INTERVIEW

INTERVIEW転職者インタビュー

民間企業等の経験を活かして活躍している職員に、
仕事の魅力や民間企業との違いなどを語ってもらいました。

椿 隆志

CASE 01

CHANGED from 金融機関(営業)

椿 隆志

産業労働局
産業部企業誘致・国際ビジネス課
主任主事

2022年入庁
中途採用(行政)
(キャリアフリー)

※2023年現在

業務内容

企業誘致・国際ビジネス課企業誘致グループに所属。企業誘致施策によって、県外・国外から企業を誘致し、県内企業に再投資を促すことで、県内経済の活性化と雇用の創出を図る業務に従事しています。市町村の担当者と連携し、県内に進出や再投資を検討している企業に神奈川県への立地メリット等をプロモーションし、立地を支援しています。

業務の魅力

県内経済の活性化と雇用の創出を図るため、企業の立地を支援するという、スケールの大きな業務であることが最大の魅力です。また、企業との打合せで工場や研究所を見学させていただくこともありますので、毎回非常に勉強になります。企業誘致・国際ビジネス課は私以外にも民間経験のある職員が複数名在籍しています。先輩職員の方々に誘致施策のことを相談することは度々ありますが、反対に入庁間もない私であっても、前職の経験から意見を求められることもあるなど、全体で協力して企業の立地支援に取り組んでいます。

業務でやりがいを感じた瞬間

「かながわグランドデザイン」第3期実施計画において目標としていた企業立地支援件数を達成したことです。歴代の担当者が立地支援実績を地道に積み重ね、一丸となって達成できました。
このことで、私自身も県内経済の活性化と雇用の創出に少しでも携わることができ、やりがいを感じました。

民間企業と神奈川県庁の違いは?

私は前職で地域金融機関に勤務し、法人をメインに、融資等の金融サービスによる企業支援を提供することを主な業務としていました。担当する個々の企業のため、経営に必要な金融サービスを提案し、お取引いただいていました。一方、神奈川県での業務は、魅力あふれる神奈川県を実現するため、誘致施策によって立地企業を支援し、県内経済の活性化と雇用の創出を図るというものです。同じ企業支援でも神奈川県の業務は個のためではなく、県全体のためである点が、民間企業と神奈川県の仕事内容の違いだと思います。

これから目指したい姿は?

今後も神奈川県の魅力や立地ポテンシャル、支援制度を立地検討企業にプロモーションしていくことで、より多くの企業に神奈川県を選んでいただき、少しでも神奈川県のプレゼンス向上の役に立ちたいと思います。また、現在の業務に限らず、今後どのような配属先でも、県の担当者が椿さんでよかったといっていただける職員となれるよう研さんを続けたいです。

県職員として働く魅力とは?

県には多くの部署や課があり、事業も多岐にわたります。今後、どのような業務を担当したとしても、大好きな神奈川県がよりよくなるための役に立っているということが県職員として働く魅力だと思います。

達﨑 理史

CASE 02

CHANGED from IT企業(エンジニア)

達﨑 理史

産業労働局中小企業部
中小企業支援課 主査

2012年入庁
I種 行政

※2023年現在

キャリア

2012年
入庁
情報企画課 主事
2016年
住宅営繕事務所県営住宅部入居管理課
2018年
株式会社横浜銀行バンコク駐在員派遣
2020年
企業誘致・国際ビジネス課 主任主事
2022年
中小企業支援課(2023年より主査)

業務内容

担当業務の中で大きな柱となっているのは、県内中小企業の事業承継支援です。経営者の高齢化が進み、事業承継は喫緊の課題となっています。これに取り組む県内中小企業を支援するため、補助制度の設計・運用や、各種支援機関(公的機関、金融機関、士業団体等)との連携推進などにあたっています。

業務の魅力

業務では、様々な業界、立場の方とお会いする機会があり、貴重なお話を伺えるのが、魅力の一つだと思います。職場は、困りごとがあっても皆でフォローして助け合うチームワークがあると感じます。

業務でやりがいを感じた瞬間

事業承継に係る補助制度の見直しを短期間で行った際は大変でしたが、その後利用者から「とても助かりました!」「使いやすくて良いですね」といったお声をいただき、嬉しかったです。
また、神奈川県キャッシュレス・消費喚起事業「かながわPay」では、前職の知見も活かし、システム面を中心に企画・運営に取り組みましたが、大きなキャンペーンでしたので、県内経済を盛り上げていく一端を担っている手応えがあって、様々な困難もなんとか乗り越えられました。

民間企業と
神奈川県庁の違いは?

社会情勢が業務に影響することも多く、ニュースがより身近になりました。行政(県)として、多方面から寄せられる期待や厳しいお声も真摯に受け止めながら、広い視野を持って施策を推進していく必要があるところが、民間企業との違いだと思います。

これから目指したい姿は?

事業承継は中長期的な社会課題で、その対応も長い道のりになると思われますが、一担当としては県内中小企業に役立つ施策を着実に推進していきたいと考えています。

県職員として働く魅力とは?

