いします。

(河原委員)
前期から引き続き委員になりました神奈川県聴覚障害者協会の河原と申します。よろしくお願いいたします。
昔と比べると、社会のバリアはだんだん減ってはきているとは感じています。新しい建物の中ではいろいろな施設ではほとんどエレベーターがあるいはエスカレーターがあります。昔と比べると、生活しやすくなったのかなとは思っております。
聞こえない人、聞こえにくい人たちにとってはまだまだなところもたくさんあります。特に情報のバリアについて、普段は問題ないかもしれませんが、何か災害が起きたとき情報がないと困ります。もっとその辺りも皆さんに知ってもらいたいと思います。よろしくお願いいたします。

(吉富委員)
神奈川こども未来ファンドの副理事をしております吉富と申します。子どもや、若者、子育て中の保護者を支援する中間支援組織です。そこでピンクシャツデーというのを始めまして、7年目になるのですが、いじめストップ、多様性を認め合おうということで、今年のバリアフリーフェスタの実行委員長もさせていただいております。バリアフリーフェスタでは、みんなでピンクのシャツを来て、多様性を認め合おうということで、皆今燃えておりますので、11月4日はぜひバリアフリーフェスタの方にもお顔を出しいただければと思います。
本職は児童文学作家をしております。子供たちの虐待、貧困、いじめ、そうした課題を一緒に考えていこうと思って書いております。バリアフリーのことも、皆さんにここで学ばせていただいたことを早速書かせていただきました。

(猿渡委員)
神奈川県障害者自立生活支援センターキルクというのですけども。
今日は県のTシャツを着ています。普段何を教えるかと言いますとピアカウンセラーと書いてありますけれども、相談支援専門員をやっています。
あと、共生推進本部室の方でも活動していて、日曜日も「とも生きボランティア」の育成で、今回の11月4日(バリアフリーフェスタ)の話と、リーフレットのことも伝えました。
これを着て県の仕事の時は活動しているということで、よく県の職員と間違えられるのですけど、キルクで仕事していることもあり、県とのすごいパイプは持っております。これからもより一層いろんな方のバリアフリーに携わっていきたいなと思っています。よろしくお願いします。

(関根委員)
14番の関根と申します。株式会社ユーディット情報のユニバーサルデザイン研究所っていうのを横浜で25年前に立ち上げています。
基本的には障害のある人、高齢者、ワーキングマザー、介護離職者、そういう人々が全員テレワークで働くという会社で、ユニバーサルデザインを自治体や国や企業に対してコンサルをするという仕事をしています。大学でも同志社大学とか、東京大学とかいろんなところでユニバーサルデザインを教えていました。最大で8校ぐらい同時に教えたこともあります。
今年が、アメリカでいうと、リハビリテーション法504条が50年の節目なんですね。教育や雇用をはじめとして障害を理由とする差別を禁止してから何と50周年。もうこれが海外では一般的になっているのですけど、なかなか日本ではそれがまだ進まない。そこを何とかして壁をこじあけていきたいなと思っています。よろしくお願いします。

(大原委員)
横浜国大の都市イノベーション研究院って言っていますけれども、建築学を専門にやっています。
50年ぐらいの歴史の話でしたが、40年ぐらい前に、神奈川県で建築条例を全国初の建築基準法に則った40条に乗っかっているところで、独自に条例を作っているわけですけど、それにバリアフリーの条項を入れるっていうのを大学院の学生時代に関わったのが、県の福祉のまちづくり関連との最初だったかと思います。それから確かにもう40年以上経っています。どれぐらい果たして進んでいるかというのが気になるところなのですけども、私の方はあまりいろんな活動ができてないので、今後もよろしくお願いします。

(鈴木委員)
神奈川県の視覚障害者福祉協会から来ております鈴木と申します。名簿だと13番になるかと思います。
県内には横浜、川崎、相模原も含めて、1万8000人あまりの視覚障害の人たちがいるんですけれども、そういった人たちが暮らしていきやすいような地域社会を目的としていきたいというふうに思います。いろんな情報バリアの関係とかの法律がありますけども、やはり最終的には一人一人の人たちが、どうやってその障害の特性を理解していくというところが重要かと思いますので、そういったところに尽力していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。

(大部委員)
4番の大部さつきと申します。神奈川県手をつなぐ育成会の常任理事をしておりまして、知的障害者の親や支援者の方と一緒にやっている会でございます。
私としては2期目になると思いますけれども、何よりも老若男女皆さんが一緒に活動する中で、心のバリアフリーがなくなってくれればいいかなと思いながら活動しております。
前期でやったバリアフリーフェスタの中で、様々な方とご一緒にキンタロウ連れて歩いたりねこを連れて歩いたりするのがとっても楽しかったなっていう思いがあります。どうぞよろしくお願いいたします。

