更新工事を終え、
試験放流が成功した時です。

ダム受配電設備の更新工事を担当したときのことです。当時はダムを所管する部署に初めて配属され、右も左もわからないなか、電気設備の構成やダム操作規程等、懸命に勉強しました。
上司のアドバイスや各所の協力もあり、工事を計画どおり終えることができました。試験放流において、無事にダムゲートが動作し、勢いよく放流される様子を見て、安堵したと同時に達成感を得ることができました。

他職種との連携には
苦労も学びもあります。

建屋屋上の鉄塔に設置していた無線アンテナの更新工事を担当しました。地上高42ｍにも及ぶ無線アンテナを更新するにあたり、工期・安全性・施工性等を勘案し、超大型の高所作業車とラフタークレーンを用いて施工する計画でした。
しかし、作業車の配置箇所付近には埋設配管があり、地耐力に懸念がありました。そこで、土木職の方に相談したところ、図面の提供や、地耐力の検証など技術協力をしていただき、適切な施工計画を立てることができました。
この経験から、他分野の職種の方と協力し、一つの業務を成し遂げるという、連帯感の大切さに気付きました。
私自身も、職務を通じて技術を習得し、将来「頼られる技術者になろう」と思ったきっかけとなりました。