大都会から自然豊かな観光地まで、多様な側面を持つ神奈川県に、様々な角度から関わっていくことができるところ、そして個人的には、幼少時から長年住んでお世話になってきたので、少しでもその役に立てるところが魅力的だと思っています。

巽 章乃

CASE 03

CHANGED from 民間企業(事務)

巽 章乃

健康医療局生活衛生部
生活衛生課 主事

2022年入庁
中途採用(行政)
(キャリアフリー)

※2023年現在

業務内容

食品衛生グループに所属し、主に、食に関わる資格試験の計画から運営まで一連の業務を担当しています。その他、県民の皆様へ食の安全・安心に係る情報提供や普及・啓発を行うための広報等を担当しています。

業務の魅力

行政職として入庁しましたが、所属している生活衛生課は、獣医師や薬剤師等の技術職の職員が多く、より専門的な業務内容も多いことから、貴重な経験が積める職場です。また、周りの先輩職員はとても親切で、困りごとや不明点があった際には、親身に対応してくれます。

業務でやりがいを感じた瞬間

数か月かけて準備してきた試験が適正に実施できたときや、外部の方との関わりも多いため食品業界等の貴重なお話を聞くことができたり、対応についてお褒めの言葉をいただいた際に、やりがいを感じます。

民間企業と神奈川県庁の違いは?

事業を行う主な財源が県民の皆様に納めていただく貴重な税金であることから、民間企業在籍時には、あまり意識していませんでしたが、予算調整や予算執行に関わることについて、より厳格に管理・調整されていることを感じます。業務の成果が「利益」を求めることではないことが大きな違いだと考えます。また、事業内容も多岐にわたり、定期異動もあることから、様々な経験を積むことができ、転職しなくともそれに近いキャリアを積むことができることが違いだと考えています。

これから目指したい姿は?

担当業務の性質上、特に正確性や公平性が求められるため、なかなか柔軟な対応ができないこともありますが、前例踏襲するだけでなく、デジタル化や時代に即した新たな方法ややり方を検討し、業務の見直しや生産性向上を目指したいと考えています。

県職員として働く魅力とは?

どの業務であっても、県民の皆様の生活に直結することであり、責任もありますが、その分、やりがいや貴重な経験ができることだと思います。また、事情に応じてフレキシブルな働き方や休暇がとりやすい風土であり、ワーク・ライフ・バランスを保って働くことができ、女性の管理職やリーダーも多くいるため、女性も長く働くことができることも魅力の1つだと考えます。

中里 光志

CASE 04

CHANGED from 電気機器メーカー(設計)

中里 光志

企業局
相模川発電管理事務所
技術部 保全課 主任技師

2014年入庁
Ⅰ種 電気

※2024年現在

キャリア

2014年
入庁
谷ヶ原浄水場 浄水部 浄水課 技師
2020年
浄水課 技師
2023年
相模川発電管理事務所
技術部 保全課 主任技師

業務内容

業務内容は点検などの保全業務と、工事設計・監督業務の2種類です。保全業務は点検計画を立て各所と調整を行いながら、発電所内の電気機械が正常に動作しているかの確認を行います。工事設計・監督業務では老朽化した電気機械設備を更新し、また故障した箇所があれば修理をする必要があるため、その工事を発注するための資料作りや現場での施工管理が主な業務となります。

業務の魅力

普段入ることができない発電所の内部で動く大型電気機械を直接触れるところが魅力だと思います。他県では点検業務を委託していることも多い中、直営(自分たちで作業すること)での点検を継続しているため、電気の専門知識が豊富な職員が多数在籍し、電気の専門職としての成長が期待できる点も魅力の一つです。

業務でやりがいを感じた瞬間

現在は揚水発電所と呼ばれる、電力会社が保有しているような大型の水力発電所である城山発電所の保全業務を担当しています。公営企業(都道府県が行う発電事業)の中で揚水発電所を保有しているのは神奈川県のみで、設備の大きさに圧倒されるのと同時に、自分が担当した工事が完成し、そのインフラ設備の一部として稼働した瞬間にやりがいを感じます。

民間企業と
神奈川県庁の違いは?

前職は電気機器のメーカーで設計業務を担当していました。回路設計から製造ラインの調整、試作や品質保証の管理など様々な経験ができやりがいが感じられましたが、電気分野でもっと広く世の中の役に立つ仕事がしたいと思い神奈川県を受験しました。神奈川県企業庁は、生活の基盤となる水、電気など、県民の生活を支える様々な幅広いインフラ設備に携わることができます。また県内のみならず県外や国外との連携事業もあり幅広いフィールドで活躍できるのが強みです。

これから目指したい姿は?

水道、発電の職場を経験してきたので、次はダムの職場を目指しています。希望した勤務地はある程度考慮し、自分のキャリアプランに反映してくれている印象です。

県職員として働く魅力とは?

勤務地の選択肢が多く、また様々な専門分野(電気、土木、化学、建築、事務など)の職員と関わるので、広いフィールドで広い知識を得たいという方におすすめします。また、テレワークや拡大時差出勤制度の選択肢が充実しているため、ワーク・ライフ・バランスの自由度が高い職場だと言えます。

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