(小堤委員)
神奈川県バス協会小堤と申します。
バス事業におきましては、新型コロナで大きな打撃を受けましたが、昨今7割8割程度まで回復しております。皆様ご利用いただきましてありがとうございます。
ただ、バス協会は、乗務員不足であったり、燃料価格の高騰ということで、昨年末より横浜市以外では運賃値上げということをさせていただきました。これにつきましてもそういったご理解いただいていただければと存じます。よろしくお願いします。
なお、来月11月11日の土曜日に赤レンガ倉庫の駐車場におきまして、県内のバス事業者車集めまして、バス利用感謝デーというフェスティバルを開催いたします。
いろんな種類のバスが集まって、それからお子さんには制服を着ていただいて写真撮影だとか、そういった催し物やりますので、ぜひ11月11日土曜日、赤レンガまでお越しいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(相原委員)
出席者名簿で1番になります。神奈川県身体障害者連合会の相原と申します。
神奈川県バリアフリー街づくりというので、一番当事者になる団体なので、皆さんの貴重な意見を聞きながら、より良い会議にしていって私も意見を述べたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

(西尾委員)
17番、西尾と申します。私は、日本民営鉄道協会というところに所属しております。我々の組織は、名前の通りでございますけれども、JRさんですとか、横浜市交さんのような公営交通とかJRさんを除く全国の民営鉄道が、すべての民営鉄道ではないんですけども、今72社が加盟しております団体になります。例えば、神奈川県内でありましたら、京浜急行さんですとか相模鉄道さんですとかそういった大手以外にも江ノ島電鉄ですとか、箱根登山鉄道とかっていうところも、我々の加盟会社でございます。バス協会さんの方からもお話ございましたけれども、鉄道事業者もコロナで非常に苦しんでいまして、いまだに回復しない状況でして、その中で特に鉄道は電気をたくさん使うんですが、今電気料金が非常に上がっていまして、政府の補助金というのは、家庭向け電気は補助金が出ているのですけども、いわゆる特定高圧という別の電気には全く補助金はなくて、コロナが開けたと思ったら今電気代で非常に鉄道会社苦しんでいるという状況です。
とはいえそういった中でバリアフリー料金という制度も国の方で出来まして、ホームドアの整備というところも計画的に進めているというところでございますのでぜひよろしくお願いいたします。

(山根委員)
名簿の21番でございます。東日本旅客鉄道の横浜支社の委員の吉田に変わりまして代理の山根でございます。よろしくお願いします。
弊社も、バリアフリーに関する設備面、段差解消でありますとかホームドア整備等ですね、バリアフリートイレの整備等につきまして、まず神奈川県さんはじめ沿線の市町さんの多大なご支援をいただきながら、整備を進めている状況でございます。
また先ほどお話ありました通り本年からバリアフリー料金制度導入ということで、限られた区域でありますけれども、ご利用のお客様のご負担をいただきながら、バリアフリーの整った環境での鉄道をご利用いただけるような駅づくりを進めているところでございます。
ハード面だけではなくて、心のバリアフリーというところで駅の係員、乗務員等の教育にも努めてございます。限られた人員マンパワーの中で進めているところございましてなかなかご満足いただけるレベルにならないところもご意見あろうかと思いますが、ご意見いただきながらより良いサービス作っていければと思います。よろしくお願いいたします。

(畠委員)
18番になります。神奈川県の建築士会から参りました畠と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
私はこの会議初めて参加をいたしますので、なかなか勝手がわかりませんけれども、どうぞよろしくお願いをいたします。
建築士の会合なんですけど、建築士というのは、全員が建物の設計をしているわけではございません。非常に幅広い業種にわたっております。そういう意味で、この会議に多様な広がりがあるという意味で、いろいろお役に立てる面もあるのかなというふうに思って委員も務めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)
皆様ありがとうございました。この2年間、この皆様でよろしくお願いします。
続きまして、議事に入らせていただきます。最初に議題の1でございますけれども、今回は第7期県民会議の初回になりますので、座長と副座長を選任する必要があります。選任までの間は引き続き、事務局の方で進行を務めますので、よろしくお願いします。では、まず座長の選任になりますけれども、当会議の設置要綱第4条の規定に基づきまして、座長については、委員の互選により選任することとされております。どなたかご推薦をいただければと存じますけれどもいかがでしょうか。

(鈴木委員)
大原先生にお願いしたいと思いますが皆さんいかがでしょうか。

(事務局)
それでは皆様からも拍手でご承認いただきましたので、大原委員にご就任をいただきたいと思います。恐れ入りますが大原委員、座長席にご移動をお願いします。
続きまして副座長の選任でございます。要綱の規定に基づきまして、副座長は座長の指名した者をもって充てることとされておりますので、大原座長からご指名お願いします。

(大原座長)
私からは、建築士会からいつもお願いをしているということで、畠委員にお願いできればと思っています。

(事務局)
ありがとうございます。それでは畠委員にご就任いただきたいと存じます。恐れ入りますが、副座長席にご移動をお願いします。
それでは大原座長を畠副座長から一言ずつご挨拶をお願いします。

(大原座長)
大原です。それでは今期の県民会議よろしくお願いしたいと思います。私自身は先ほど言いましたように、細く長く神奈川県のこのバリアフリーのまちづくりに関わらせていただいていますけど、とにかく何か新しいことを、神奈川県が全国に先駆けてやっていくという姿勢は保ちたいと思っていますし、いろいろな新しい試みをぜひ積極的に皆さんからも提案いただいてやっていければいいなというふうに思っています。
新しい試みでさっきの砂時計という提案したのは私だったんですけど。しかし、あまりうまくいってなくて、しかも私がまずそれを破ってしまったというかですね。そういう小さな新しい試みをいろいろ取り入れて、実際のこのバリアフリーの街づくりには、ぜひ皆さんからもいろんな提案を出していただいて作り上げていければいいなというふうに思っています。
私自身いろいろな活動しているわけではないので、皆さんの意見を聞きながら、その気にさせるというかですね、やっていただくのは皆さんというような形での場づくりに尽力したいと思っています。これからもよろしくお願いします。

(畠委員)
ご指名によりまして、副座長ということになりました。神奈川県建築士会の畠でございます。改めてよろしくお願いいたします。
先ほども申しましたように、建築士というのは非常に多様な職域に広がりを持っております。そういう意味で、私は建築士会の中で建築スキル貢献委員会という委員会を持っております。
何をやっているのかわからないと思いますけれども、私どもの委員会の傘下に福祉部会という部会と、子供と大人の部会という二つの部会を持っておりますので、この会議に呼ばれたというか、出てきたのかなというふうに思っております。
ということで、これからいろんな議題、議論が始まると思いますけれども、そういう意味で、建築士としてお役に立てることがあるかどうかという視点で、参加をしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いをいたします。

(事務局)
ありがとうございました。それではここからの進行は大原座長にお願いいたします。

(大原座長)
はい。それでは改めてよろしくお願いします。
議事に入る前に一つお諮りしたいことということで、先ほど事務局の名簿でのご説明の時に本日代理出席の方が1名いらっしゃいますけれども、委員ご本人の代理ですので、発言権は付与したいと思います。特にご異議はないでしょうか。
ご異議ないようですので代理出席の方に発言権を付与するということで対応します。それではよろしくお願いします。
議事ですけれども、1は終わったということで、2番で協議、3番が報告事項ということになるかと思います。
それでは議題2の第7期県民会議という一つ目の議題これも報告に近いのかもしれません。第7期目今日初回ですので、まずは前期の県民会議の活動状況とか先ほど少しご紹介ありましたけれども、資料1で説明をお願いしたいと思います、事務局よろしくお願いします。

(事務局より資料の説明)

(大原座長)
はい。ありがとうございます。
この後バリアフリーフェスタについてとかリーフレットの活用については、また説明がありますので、その時にご議論いただくと思いますが、今ご説明のありました全体の大まかな方向性ということですけれども、これについてはご意見ご質問お願いしたいと思います。

(鈴木委員)
視覚障害者協会の鈴木です。この数字の2のところの黒丸の三つ目のところに出てきますバリアフリー教育っていう言葉があるのですけれども、ここの対象としてはどこを指しているのか。
いわゆる教育だから小中高などが対象なのか、それとも一般の商店だったり、企業だったりそういったところも含めての教育なのかというところはもう一度確認させていただきたいのですが。
理由は、いまだに飲食店で盲導犬の拒否事例が出てきます。なので、当然小中高はやるんでしょうけど、その辺の飲食店だったりそういったところを含めてだといいと思うのですが、どうでしょうか。

(事務局)
鈴木委員ありがとうございます。
こちらのバリアフリー教育の充実というところについては、前期からもお話をしていたかと思うのですけれども、おっしゃるように学校の児童生徒さんももちろんですが、地域の児童生徒以外の皆様に対しても広げていこうという話をしていたと思います。
地域の小さい商店街であるとか、あるいは地区社協等を通して、地元の自治会の皆様であるとか、そういったところにもこの活動を届けていきたいというふうに思っております。
どういうアプローチが一番よいか、どういった団体に働きかけていくかなど、そういったことも含めて今期ご議論、検討していければと思っています。よろしくお願いします。

(鈴木委員)
同じくバリアフリー教育のところなのですが、声かけというのが結構最近皆さんやってくださっておりまして、昨年、あるテレビ番組がありまして、そのテレビを見た人だと思われる方たちからの声掛けがものすごく多かったんです。
なので、そのような番組をもっとやってほしいとどこかに言うのはどうなんでしょうかと思うのですけど。そういう番組を活用して、バリアフリーな考え方を広めていくのも大事なのかなというふうに思うのですが。

(大原座長)
はい。ありがとうございます。
それでは今のようなご意見、教育ということですけど、もう少し枠広げて教育普及啓発、広報というようなところで、広く一般の県民全体に渡っていくようなですね。
そういう取り組みに広げていったらいいんじゃないかなというふうに思います。

(猿渡委員)
県自立生活支援センターの猿渡です。キルクといいます。
うちのセンターでは日曜日もやったのですが、障害の理解促進事業っていうのを県の委託でやらせてもらって、その商店とか企業さんとかいろんなところに行って、障害の話とか今回は日曜日に11月4日のバリアフリーフェスタの件とマップの件を頼んで、とも生きボランティアの受講生の方たちにも配って私が話をしたっていう部分でもあります。そういうところと、僕が相当関わっている共生推進本部室の方でも今回先週の水曜日に、川崎北高校において、心のバリアフリーというか主にインクルーシブ教育について、そういう話で70件ぐらい来て、Siriとか使って回答したんですけれども。
そういう地区社協でもそれぞれ、相模原市でもいろいろと私がいた時はやっていました。例えばキルクとか、共生推進本部室だとか、地域福祉課とか社協がやっぱり連携をとってどのような形でともに生きる社会かながわ憲章を進めていくのかっていうことと、それも含めてやっぱりインクルーシブ教育だけではうまくいかないし、JAさんなんかもいろいろ取り組んでいたりしますけれども、まだまだやっぱり難しいところも多いと思うんです。
このリーフレットも含めてですが、せっかく中野先生が今日は来られてないんですけど、UDフォントに関わっておられるので、UDフォントで例えば印刷をして、皆さんがわかりやすくするとか、課の縦割りじゃなくて横の繋がりでどういうふうに神奈川県としてやっていくのかっていうのを今後やっぱり考えて欲しいなと思います。

(大原座長)
はい。ありがとうございました。事務局の方ではどうですか。

(事務局)
いただいたご意見も踏まえながらやっていきたいというところになるんですけれども、今までも障害福祉課であるとか、或いは共生推進本部室といったところとは、スポットで連携はしているんですけれども、今お話を聞く中で、理解促進事業の関係や、共生きボランティアの受講生の方にバリアフリーフェスタのチラシ等ありがとうございます。
そういった、一つ一つの細かい部分や大きな事業など、色々なものがあるので、もっと私たちも連携を進めていかないといけないと改めて思いましたので、努力していきたいと思います。ありがとうございます。

(河原委員)
神奈川県聴覚障害者協会の河原と申します。
先日の日曜日に、県のビッグレスキュー、災害訓練というものがありました。そこに参加をいたしましたが、他の障害者の団体の方々は全くこられていませんでした。
以前にもお話を出したかと思いますけれども、災害の時のバリアフリーも正式に考えていただきたいなというふうに思っております。
それにつきましても今後話をして、何か提案ができればいいかなというふうに思っております。

(大原座長)
はい、ありがとうございます。

(事務局)
災害の時のバリアフリーにつきましては、これまでバリアフリー条例の見直し検討会議を実施する中でもご意見をいただいたところでありまして、消防の部局等との話をその時したと思うんですけれども、今のお話も聞きまして、改めて伝えていきたいと思います。働きかけができるように検討したいと思います。

(関根委員)
これまでいろいろな自治体さんの政策提言をいろんな知事さんと一緒に作ってきているんですけれども、例えばおもてなしに関しては、京都府さんで、小売店、旅館、一般のお店で、多様な人をどうやって受入れるかというおもてなしガイドを作りまして、これを全国にオンラインで配布しています。
あと、避難に災害に関しても、福祉避難所の作り方を作りまして、これもネットで取れるようになっています。その中でも、防災訓練の時には必ず障害者団体要援護者を入れて行うことっていうふうに確かルール化していたと思います。そういったことを交通事業者さんも一緒になってやっていただけるといいのかなと思います。
バリアフリー教育についてなんですけど、どっちかというと、ユニバーサルデザイン研修だと思うんですね。そういった意味では、県庁内の職員研修、事業者さんに対する職員研修っていうのも本来この中に入れて、建築士の方たちに対するユニバーサルデザイン研修、交通事業者さんへのユニバーサルデザイン研修、そういうものをやっていきましょうというふうに書いていただいた方がいいのかなと思います。
今の書き方ですと、小中学生に心のバリアフリー教育をしましょうというところにとどまってしまう気もしますので、もう少し幅を広げて、行政職員や事業者の方たちに、きちんと多様な人へのサポートやサービスをどうするかっていう、そういう研修をしていきましょうっていうふうに追加していただけるともう少し幅が広がってくると思います。
ちなみに同志社大学では、毎年春には、障害学生が1割ぐらい入ってきますので、必ず先生方は年初に研修会を開きます。ですから自分のところの学生に聞こえない人、発達障害、見えない人、車椅子電動の人が来たときに、どうやって一緒に授業を受けてもらうかということを先生方が必ず毎年勉強会を開きます。
そういうことを本当は、行政職員の皆さんや事業者の皆さんも、年に1回そういう研修をされると、そのあとのいろんなものづくりが、そして政策づくり、サービスづくりが変わってくるのかなと思いますので、ぜひこういった研修を進めましょうというふうに書いていただけるととても嬉しいです。よろしくお願いします。

(猿渡委員)
まちづくりセンターと昨年も3回やらせていただいたんですけども、建築士の方とか宅建さんとか、そういう方たちが横浜、川崎、3回やらせていただいたんです。そこで多言語とかいろんな障害とか、そういうふうな人たちの意見を聞いて、自立支援協議会とかの中でも居住支援とかはありますけれども、障害を持っている方が不動産屋に行くと、断られることが本当に多いです。
そういうふうなことも含めていろんな障害の理解っていうことやっているんですけども、政令市も含めて、それぞれの自治体が、高齢者も増えてくるし、URなんかだと今、リノベーションとかやっていますよね。なので、そういうふうなところも含めて、どういうふうな方が住んだらいいのかとか、建築士さんでも、簡単な改造で住めるよってことを知らないので。うちなんかも改造しているのですけれども。
そういうふうなことも含めて県庁が重要文化財っていうことで、私たち新庁舎通っていくんですけど。新庁舎に関しても、県議会と神奈川県庁としか書いてないので、知っている人に関しては新庁舎わかるんですけども、新庁舎を知らない方が多いんですよね。
それをずっと言い続けているんですが。例えばユニバーサルデザインとか、UDフォントで作るとか、ピクトグラムを作るとかもっとわかりやすいでもやっていましたけど。県の庁舎がどこにあるのかみたいな組織図とかだけじゃなくて、わかりやすい線の引き方であったり、そういうところも含めてわかりやすい県庁を作っていただけるといいのかなっていうのと、職員の方がわかってないとその自治体には話できないので、それは職員研修として大原さんやいろいろ皆さん言っていますけど。部長級とか課長級とか、仕事を普段されている主事さんの方たちは、一緒に作っていくってことは必要だと思うので、そういう取り組みを一緒にやってもらえたらありがたいです。以上です。

(大原座長)
はい、ありがとうございました。

(事務局)
ご意見ありがとうございます。県民会議として直接やっていくこと、いけることですとか、県の関係する部署ですでに取り組んでいるもの等もあるので、そういったことについては、そちらの方に私たちの方からしっかり伝えて、それをさらに発展できるように、それでその時に、ぜひ当事者の意見も聞いていただければということで県民会議の紹介をさせていただくと良いかなというふうに思ったものもありまして話を聞いていました。
例えば新庁舎の案内表示や、そういったところのピクトグラム、ユニバーサルデザインフォントなどについては、庁舎管理課というところもあるので、しっかり伝えていきたい。
あと職員研修とか事業者向けの研修については、今、県の障害福祉課というところを中心として、実際に実施をしている部分もありますので、今日の議論を踏まえて伝えて、広げられることができるかどうか働きかけしながら、広がりを意識して連携してやっていきたいと思います。

(大原座長)
ありがとうございます。
また後で、特にその普及の仕方やなんかに関して後でそのリーフレットの話もありますし、また引き継いでいろいろなことを提案していただければと思います。

<休憩>

(大原座長)
今日の協議があと2項目、それから報告が3点ありますということで、次々いきたいと思います。
それでは次はバリアフリーフェスタかながわについて、これももう準備がだいぶ進んでもう近々になってきていますので、報告を簡単にしていただくということでしょうか。お願いします。

(事務局より資料の説明)

(大原座長)
はい。説明ありがとうございました。何か補足的にとかご質問とかありますか。

(猿渡委員)
以前見に行った時に、ちょっと複雑な出入り仕方っていうのをよく地域福祉課の方がまとめてくれたなと思うんですけど、地下2階に車椅子体験コーナーがあって9階に
という分け方はすごくいいと思うんです。
でも以前から和久井さんとか僕とか関根さんとかが言っている、他のうちの事業に携わってもらっている河原さんとかもそうですけども。障害当事者のそれぞれのセッションみたいなものができるといいんじゃないのかなっていうのは以前から言っているんですけど。和久井さんとか難病の人とかいろんな方がいるってことを知ってもらうっていうのと、被災地体験とか、そのダンスとかっていうのは、結構日テレとかでもやっているので、わかると思うんですけど。
介護フェアで芸能人さんとかいろんな方を呼んで介護の大変さを話してもらうんだったら、こっちは障害当事者でどんな未来が見えたらいいのかとか、実際これをやって自分が将来障害を持ったりとか不自由になったときに、どんな生活ができるだろうっていうことも含めてやっぱりバリアフリーフェスタはやって欲しいですよね。来年の記録として必ず入れて欲しいですけど。
そうすると、障害の違いだけじゃなくてみんなそれぞれ工夫して生活しているから、地域に住んでいる人と同じだという。みんな知らないから偏見とか差別が起こるわけであって、それをやっぱり少なくするためには、この中で、みんなでシンポジウムみたいなミニシンポジウムでもいいんですけどやって、こんな社会になったらいいよねっていうのが多分この県民会議でもそうですし、バリアフリーフェスタでこういう体験をするってことも繋がっていると思うんですよ。なので、ぜひ来年あたりにこのようなセッションをやってもらって、みんなが集える場所があるとわかりやすいんじゃないのかなって。
学校のモニタリングとかもやっていますけど、自分たちが行って、楽しいなとかで終わるんじゃなくて、自分たちから発信していくってことも大事なので、そういう経験を色々な方にやってもらうためには、かなチャンTVだとか、県のたよりに大きく共生が「ともに生きるかながわ憲章」のことを載せているじゃないですか。あんな感じで地域福祉課でもバリアフリーフェスタ・介護フェアをやりますっていうのを載せられるといいのかなと思います。

(事務局)
猿渡さんありがとうございます。
ステージのイベントについては、当事者の皆様のセッションであるとか、盲導犬の話であるとか、ユニバーサルデザインの対談はどうかという形でいくつか今回アイディアがあった中で、今年度については、「ユニバーサルデザインと文字」という対談をやっていきましょうということになったわけですけれども、また来年度に向けて、今おっしゃったようなことご趣旨は本当に最もだと思いますので、来年度の何をやりますかというのを決める実行委員会があるので、そこで私たちも色々いただいた提案を出してきますけど、またご提案いただいて、皆で決めていければと思います。

(大原座長)
ご提案ありがとうございます。ぜひ取り込んで、もう今年はもうほぼ決まっていますけれども、次年度以降、いろいろな参考にできるといいなと思います。
今年のことに関してはもうすぐですので、皆さんぜひご参加ください。お願いいたします。
次の議題、リーフレットの活用についてということですね。正式には資料3で県民会議からの提案概要案というリーフレットなんですけど、これをいろんな形で先ほどから出ている教育だとか、啓発普及、研修等に活用していきたいということです。
これについて事務局からまず説明をお願いします。

(事務局より資料の説明)

(大原座長)
それではまず、もともとこれはこの県民会議で最初の案の時に結構大きなだめ出しを受けましてですね。こんなものじゃ将来性というかですねこれから使っていくのにちょっとふさわしくないっていうようなところから、急遽皆さんのすごいエネルギーを使ったご協力いただきまして、編集され作られたという試みです。参加していただいた委員の方、頭をひねっていろんな知恵をここに投入されたと思うんです。
今のところこういう形でできてきましたけれども、これをいよいよ活用するという段階で、さらにいろんなアイディアが必要かと思いますので、そのあたりで何かご意見とかありましたら。

(鈴木委員)
一番最後のSNSの活用のところ、(4)番でしたかね。
そこのところはどしどしやっていって欲しいなと思っています。というのは、ホームページは相手が見に来ないといけないのですが、SNSのようにどんどん配信をされてくるものは結構有効かなっていうのが1点と、それから最近の小学校中学校高等学校の保護者への連絡は、ラインだったり、メールだったりしているんですね。
ですので、県の教育委員会等を通じて各市町村の学校に行って学校からその保護者に向けて、これお金かかりませんのですごく有効だと思います。そういうルートも作られてはと思います。

(大原座長)
はい、ありがとうございました。他いかがでしょうか。
もう少し時間あるので、横浜市から少しお話聞いてもいいですかね。
横浜市でもちょうど普及リーフレットみたいなものを特に子供向けというような形で今検討されているということで、ちょっと話題提供していただいてもいいですか。

(横浜市)
横浜市健康福祉局福祉保健課の担当係長しております田邉と申します。よろしくお願いいたします。
神奈川県さんのこちらのリーフレット拝見させていただいているところでございますが、横浜市でも小学校4年生で福祉教育が始まるということで、小学4年生をターゲットにしたリーフレットを今までも15、6年ぐらい前にも作っていたのですが、「個人」に焦点が当たってしまったものになっているため、「社会モデル」を伝えていくっていう意味でも事象に着目した形で、まちのなかのイラストをバリアフリーになっている場面、バリアのある場面、バリアフリーになっているけど心ない使い方をされている場面を絵に散りばめ、横浜市の福祉のまちづくり推進会議の小委員会の委員さんと交えながら話をしているところでございます。
あわせまして教育委員会にもその内容を見てもらいながら、直して進めているところでございます。
本当は完成版をお示しできればよかったのですが、まだちょっと手直し中ということもございまして、でき上がった際には、皆様にもお見せできるといいかなと考えております。

(大原座長)
ありがとうございます。そういう形で、後から出てくるものがさらに多くなっていきますので、我々もこのパンフレット、早いところもっと活用の場を広げてもらって、まず、神奈川で広げていきたいと思っています。
今言われた横浜市で取り組まれているように、学校教育との教育委員会との関わりとかですねその辺りは結構重要かなというふうには思っています。
このあたりでご意見とかご提案とかお願いできればと思いますが。

(河原委員)
以前にもお話をさせていただきました通り、紙を読むということだけではなく、何か動画を作って発信をしていくことはどうかという意見を前も申し上げたと思います。
そのあたりはどのようにお考えでいらっしゃるのかお聞きしたいと思います。以上です。

(事務局)
河原さん、前回ご提案をいただいていたのに今日説明していなくてすみません。
動画の案はとてもいいと思うんですけれども、動画を作る費用がかなりかさむ関係がありまして、今の時点ではちょっと作るのが難しいという状況があります。

(大原座長)
はい。でも機会は見つけたいと、作ることに関しては。

(河原委員)
本物の人が出るということではなく、簡単にアニメであるとか、そんな綺麗じゃなくてもいいので、アニメ、紙芝居のようなイメージで作れば紙を読むよりは興味を持って見ていただけるのではないかなと私個人的には思っております。

(事務局)
いろいろなやり方があるのかなと思うので、引き続き確認して検討したいと思います。

(猿渡委員)
例えば、今ちょっと検索したのですけれども、県の地域福祉課のX(ツイッター)がはっきり出てこないんですよね。
共生推進本部室に関しては、先週の川崎北高校と、県の3階の大会議場でやった件で2回も知事のことで載っていますが、かなチャンTVをうまく使うっていう方法、例えばかなチャンTVでともに生きる神奈川憲章のわかりやすい版ができましたってことやったんですよ。
例えば今回のフェスタみたいなこととか、皆さんよくわからない障害の社会モデルっていうところを今後足していった方がいいのかなっていうところはあると思うので、そういうところもやらないと、今まで個人モデルで障害モデルでした。だけど社会モデルになりましたっていうのがわかりにくいので、社会モデルっていうのは何っていうことを、もっとわかりやすく書くっていうのは大事かなと思います。

(事務局)
ありがとうございます。いろんな媒体を使っていきたいと思います。

(和久井委員)
私は、バリアフリーフェスタにしても、神奈川県で行うのに、横浜市とか川崎市とか相模原市っていうのが参加しないこともすごく不思議に思うし、このリーフレットにしても、神奈川県でも作っているし横浜市でも作っています。きっと他の自治体でも作っているのかなと思うんですよ。
同じことをして、皆さん苦労をしている。で、先ほど言ったように予算がない。
そういうふうに思うと、一つのものを作って、それを共有して、さらに独特に何かプラスアルファをするみたいな形で、何かを地域独自みたいなものにしていけばいいんじゃないかなって単純に思ったんです。

(大原座長)
いかがですか何か答えられることとか、むしろそれはどこかにこう言いたいみたいなことでも構いませんけれど。

(地域福祉課長)
確かに多くのことで共通することがありますので、そういったところを共通のものを作ってという発想は基本的にないことはないと思うんですが、それぞれ細かいところになってくると、力の入れる部分、例えば県で言えば当事者目線の条例を作ったとか、とも生きとか憲章というようなところを、打ち出していこうとなると、どうしてもそれぞれの自治体で考えがありますので、なかなかそういうところで、揃わなくなってくるっていうのはあるのかなとは思いますが、考え方として効率的なお金の使い方っていうところで非常に重要な視点だと思いますので、基本的な部分っていうのは、一緒にできる部分があればいいとは思います。ありがとうございます。

(大原座長)
実際利用する側としては、みんなが協議して作った完成版みたいなものが求められているというか欲しがっていることだと思いますので、そういう形になればいいんですけど、とりあえず今あるものをここではうまい具合に活用していくという方法を考えていくということかなと思います。
今後はできるだけそういうような連携を図っていくということも一つの課題だろうと思います。

(和久井委員)
リーフレットの件はそういうことで、基本となるベースは、どの地域だって同じだとは思うんです。当事者っていうかこの市民とかに側に対しては、どんなリーフレットでもベースお持ちで、それに派生して地域の特性を出せばいいという、そこはもうちょっと置いといて。
バリアフリーフェスタとかはどうなんですか。何か神奈川県の中でやるのに、一緒にやるっていうのも、結局そこも予算の兼ね合いというのもあるし、県内の自治体が一緒にやればもっと盛り上がるし、県の広報にバリアフリーフェスタの紹介が出ていたけど、ほんの少しで、誰も見つけられないような感じだった。
もっと多くの人に見てもらうにはいろんな団体が増えればもっと楽しくなるし、横浜市とか相模原市とか川崎市とか、違う市とかでもいいけど、もっと何か協力し合えないのかと思います。
今日の会議もこれだけ教育が大切って言っているのに教育関係の課は入ってきてないし、猿渡さんが言っていた通り横の繋がりの連携が全く取れてなくて、あちこちで独自にいろんなことをしてその繋がりがないみたいなのがすごくもったいないなって思っている感じです。
バリアフリーフェスタも横浜市は参加しないんですかね。

(事務局)
ありがとうございます。
まずバリアフリーフェスタに関しては、和久井さんもご承知かと思うんですけど、今年、茅ヶ崎市さんが入ってきてくれて、ブースも出していただけることになっています。もちろん、毎年各市町村さんの方にはバリアフリーフェスタの周知っていうのはしていたのですけど、今のお話を聞いて、茅ヶ崎さんも話の中で入ってきてくれたっていうところもありますので、来年度とかに向けてやっていくときには、他の市町村さんにも、声掛けをしながら、ブースを出していただけるところがあれば本当にそれはとてもいいことでもあるし、逆に周知とかも、それこそ市の広報とかにも、載せていただけて広がっていくっていうところもあると思うのでそこはやっていきたいなというふうに思っています。
それから、各課との連携が取れていないというご指摘は誠に申し訳ないところでありますけれども。ただ、実際に私どもはここでいただいた意見はしっかり伝えていますし、打ち合わせとかもしたりしているので、この場に来られていないというところはあるんですけど、それをもって何もやってないとご指摘されるのは、少し悲しいというところもあります。
まだまだ十分じゃないというのは本当におっしゃる通りかと思うので、そこは私たちしっかりやっていかなくてはいけないなと思いますので、ご意見を受けとめてやっていきたいと思います。

(大原座長)
ありがとうございました。
あと残りの時間でその他の報告三つありますので、3つざっと説明していただいて、まとめてご意見、ご質問いただくということでよろしいでしょうか。

(事務局より資料の説明)

(大原座長)
急いで説明いただきありがとうございました。何か質問とか。

(関根委員)
2点あります。パーキングパーミット、神奈川県までやってなかったんですね。私、佐賀も岩手も京都も全部これの策定に関わっていたんで、まさかっていう感じだったんですけど、近隣のことを考えるともうこれ今更っていう感じなのでぜひ入れてください。日本では信じられないかもしれませんけど、他の国では、障害者用駐車場に違法に駐車すると、目の玉が飛び出るような罰金を取られます。パーミットの違法利用も罰金を取られます。それくらい、他の国では人権侵害として、もう絶対に守らなきゃいけないルールなんですね。残念ながら日本ではこういう法律がないので、罰金取れませんけれども。せめてパーキングパーミット入れようということで佐賀で入れてから、ずっといろんなところで、何が問題だったか、どういうふうにすればちゃんと周知できるかということもずっとやっていますから、その部分で何かあれば進めていただければと思います。
もう1個ユニバーサルシート非常にいいことなんですけれども、今、問題になっているのは、LGBTQの方のオールジェンダートイレの問題なんですね。ですから、例えば海外の空港なんかでは、障害者トイレっていうふうにはもうほとんど書いてなく、オールジェンダーとして使っています。異性介助をどうするかという問題、おじいちゃまが、おばあちゃまの車椅子を押して入ってきた時になんていうケースがありますので。
ぜひそういった意味ではユニバーサルシートをふやしていただきたいと思うんですけれども、その前のところにあった機能分散をどうするかという問題とものすごく密接に関連するので、このところは慎重にいろいろ進められた方がいいかなと思います。
というわけで、進めていただいていることは大変ウェルカムですので、ぜひ頑張って欲しいと思います。

(大原座長)
他にいかがでしょうか。

(猿渡委員)
パーキングパーミットについては、さっき関根さんが言われたような感じで、本当に当たり前になきゃいけないものだと思っているんです。僕らはやっぱりその介助を要するわけですから。僕も車運転しますけれども、普通に停められても降りられないってこといっぱいあったりするので多く増やして欲しいです。
特に官公庁が少ないので、そういうところを見て欲しいということと、ユニバーサルシートの件なんですけども、あることは賛成です。東洋大学の河内先生などを呼んで、僕もTOTOとか色々な所に行くんですけれども、多機能便所のあり方とか、僕ら車椅子使用者は、入口のところにユニバーサルシートの大きいのがあると入れないんです。ベビーシートもそうですけれども、皆さん急いでいるんで畳まないまま出られて、1人で入れなかったりすることすごく多いんですよ。そういう注意書きとかも駅とかにしてくださいってことは言っています。例えば2人介助とかの必要な方だと、便器が、まっすぐだと難しいので斜めに入れて欲しいところもあるんですよね。
重度の方も最近増えていますから、そういうことも含めて大原先生とかもいますし、河内先生なんかも専門家でいろいろやっているので、先生とかに話をしてもらって、そういうところで考えていくってことが一つかなっていうことと、鏡とかもそうですけれども。僕もおむつ使っているんですけれども、県庁の本庁舎にごみ箱がついたじゃないですか。おむつを取り換える用の。あれはすごく嬉しいんですよね。サニタリー用のものがついたりとかっていうのはありがたいので、そういうふうなところをもっと周知してもらって、そこしか使えない人たちいっぱいいるんですよね。なので、そういうところの周知も含めて、今後みんなで話し合っていく必要があるかなと思います。

(大原座長)
はい、ありがとうございました。
細かくいろいろ検討することありますけれども、いくつかご指摘いただいたことを含めて考えていければいいかなと思います。
ではちょっと時間も過ぎて来ましたので、また何か気になったこと、思いついたことがありましたら事務局の方にお知らせいただくというようなことでお願いしたいと思います。

(河原委員)
確認したいことがあります。整備基準の見直しということですね。
パブリックコメントはもう始まったんでしょうか。いつからやる予定なんでしょうか。それからもう1点、ユニバーサルシートのことです。整備基準の中に入る予定はあるんでしょうか。

(事務局)
パブリックコメントは、これから実施する予定でまだやっていないです。今のところ10月末ぐらいから始まる予定でいます。また皆様にもお知らせをいたします。お願いします。
それからユニバーサルシートにつきましては、今回資料に記載しましたが、整備基準の方にも、新たに載せていく予定ということでそこも含めてパブリックコメントを行う予定としています。よろしくお願いします。

(大原座長)
はい。ありがとうございます。
毎回時間を超過してしまいまして、申し訳ありませんでした。せっかく最初の一言の時間制限を皆さん守っていただいたんですが、最終的にはちょっと超過してしまいました。まだ議論し尽くせてない部分もあったかもしれませんけれども、そういう形でまた適宜事務局の方にご意見等をお寄せいただければと思います。
それでは今日はこれで審議内容はおしまいということでよろしいでしょうか。

(事務局)
皆様本当に今日はご多忙の中ご出席いただき、またご議論をいただきましてありがとうございました。
それではこれをもちまして第24回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を閉会いたします。どうもありがとうございました。

 

会議資料

資料1 第7期県民会議の活動について(ワード:27KB)

資料2 バリアフリーフェスタかながわについて(ワード:34KB)

参考資料2-1 バリアフリーフェスタ2023チラシ(PDF:1,156KB)

資料3 概要版リーフレットの活用について(ワード:23KB)

参考資料3-1 県民会議提案概要版リーフレット(PDF:1,230KB)

報告資料1 パーキング・パーミット制度について(PDF:1,394KB)

報告資料2 みんなのバリアフリー街づくり条例施行規則整備基準等の見直し(規則改正)について(ワード:111KB)

報告資料3 ユニバーサルシートの設置推進について(PDF:543KB)

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部地域福祉課です。